保守勢力の躍進を敵視する左派・リベラリストたちの暴挙。
<現地時間9月10日、米保守活動家チャーリー・カーク氏(31)がユタ州の大学で射殺された事件。翌日にはテイラー・ロビンソン容疑者(22)が殺害容疑で逮捕された。カーク氏とは一体どのような人物だったのか。現地の反応は? ニューヨーク在住のライター・堂本かおる氏が寄稿した。
「《来日4日後に“射殺”》「3000万人のパキスタン人を日本に送ったら」参政党・神谷代表と対談も…銃撃された米31歳保守活動家が語っていたこと」と題して、若くして凶弾に倒れた保守活動家の死を悼んで堂本 かおる(作家)氏が書いている。
知事によると、容疑者の家族の1人が、家族ぐるみの付き合いのある友人に連絡を取り、その友人が、容疑者が犯行を自白した、またはほのめかしたことを、保安官に知らせたのだとう。
コックス知事によると、容疑者の家族は捜査当局に、容疑者が近年「以前より政治的に」なっていたと話した。家族はまた、容疑者が事件以前の夕食の席で、カーク氏が近くユタ・ヴァレー大学に来ると言及し、「彼と彼の物の見方が気に入らない」理由を語っていたと、捜査当局に明らかにしたのだという。
知事によると、容疑者はさらに家族に対して、「カークは憎しみでいっぱいで、その憎しみを拡散している」と話していた。
知事は、捜査員らが容疑者のルームメイトに接触し、チャットアプリ「ディスコード」を使った「タイラー」とのやり取りを確認したと説明。「タイラー」はメッセージで、ライフルをやぶの中から回収しなくてはと、書いていたという。
知事はさらに、濃い色のタオルを巻いたライフルと、照準器をつけた銃などを、捜査員が発見したと発表。発砲されずに残っていた銃弾の薬きょう3個には、「おいファシスト! 食らえ!」、「オー・ベッラ・チャオ、ベッラ・チャオ」、「これを読んだお前はゲイだ」などと刻まれていたと明らかにした。
「ベッラ・チャオ」はナチス・ドイツと戦ったイタリアのレジスタンスにささげられたイタリアの歌。他方、容疑者のこうした表現が、ファシズムを嘲笑する現代のゲーム文化に関係するという意見もある。
記者から、ほかにも逮捕者が出る可能性について聞かれると、知事は「現時点ではそうした情報はないが、捜査は続いている」と答えた。」
◆◆◆
9月10日の午後、SNSにチャーリー・カークが狙撃された瞬間の動画が出回った。ユタ州にあるユタ・バレー大学のキャンパスで3000人を前に講演中だったカークが突如首を撃たれて流血し、崩れ落ちた。非常にショッキングな映像で、誰もが慄いた。中には見た瞬間にパニックの発作を起こした者もいた。やがてカークの死亡が伝えられると、アメリカはこれまでにも増して分断を深めた。
31歳、アメリカの右派をリードするインフルエンサー
チャーリー・カークは31歳にしてアメリカの右派/保守界をリードする論客にしてインフルエンサーだった。世代の違いからトランプ大統領が自身ではリーチできない若者たちを、カーク自ら「私が間違っているなら、それを証明しろ(Prove me wrong)」と呼んだ熱烈なディベート術によって引き込み、トランプ票の増大に貢献した。したがってトランプからの信頼も厚く、ホワイトハウスにも頻繁に出入りしていた。
31歳、アメリカの右派をリードするインフルエンサー
チャーリー・カークは31歳にしてアメリカの右派/保守界をリードする論客にしてインフルエンサーだった。世代の違いからトランプ大統領が自身ではリーチできない若者たちを、カーク自ら「私が間違っているなら、それを証明しろ(Prove me wrong)」と呼んだ熱烈なディベート術によって引き込み、トランプ票の増大に貢献した。したがってトランプからの信頼も厚く、ホワイトハウスにも頻繁に出入りしていた。
カークは暗殺のわずか4日前となった9月7日(日本時間)には参政党に招かれて来日していた。基調演説に加え、神谷宗幣代表との対談も行われ、同党の公式サイトによると1万〜3万円のチケットは完売だった。
