米太平洋軍とは。

 米太平洋軍とは米本土の西海岸からアフリカの東海岸までを責任守備範囲とする。当然範囲からいって日本の防衛もその中に入るが、日本の防衛のために存在している軍ではなく、本来は米国本土防衛のために存在しているが偶々役務遂行上日本の防衛も無視できないという程度のものだ。


 


 日本の防衛にも役立つのなら良いかも知れないが、米国が何処を敵国として仮想し、そのためにどのような備えをしているかが問題だ。事実米太平洋軍が軍事作戦を行ったのはベトナムであり湾岸戦争でありイラク進攻であり、今度のアフガン侵攻だ。日本はこれらの作戦に側面からだが支援し続けてきた。米国が払う膨大な戦費を肩代わりしてきた。


 


 日本は何処まで米国の軍事作戦に追従するのだろうか。日米安保条約は日本の防衛に関して取り交わされた条約であって、米国の軍事作戦に全面的に協力するというものでもないだろう。


 米国が世界の警察を以て任じるのは米国の勝手だ。国連決議に基づかない米国の軍事行動は日本が攻撃されていない限り、日本とは無関係というのが現在の日本の立場だ。それが片務的で卑怯だというのなら泉下のマッカーサーにそのような憲法を日本に押し付けた恨み言をいうことだ。


 


 だが日本はそろそろ真剣に自国の防衛は日本人で行う決意を固めなければならない。いずれかは米軍はすべてお引き取り願って、日本の若者が日本の防衛を行うことだ。そのための軍備は自国で開発し、その費用を稼ぐために武器輸出も出来るように法改正を行うべきだ。そして世界で普通の国家として日本が振る舞えるようにしなければ、いつまでたってもまともな外交はできない。先進国はすべて武器輸出大国だ。優秀なモノづくり大国の日本が武器製造に参加していないため、他の先進国はかなりの残念な武器でも輸出できたが、日本が武器輸出国に加わればそうはいかないだろう。


 


 世界で唯一「戦争放棄」という非常識な憲法を米国から押し付けられて日本は骨抜きにされてきたが、60年余も付き合えばそろそろもう良いだろう。憲法改正を目的とした憲法調査会での議論を民主党も始めなければならない。


 この国には「9条の会」という団体があって、この国がいつまでも碌な攻撃兵器を持たないように憲法改正に反対している。それがいかに隣国にとって都合が良く、日本にとっていかに不都合かを考えなければならない。来年には中国は最大の攻撃兵器である航空母艦の建造に入るとされている。日本も後れを取ってはならないし、なぜ日本に航空母艦が必要かと問われれば中国が必要とする文言をそのままバクれば良いだろう。



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