以前と変わってゼレンスキー氏の紳士的な態度は、事前のEU諸国会議の賜物だろう。
<ウクライナのゼレンスキー大統領は18日、アメリカのホワイトハウスでトランプ大統領との首脳会談を行うにあたり、ジャケットを着用するなど前回の訪問時よりもよりフォーマルな服装で臨みました。
これらの合意は、領土問題や安全保障、経済協力など、両国関係の様々な側面を規定し、両国関係の基盤となるものだったが、プーチンはこれらの合意を無視してウクライナに軍事侵略した。だからロシアと如何なる合意も条約も「膏薬」ほどの効果がないことは短い僅か30年余のロシアの歴史が証明している。
もちろん唾液や尿から、歯の健康状態、生活習慣病のリスク、がんのリスク、体内の水分バランスなど、様々な健康状態を知ることができる。唾液中の遺伝子を解析することで、がんや糖尿病などの生活習慣病のリスクを調べることが可能で、唾液中の特定の物質の濃度を測定することで、口腔がん、肺がん、膵臓がん、乳がん、大腸がんなどのリスクを調べることができる。また尿中に含まれるタンパク質や糖、電解質の量から、腎臓の機能が正常かどうかを判断できるし、尿中の糖量から糖尿病も判断できる。その他、尿の色や成分の変化から、肝臓や胆嚢、泌尿器系の病気が判断される。
ロシアとのいかなる条約も効力がないことは、たった30年余りの歴史からも明らかだ。民主主義になったと云うのは建前だけで、プーチン独裁政権だと云うことはトランプ氏も百も承知だろう。いや、トランプ氏以上にEU諸国の首脳はDNAに刻み込んでいるだろう。それは日本も同様で、先の大戦の終戦直後に日本領に進軍し、北方領土を不法占拠したままになっていることから、日本国民の多くも基本的にロシアを信用していない。
ゼレンスキー大統領は18日、ホワイトハウスを訪れ、黒の襟付きのシャツとジャケットを着用してトランプ大統領と会談しました。 ゼレンスキー大統領は、ロシアによるウクライナ侵攻が始まって以降、軍への連帯を示すとして公の場でもスーツを着用していません。今年2月にホワイトハウスで行われた首脳会談にも軍服風の服装で臨み、アメリカ側から揶揄(やゆ)されていました。
今回はネクタイはしていないものの、ジャケットを着用するなどよりフォーマルな服装をしていて、会談の冒頭で報道陣からの質問に答える際、前回、服装を揶揄した記者が「とても似合っていますね」と声をかけました。トランプ氏も「私も同じことを言った」と述べ、服装を褒めていて、会場は和やかな雰囲気となりました。
アメリカのウォール・ストリート・ジャーナルによりますと、ホワイトハウス側が「スーツを着用してほしい」と要請したということです。ゼレンスキー氏は今回、服装で否定的な注目を浴びないよう、対処したとみられます>(以上「日テレニュース」より引用)
「ゼレンスキー大統領、前回よりフォーマルな服装でトランプ大統領と会談」とゼレンスキー氏の服装が注目されるなど、トランプ-ゼレンスキー会談の中身について記者会見で明かされることはなかった。ただ事前にゼレンスキー氏がEUオブライエン委員長と会談した内容から、ある程度プーチン案に譲歩した「領土の割譲と交換」でウクライナ側が妥協すると観測されていた、との報道があった。
しかしウクライナとロシアの間で交わされる条約は幾つ目だろうか。ソ連がロシアに変わってから短い歴史の中で、主要な条約だけで三回も交わされている。その三回とはベロヴェーシ合意 (1991年)と友好協力とブダペスト覚書 (1994年)とパートナーシップ条約 (1997年)だ。
ベロヴェーシ合意 (1991年)はロシア、ウクライナ、ベラルーシの首脳が、ソビエト連邦の解体と独立国家共同体の創設に合意したものだ。この合意の第5条では加盟国の領土の一体性と国境の不可侵を尊重することが明記されていた。