CNNは日本滞在中のカークにインタビューしている。その際、CNNは参政党を「MAGA運動に触発された極右ポピュリスト政党」とし、反グローバリズムを掲げるカークは「3000万人のパキスタン人を日本に送ったら日本はもう日本ではない」と、日本の移民問題を語っている。これがカークの最後のインタビューとなった。
◇
22歳の男性が逮捕、薬莢には「おい、ファシスト!」と…
容疑者タイラー・ロビンソン(22)が逮捕されたのは翌9月11日の夜遅くだった。翌朝、FOXニュースにトランプ大統領自らがゲスト出演して逮捕の第一報を告げ、同時に容疑者への死刑を求めた。
22歳の男性が逮捕、薬莢には「おい、ファシスト!」と…
容疑者タイラー・ロビンソン(22)が逮捕されたのは翌9月11日の夜遅くだった。翌朝、FOXニュースにトランプ大統領自らがゲスト出演して逮捕の第一報を告げ、同時に容疑者への死刑を求めた。
ロビンソンはカークが講演していた場所から約180メートル離れたビルの屋上から狙撃し、逃亡していた。その際、星条旗とワシのイラストのTシャツを着用。狙撃に使われたと思われるライフルと共に見つかった薬莢(やっきょう)には「おい、ファシスト!捕まえろ!」などの言葉が刻まれていた。ただし、こうしたフレーズは実際の反ファシズム・メッセージではなく、ゲーム用語だとする説が出ている。
また、容疑者と家族はカークがユタ州にやってくること、カークが「憎しみに満ち、憎しみを広めている」ことなどを話し合っていた。一家は敬虔なモルモン教徒、両親は共和党支持者。ロビンソンは無党派として登録していたが、2024年の大統領選は未投票、2020年は投票年齢に達していなかった。
保守派からは事件直後から「リベラルは暴力的」「民主党の責任」と言った声が噴出したが、容疑者の逮捕後はその政治的立ち位置が不明瞭なため、議論は宙に浮いた格好となっている。
◇
チャーリー・カークは1993年にイリノイ州シカゴの郊外で生まれている。両親は共和党支持者で、カークも高校時代から保守派の政治活動を開始。その時期、バラク・オバマが大統領に当選。シカゴはオバマの地元であることからクラスメートの多くは若くフレッシュな“米国初の黒人大統領”に熱狂。これが逆にカークを保守の道に進ませたとされている。
大学を中退し、保守派団体を設立
カークは大学を中退し、18歳で若者対象の保守派団体「ターニングポイントUSA」を共同設立。やがて各大学を訪れ、ディベート形式で学生たちに自身の主張を発するツアーを開始する。意見の異なるリベラルの若者とも進んで議論を繰り広げ、それがカークのトレードマークとなった。今回の事件は、今秋の大学ツアー「アメリカン・カムバック・ツアー」の初日に起こった。
大学を中退し、保守派団体を設立
カークは大学を中退し、18歳で若者対象の保守派団体「ターニングポイントUSA」を共同設立。やがて各大学を訪れ、ディベート形式で学生たちに自身の主張を発するツアーを開始する。意見の異なるリベラルの若者とも進んで議論を繰り広げ、それがカークのトレードマークとなった。今回の事件は、今秋の大学ツアー「アメリカン・カムバック・ツアー」の初日に起こった。
カークは同時にポッドキャスト「ザ・チャーリー・カークショー」も始め、最も人気のあるポッドキャスターの一人でもあった。
以下はカークの主張の一部。
「フェミニズムを拒否しろ。テイラーよ、夫に従いなさい。君は主導権を握ってはいない」 スーパースターの歌手、テイラー・スウィフトとNFL選手トラヴィス・ケルシーの婚約についてのコメント。
「答えはイエスだ。赤ん坊は生まれるだろう」
中絶反対派のカークが「自分の10歳の娘がレイプによって妊娠したら?」と聞かれた際の返答。
「民主党はアメリカの白人が減っていくのを喜んでいるのだ」
