せいじ氏の罵りはオールドメディアの「日本人ファースト」批判の延長線だ。
<お笑いタレント・千原せいじ(55)が窮地に陥っている。
近頃SNSを賑わしている問題を東スポが取り上げたので私も取り上げた。題して「千原せいじ 消したくても消せない〝炎上動画〟で八方塞がり 弟ジュニアは苦言」という、他愛ない罵りあいのようなものだが、昨今ではテレビタレントが国会議員になったり、テレビのレギュラー・コメンテータになる。だからせいじ氏が政治的な発言をしようと、格別気にも留めてなかった。
発端は18日にユーチューブチャンネル「せいじんトコ」でライブ配信した埼玉・戸田市議会議員の河合悠祐氏との対談。同氏と川口市のクルド人問題について議論を開始したものの、噛み合わず、大ゲンカに発展した。
双方「おまえ」呼びを連発し、ついにはせいじがトークテーマであるクルド人問題について「興味ない」と宣言。河合氏の追及が、よぼど頭にきたのか「おまえ、いじめられっ子やったやろ? おまえ、いじめられっ子のオーラいかついぞ」などと〝暴言〟を吐いた。
河合氏は「この男はいじめられっ子をバカにしてます! こういう人間を私は糾弾していきたいと思っています!」と断罪。問題発言の一部始終は〝切り抜き動画〟で拡散され、批判が殺到している。
せいじは23日に都内の劇場で弟の千原ジュニアと恒例の「チハラトーク」を開催。ジュニアが一連の騒動に触れ、せいじにクギを刺したそうだが、当の本人から釈明や、河合氏に対する謝罪の言葉はなかったという。
河合氏はタレント・フィフィとのライブ配信で、せいじ側から一切連絡がないことを明かしている。
一連の騒動で、それまでチャンネル登録者数51・3万人を誇った「せいじんトコ」は区切りの50万人を割り込むなど、視聴者離れが進んでいる。マメに続けてきた動画の更新も滞っている。
せいじ側の立場にたてば、一刻も早く問題の動画は削除したいだろう。しかし、動画のコメント欄には河合氏自ら「動画絶対消さないでくださいね」と書き込んでおり、安易に消せない状況となっている。
「何の説明もなく削除すれば、視聴者に『逃げた』と解釈され、さらなる炎上を招くことは間違いない。かと言って、騒動と無関係な新動画をアップすれば『まずは説明しろ』と声が上がるのは必定。身動きがとれなくなっている」(ワイドショー関係者)
打開するには、きちんと自ら説明する機会を設けるしかないが、せいじにそれができるかどうか…。
問題の動画は130万回再生を突破。つまり、日を追うごとに、せいじの悪態を目にする人が増えていることになる。 このままズルズル行けば、仕事にも影響が出ること必至。せいじの決断に注目が集まる>(以上「東スポ」より引用)
近頃SNSを賑わしている問題を東スポが取り上げたので私も取り上げた。題して「千原せいじ 消したくても消せない〝炎上動画〟で八方塞がり 弟ジュニアは苦言」という、他愛ない罵りあいのようなものだが、昨今ではテレビタレントが国会議員になったり、テレビのレギュラー・コメンテータになる。だからせいじ氏が政治的な発言をしようと、格別気にも留めてなかった。
しかしせいじ氏の暴言が外国人排斥に端を発したものであるため、今回の参政党大躍進と無関係とは思えない。日本のオールドメディアは一様に参政党のスローガン「日本人ファースト」に噛み付いているため、せいじ氏もそうしたオールドメディアに同調したものと思われる。なぜならお笑い芸人の殆どすべてはオールドメディアへの露出で生計を立てているからだ。
記事を読むとまるで子供の喧嘩だが、お笑いの大御所のレベルがその程度だということに驚く。もっと人生の艱難辛苦を嘗め尽くした挙句の「お笑芸」かと思っていたが、なんのことはない、激しい思い込みと相手の人格否定の言辞による攻撃「芸」でしかない。
不思議なことに日本では「愛国心」は右翼だ。もちろん戦火に斃れた先人を祭ってある靖国神社に参拝することは「憚れること」だという。だから総理大臣が靖国参拝どころか玉串料を払ってもオールドメディアはニュースで取り上げる。しかし、世界のスタンダードでは「狂っている」としか言いようがない。
世界各国では、国民は先ず祖国に愛国心を抱く。その上で左派や右派が存在する。しかし日本では政治の基調となるべき「愛国心」を表明すると、右派を通り越して「右翼」ということになるようだ。だから世界的なスタンダードでいえば、参政党は愛国心を是認したマトモな中道政党というべきではないだろうか。
せいじ氏はオールドメディアに同調するかのように、埼玉・戸田市議会議員の河合悠祐氏のクルド人問題提起を批判した。しかし現実にクルド人による様々な問題が起きているため、せいじ氏の批判が的外れで形勢が悪くなると河合氏の容貌などを「いじめられっ子顔だ」と批判し始めた。これではマトモな議論にはならない。ただ、せいじ氏の河合氏に対する罵りはオールドメディアの「日本人ファースト」批判の延長線上に存在していることだけは確かだ。