中国の鳥インフルに注目せよ。

 やがて爆発的に流行するのではないか、と懸念されている新型インフルエンザの前身形として鳥インフルエンザがあって、鳥から人に感染しているウィルスが突然変異を起こして人から人へ感染するようになると爆発的に流行すると予測されている。湖北省で22歳の女性が鳥の死骸に触れていて発病し、死亡したと報じられているが逸早く鳥インフルのウィルスを検査して型を特定する必要がある。


 


 口蹄疫で露呈したような初動対応のまずさを総括しなければ、今後夏以降の流行期を迎えてこの国の防疫体制は大丈夫かと気にかかる。確かに家畜と人とでは対応部署も組織も異なるため、宮崎県で起こった不手際が繰り返されるとは思えないが、都道府県がまず対処すべきと定められているのは同じことだ。それをマスコミがすぐに国の問題だと政権を揺さぶる手段に利用するようでは都道府県の対応能力増強に役立たないだろう。


 


 幸いにして口蹄疫は宮崎県に封じ込めたまま終息したようだが、家畜殺処分20数万頭による被害を蒙った畜産農家への対処もさることながら、なぜこのような事態になったのか感染源と感染経路を検証し、反省の上に立った対応策を確立しなければならないだろう。もちろん農水省の担当部署が宮崎県と力を合わせて二度とこのようなことにならないようにマニュアルを点検整備しなければならないし、結果を全国都道府県へ徹底しなければならない。


 


 高速移動手段が一般化し、誰もが一日のうちに遠隔地へ気軽に移動できる現代社会は感染症対策には困難を伴う時代ともいえる。しっかりとした防疫対策と去年のように新型インフルに対して後手後手に回ったワクチンが品薄のまま季節が過ぎて、流行期を脱したころになって大量の国外ワクチンが到着して数十億円ものワクチンを廃棄するなぞと、民間企業なら担当者は更迭モノの対応を繰り返すことのないようにしなければならない。



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