「アメリカ民主党はこの国を憎んでいる。彼らはこの国が崩壊するのを見たいのだ。アメリカの白人が減っていくのを喜んでいるのだ」
「民主党はアメリカの白人が減っていくのを喜んでいるのだ」
「アメリカ民主党はこの国を憎んでいる。彼らはこの国が崩壊するのを見たいのだ。アメリカの白人が減っていくのを喜んでいるのだ」
カークは非白人の移民が増えればアメリカの白人と置き換えられてしまうという陰謀論「グレート・リプレイスメント(置き換え理論)」の提唱者でもあった。
カークは1960年代の公民権運動、そのリーダーであったキング牧師を批判し、反DEI*。2020年に白人警官によって殺害され、BLMムーブメントを引き起こすこととなった故ジョージ・フロイドを「クズ野郎」と呼んだ。
*DEI=「Diversity(多様性)」「Equity(公平性)」「Inclusion(包括性)」の頭文字を取ったもの
イスラム教を危険視し、現在、ニューヨーク市長選に民主党から立候補し、当選すれば同市初のムスリム市長となるゾーラン・マムダニを、9.11テロ事件を引き合いに出し、貶めていた。
イスラム教を危険視し、現在、ニューヨーク市長選に民主党から立候補し、当選すれば同市初のムスリム市長となるゾーラン・マムダニを、9.11テロ事件を引き合いに出し、貶めていた。
同時にカークは反ユダヤ主義でもあった。ユダヤ系が「大学だけでなく、非営利団体、映画、ハリウッド、すべてを支配している」と主張。しかしガザ問題ではイスラエル支持者であり、イスラエルのネタニヤフ首相は「カークは真実を語り自由を守ったために殺された」と追悼している。
同性愛を認めず、銃所持の擁護派
「汝、他の男と寝た者は石打ちの刑に処せられる」
同性愛を認めず、銃所持の擁護派
「汝、他の男と寝た者は石打ちの刑に処せられる」
人気絶頂の幼児番組YouTuber、ミス・レイチェルがプライド月間に「隣人を自分のように愛しなさい」と聖書からの引用を行なった際、聖書からの上記の引用により反論。カークはキリスト教福音派の信者であり、信仰に基づき、トランスジェンダーや同性愛を認めなかった。 銃所持の擁護派でもあった。
「毎年銃による死亡者が出てしまうという犠牲を払ってでも、憲法修正第2条によって神から与えられた他の権利を守ることができる」
カーク氏の死を巡りSNSにはさまざまな声が
チャーリー・カークの突然の死を巡り、今、SNSは荒れに荒れている。リベラルにとってカークの主張はどれも受け入れ難いものだったことから、死の直後から前述の過去の発言が繰り返しポストされた。
カーク氏の死を巡りSNSにはさまざまな声が
チャーリー・カークの突然の死を巡り、今、SNSは荒れに荒れている。リベラルにとってカークの主張はどれも受け入れ難いものだったことから、死の直後から前述の過去の発言が繰り返しポストされた。
しかしカークにインスパイアされ、カークをリーダーとみなしていた人々はカークへの深い哀悼の意を表した。
カークと親しかったトランプの長男ドナルド・トランプJr.は、父トランプがカークを若者のリーダーだったとして称賛するポストをXにリポストし、こう綴った。 「兄弟、愛しているよ。君は多くの人に声を上げる勇気を与えてくれた。私たちは決して沈黙させられることはない」
2024年に起きたトランプへの暗殺未遂事件を含め、事件を「左翼の暴力」とみて激しく非難するものもある。ナンシー・メイス下院議員は、容疑者が逃亡中の時点で「民主党のせいだ」と言い切った。
民主党きってのプログレッシブ派であるAOCことアレクサンドリア・オカシオ=コルテスは「レトリック(言説)をめぐる議論をやめて行動を」と、銃規制運動の推進を求めた。
カークについての発言により、複数のジャーナリストや教職員などが解雇/停職となっている。
カークについての発言により、複数のジャーナリストや教職員などが解雇/停職となっている。
