歴史を捏造してはいけない。

 慰安所はあったが「従軍」慰安婦はいなかった。それが事実だ。つまり戦争中当時の日本の法律では売春は違法ではなく、国内各地に遊郭といわれる売春宿があった。商売として軍の宿営する直近で売春宿を営む者がいて、兵の多くが利用した。売春婦も国内の遊郭で稼ぐよりはるかに高額な稼ぎを手にした。つまり戦場での売春行為を日本は公然と認めただけであって、それを勧奨し売春婦を暴力的に掻き集めたわけでもない。仙谷氏などは同じ日本人として先人を貶める愚かしい行為を恥ずべきだ。


 


 当然のこと戦場の近くでは、多くの兵が利用する売春宿の安全を図るため軍人がその周囲を守ることもあった。軍が移動すると売春婦たちもついて移動して商売を継続した。


 こういう「性」の話を汚らわしいもののようにいう人がいるが、兵営地の近くで慰安所を営業するのを禁じなかったため、日本兵衛による現地女性への暴行数は驚異的に少ない。欧米軍の数の方が遥かに多く現地女性への人権蹂躙が平然と行われたのだ。それを慰安所の存在を非難する決議を持ち出した米国議会の欺瞞性には怒りを覚える。


 


 世界ではいまだに売春が禁じられていない国もある。オランダやドイツなどがそうだ。賛否は分かれるものの、日本では昭和31年に赤線の禁止が実施され、それ以後売春行為は法律で禁止されている。


 現在の常識で歴史を評価し判断してはいけない。いまでは世界の常識として植民地の拡大を目指す帝国主義は否定されているが、第二次世界大戦前後まで欧米列強はアジア・アフリカ・南米へと植民地を求めて版図を広げていた。日本は半島と台湾を併合したが欧米型の収奪する「植民地」を持った覚えはない。


 


 さらに歴史をさかのぼれば、欧米人は奴隷としてアフリカ人を捕えて家畜のように売買していた。リンカーンが奴隷解放宣言をする、ほんの明治維新の数年前までそうだったのだ。その当時と現在とでは常識が異なる。だから現在の常識で過去を裁いてはならないのだ。売春婦が存在した当時の常識を現在の感覚で判断してはならない。政治家ならその程度の「常識」は備えているはずだと思うのだが。



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