次にブダペスト覚書 (1994年)ではロシアとウクライナが締結した条約で、両国間の友好関係と協力関係を強化することを目的として、この条約には敵対的な条約の締結を控えるという条項も含まれていた。そしてパートナーシップ条約 (1997年)ではウクライナが保有していた旧ソ連の核兵器を放棄する代わりに、ロシア、アメリカ、イギリスがウクライナの安全を保障することを約束した。この覚書はウクライナの安全保障における重要な要素の一つだったはずだ。
トランプ氏はノーベル平和賞が欲しいばかりに、ウクライナ停戦・和平を実現しようと功を焦っている。しかし、そうしたトランプ氏の下心こそがプーチンが付け込む隙でしかない。その一方でプーチンの健康状態等は米国によってある程度まで把握されたと考えなければならない。なぜならアラスカの米軍基地内で行われた会談の間、プーチンが飲んだコップに付着した唾液や、米軍基地内に滞在した間にプーチンがトイレを使ったなら、米国政府は小水から知りうるすべての情報を把握したはずだ。
もちろん唾液や尿から、歯の健康状態、生活習慣病のリスク、がんのリスク、体内の水分バランスなど、様々な健康状態を知ることができる。唾液中の遺伝子を解析することで、がんや糖尿病などの生活習慣病のリスクを調べることが可能で、唾液中の特定の物質の濃度を測定することで、口腔がん、肺がん、膵臓がん、乳がん、大腸がんなどのリスクを調べることができる。また尿中に含まれるタンパク質や糖、電解質の量から、腎臓の機能が正常かどうかを判断できるし、尿中の糖量から糖尿病も判断できる。その他、尿の色や成分の変化から、肝臓や胆嚢、泌尿器系の病気が判断される。
ロシアとのいかなる条約も効力がないことは、たった30年余りの歴史からも明らかだ。民主主義になったと云うのは建前だけで、プーチン独裁政権だと云うことはトランプ氏も百も承知だろう。いや、トランプ氏以上にEU諸国の首脳はDNAに刻み込んでいるだろう。それは日本も同様で、先の大戦の終戦直後に日本領に進軍し、北方領土を不法占拠したままになっていることから、日本国民の多くも基本的にロシアを信用していない。
ウクライナの領土を割譲して対ロ停戦を実現することにEU及びNATOが同意するとは思えない。それはロシアに対していかなる譲歩も無駄だからだ。そのことを米国へ向かう前にゼレンスキー氏はEU諸国の首脳と会談して確認し、しかし瞬間湯沸し器のトランプ氏の怒りを買わないように、トランプ和平案を受け入れる用意のあることを表明して、次のEU首脳を交えた会談でEU首脳陣が厳しくトランプ和平案を批判するのではないだろうか。
EU諸国は日本やカナダ、他の自由主義国と連携してトランプ関税に対抗しようとしている。そうした米国抜きのサプライチェーン作りの目鼻が付いてため、トランプ米国と対峙しても良いと判断しているはずだ。ウクライナ戦争の和平協議に対しても、EU諸国はロシアの天然ガスに頼らないエネルギー供給体制を構築したため、ロシアに対して強硬姿勢に出るだろう。
果たしてゼレンスキー氏との会談で気を良くしたトランプ氏がプーチンに電話して「トランプ、ゼレンスキー、プーチン」の三者会談を持ち掛けたが、プーチンは拒否したようだ。プーチンにとって勝てない戦争だが、戦争が続く限りは独裁者として、ある程度の求心力を維持できる。しかしウクライナ和平が実現したら、ウクライナ戦争の総括が国民の間で始まり、プーチン批判が全国的に高まるのではないかと恐れている。
EU諸国はロシアの脅威を排除するためには、ウクライナ戦争で勝利しなければならない。決して1㎡たりともウクライナの領土をロシアに割譲してはならない。EU諸国は英国首相チェンバレンの譲歩がヒトラーの野望を拡大させたことを学習している。今度は米国大統領トランプの譲歩が明日の欧州にロシアが攻め込まないとも限らない。ゼレンスキー氏を紳士に仕立て上げ、笑顔でトランプ会談に臨んだのは、EU首脳陣の入れ知恵だったのではないか。彼らはトランプ氏以上に洗練されたしたたかさを持っている。