ニュース専門ケーブルTV局の中で最もリベラルなMSNBCのベテラン・ジャーナリスト、マシュー・ダウドは「憎しみに満ちた思考は憎しみに満ちた言葉につながり、憎しみに満ちた行動につながる」と言い、即日解雇された。当人に加え、MSNBCのCEOが謝罪を行うこととなった。
フロリダ州のニュースサイトの記者は、事件直後に同州の下院議員に銃規制についての質問をテキストメッセージで送った。「カークが撃たれたことは大学構内での銃の携帯に対するあなたの立場に影響するでしょうか? 銃規制が実施されていたら、この悲劇は避けられたでしょうか?」。議員は「カークが撃たれたと23分前に知ったところだ。誰もが彼の生存を祈るべきときに、政治的な質問をすること自体に嫌悪感を覚える。二度と連絡するな」と返信し、スクリーンショットを公開。記者は停職となった。
DCコミックスは、バットマンのスピンオフ作品「Red Hood」の作者がカークの死について「不快」なコメントをポストしたとして新刊の発行を中止。事務用品の大手チェーン店オフィスデポでは、マネージャーがカークの追悼式用の顔写真入りポスターのコピーを「政治プロパガンダ」として拒否。マネージャーは解雇され、本社が謝罪声明を出した。
さらに全米各地の学校や大学の教職員が少なくとも7人、解雇または停職となっている。保守派として知られるフロリダ州知事のロン・デサンティスは同州の教職員に対し、カークの死にまつわる「不快」な発言は制裁の対象とすると警告を発した。
トランプ大統領は“異例”の対応を
事件当日、トランプ大統領はホワイトハウスからカークの死についての声明を発した。 「長年にわたり、極左の者たちはチャーリーのような素晴らしいアメリカ人を、ナチスや世界最悪の大量殺人犯や犯罪者と比較してきた。こうした言説こそがわが国で見られるテロリズムの直接的な原因であり、今すぐに止めなければならない」
トランプ大統領は“異例”の対応を
事件当日、トランプ大統領はホワイトハウスからカークの死についての声明を発した。 「長年にわたり、極左の者たちはチャーリーのような素晴らしいアメリカ人を、ナチスや世界最悪の大量殺人犯や犯罪者と比較してきた。こうした言説こそがわが国で見られるテロリズムの直接的な原因であり、今すぐに止めなければならない」
また、トランプは全米各地の米軍基地や大使館で半旗を掲揚することを要請。カークは民間人であり、異例のことだ。
下院議長マイク・ジョンソンは議事堂内の全員に起立を求め、カークへの黙祷を行なった。
暗殺事件の翌日は9月11日であり、トランプは国防総省での9.11同時多発テロ事件追悼式典に出席。そこでカークに文民最高位の勲章である大統領自由勲章を授与すると発表。
副大統領のJDヴァンスはニューヨーク市のグラウンドゼロでの9.11追悼式典に出席予定だったがキャンセル。暗殺が起きたユタ州に赴き、副大統領専用機エアフォース2にカークの遺体を収めた棺を乗せてカークの自宅のあるアリゾナ州への護送に同行した。
この日、クリストファー・ランドー国務副長官は、米国在住の移民による「暴力や憎悪を賛美」するポストを見かけた場合は国務省に通報するよう、Xで呼びかけた。
チャーリー・カークの暗殺によるトランプ大統領および政権と、リベラルな市民との分断は一体どこまで進むのか。 (敬称略)>(以上「現代ビジネス」より引用)
「《来日4日後に“射殺”》「3000万人のパキスタン人を日本に送ったら」参政党・神谷代表と対談も…銃撃された米31歳保守活動家が語っていたこと」と題して、若くして凶弾に倒れた保守活動家の死を悼んで堂本 かおる(作家)氏が書いている。
カーク氏と神谷氏は似た側面がある。それは若くて保守活動家という面だけでなく、社会に強い影響力を持つ人物だと云うことだ。米国保守系の論客として米国世論をけん引する人物だと目されていただけに、カーク氏の死は残念でならない。
