HIMARIさんと触れ合えた鳥取県の子供たちは幸せだ。

<14歳の国際的なバイオリニストHIMARIさんが出演するコンサートが鳥取市で開かれ、リハーサルに鳥取県内で音楽に取り組む小中高生が招待されました。

  7月12日、とりぎん文化会館で行われたのは、スイス・ロマンド管弦楽団の指揮者・ジョナサン・ノットさんによるトークイベントです。 
 ジョナサン・ノット さん 「『春の祭典』はきょう、譜面を見ないで振ります!ビッグリスク!とってもリスキー、ミュージックノーリスクノーファン。リスクを冒さないと楽しくない!」 鳥取県文化振興財団が、一流の音楽に触れて欲しいと、県内で音楽活動を行う小・中・高校生50人を招待しました。
  続いて、小中高生を前に行われたのが、スイス・ロマンド管弦楽団・鳥取公演の公開リハーサルです。 今回、ソリストを務めるのは、バイオリニストのHIMARIさん。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の定期公演にソリストとして出演するなど、世界から注目されるバイオリニストです。 世界から称賛される、表現力豊かな演奏を披露していました。
  参加した生徒 「バイオリン(をしています)。(HIMARIさんの演奏は)ビブラートとかがすごかったです」 「一音一音がすごくきれいで、尊敬します。すごいと思います」 
「SNSとかテレビとかでしか見たことなかったから、実際に聞いてみたらきれいな音だし、かわいかったです」
  12日の鳥取公演では、2000人の観客を前に圧巻の演奏を披露したHIMARIさん。コンサート終了後に鳥取公演の感想を伺いました。
  HIMARIさん 「すごいみなさんがたくさん拍手をして下さって喜んでくださっているようでうれしかったです」 また、普段バイオリンに向き合う上で大切にしていることについては? HIMARIさん 「地道にまずは努力をすること。あとは、挑戦しないと始まらないと思っているので、色々と挑戦してみることが(大事)かなと思います」 
 14歳の若さで世界で活躍するHIMARIさん。世界の一流の音楽に触れ、鳥取県内の小中高生にとってもかけがえのない時間となったようでした>(以上「日本海テレビ」より引用)




 HIMARIさんは米国で著名なカーティス音楽院に2022年に史上最年少の10歳で合格し、現在も同校で学んでいる。「国際的バイオリニスト・HIMARIコンサート 2000人の観客の前で表現力豊かな演奏を披露 リハーサルには音楽活動を行う小中高生を招待 鳥取県鳥取市」との見出しに目が釘付けになった。
 鳥取県は音楽に良い取り組みをしていると驚いた。世界的に名高い神童の演奏を直接見せることはいかなる耳学問にも勝るだろう。子供たちがそうした経験を積むことは音楽分野のみならず、各界で活躍する源泉になるだろう。

 政府は様々な文化活動に取り組んでいるが、HIMARIさんのような偉大な能力と努力を続ける人たちに対して、支援が行き届いているとは思えない。その代わり、時代の泡の様な芸能活動を取り上げることには熱心だ。オリンピックなど世界的なイベントに和太鼓を連打する集団を登場させたりしたが、そんな「伝統文化」など日本にはなかった。
 世界に誤ったシグナルを送りかねない国際的な演技の場で日本文化の伝統らしさを纏った演技を実演させるのは誤りだ。伝統を纏っていれば楽しければ良い、というものでは決してない。

 もちろんバイオリンは伝統的な西洋音楽楽器だ。HIMARIさんが弾くのは日本の実業家から貸与(贈呈した場合は莫大な贈与税がかかるから貸与にしているという)されたストラディバリウスだ。そうした名器を貸与する実業家がいることは僥倖というべきだが、それが一人の実業家であって、なぜ国ではないのか、との疑問がわく。どうでも良い、半年で壊すリングには340億円をポンと出す政府が世界的な才能に世界的な名器を貸与しようとしないのか。
 そして鳥取で開催された 鳥取県文化振興財団の取り組みが、国の「文化振興財団」で取り組みがされてないのは何故だろうか。それはHIMARIさんに限ったことではない。日本の各地にあった交響楽団の多くが運営国難から解散せざるを得なかった。そうした交響楽団が日本各地に存在しなくなったことに、日本政府の「文化事業」はどれほどの支援をしたというのだろうか。

 IRと同列に論じてはならないと思うが、そんな愚かな施設の誘致には血道をあげるが、日本政府が日本の名を冠する交響楽団を常設の会場で常時公演する、という構想すら一度も論議されない「文化不毛の国」の有様に愕然とする。日本国民の文化に対する意識の低さは政府の文化に支出する予算の少なさと相関関係があるとすれば恥ずべきだ。
 HIMARIさんの才能は国際的に認知されている。その才能を日本の宝として、多くの子供たちに影響を与えて欲しいと願う大人たちは動かなければならない。鳥取県文化振興財団の動きが全国に波及することを心から願う。

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