なんとも残念な外務大臣だ。
朝鮮併合は合法的に締結され、当時の世界では国際的に問題ないとされた。何かにつけて力をつけつつある東洋の弱小国家日本を叩きたい欧米列強をして文句のつけようのなかったものだ。それを現在の二国間関係に配慮して「合法的だった」とする政府の公式見解に従わない外務大臣とは、何処の国の外務大臣なのか見識を疑う。
民主党政権の致命的な弱点は自民党政権をその外交姿勢までも含めて無定見に批判してきたため、政権を獲得してもいきなり日本の国益に沿った発言ができないことだ。政党政治家は国際的な関係まで政党間で争うのは国益に反するとして、本来は慎むものだ。そしてむ基本的な政策に関しても政権交代可能な政党間では大して違わないのが原則だ。国家の基本的に部分まて異なるようでは政権交代の度に国政は混乱に陥ることになる。
しかし岡田外務大臣は日韓併合に関て従来の政府見解を是認しなかったようだ。当然、彼こそが国民に「説明責任」を負うことになり、彼を外務大臣に任命した首相の責任も問われなければならない。なぜなら国家として歴史を否定し政府見解を否定するなら政治家以前に日本国民としての存在を問われかねないほど重要なことだからだ。
岡田氏は国民に説明しなければならないし、菅氏も任命権者として説明しなければならないだろう。