ただ「暗殺」される人の傾向として、なぜか保守系の人が多い。人権や自由を強く叫ぶリベラル左派の人たちは、なぜか保守系の人たちの人権を蔑ろにしがちだ。日本でも参政党など保守系の人たちの街宣を妨害するのは主としてリベラル左派の活動家集団だ。
いわゆる「しばき隊」と称する街宣妨害集団は共産党が雇ったアルバイトではないかと云われている。実際に共産党員と「しばき隊」メンバーが居酒屋で歓談している写真がネットで流れたりしている。
しかしカーク氏を暗殺した容疑者タイラー・ロビンソン(22)の政治的な立場は判然としない。だが一家は敬虔なモルモン教徒で両親は共和党支持者だという。ロビンソンは無党派として登録していたが、2024年の大統領選は未投票だったという。つまり政治的な感情からカーク氏を暗殺したとは思えない。今後捜査が進めばそこら辺の謎も解明されるだろう。しかし180mも遠距離から狙撃していることから、ロビンソン容疑者は周到な準備と狙撃練習をしていたものと思われる。
カーク氏殺害の容疑者の身柄拘束を報じたBBCの記事を引用する。
「ユタ州のスペンサー・コックス知事は、記者会見の第一声で「捕まえた」と宣言。続けて、同州在住のタイラー・ロビンソン容疑者(22)を逮捕したと発表し、その経緯を説明した。容疑者は家族と友人に付き添われて出頭した後、ユタ郡の刑務施設で拘束されているという。知事によると、容疑者の家族の1人が、家族ぐるみの付き合いのある友人に連絡を取り、その友人が、容疑者が犯行を自白した、またはほのめかしたことを、保安官に知らせたのだとう。
コックス知事によると、容疑者の家族は捜査当局に、容疑者が近年「以前より政治的に」なっていたと話した。家族はまた、容疑者が事件以前の夕食の席で、カーク氏が近くユタ・ヴァレー大学に来ると言及し、「彼と彼の物の見方が気に入らない」理由を語っていたと、捜査当局に明らかにしたのだという。
知事によると、容疑者はさらに家族に対して、「カークは憎しみでいっぱいで、その憎しみを拡散している」と話していた。
知事は、捜査員らが容疑者のルームメイトに接触し、チャットアプリ「ディスコード」を使った「タイラー」とのやり取りを確認したと説明。「タイラー」はメッセージで、ライフルをやぶの中から回収しなくてはと、書いていたという。
知事はさらに、濃い色のタオルを巻いたライフルと、照準器をつけた銃などを、捜査員が発見したと発表。発砲されずに残っていた銃弾の薬きょう3個には、「おいファシスト! 食らえ!」、「オー・ベッラ・チャオ、ベッラ・チャオ」、「これを読んだお前はゲイだ」などと刻まれていたと明らかにした。
「ベッラ・チャオ」はナチス・ドイツと戦ったイタリアのレジスタンスにささげられたイタリアの歌。他方、容疑者のこうした表現が、ファシズムを嘲笑する現代のゲーム文化に関係するという意見もある。
記者から、ほかにも逮捕者が出る可能性について聞かれると、知事は「現時点ではそうした情報はないが、捜査は続いている」と答えた。」
というものだ。
政治的な立場や主義主張の相違から相手を暗殺する、と云うのは断じて許されない。政治的な立場の相違は言論により闘うべきであって、相手を抹殺することで解決してはならない。なぜならあなたの考え方の方が間違っているかも知れないからだ。
理由は何であれ、人を殺害する行為は結局何も解決しない。それは口を封じただけでしかないからだ。カーク氏の言葉は永遠に残り続けるし、彼の考えは多くの人たちによって継承されるだろう。社会が余りに大きく変化し、保守的な価値が破壊されて反動を私たちは身を以て経験している。確かに、極めて少数の意見を拡大して大きな問題として捉えて、社会の方を変えようとする運動が余りに過激になった反動が起きている。公衆トイレの男女を分かつ壁を撤去するのがLGBTqに配慮するためだ、という地方自治体の対応が公然と行われる事態こそが狂っている。そのことをカーク氏も指摘している。日本でも保守政党と評される参政党が躍進した。おそらく今後とも岩盤保守層の支持を得て、参政党の躍進は止まらないだろう。