熊殺処分の新基準作りを急げ。

<23日午後6時20分頃、福島県喜多方市熱塩加納町熱塩の民家の居間に、体長約90センチのクマが入り込んでいるのを帰宅した住人の60歳代男性が見つけた。男性は隣家に避難し、けがはなかった。クマは24日午前11時15分現在も室内にとどまっており、県警や同市、地元猟友会が対応を協議している。

 県警の発表によると、男性が帰宅して居間の扉を開けたところ、クマがこたつに頭を突っ込んだ状態で横たわっていた。男性が隣家に避難した後、23日午後8時頃に窓から室内をのぞくと、クマが食料を食い散らかしていたという。
 現場はJR喜多方駅から北に約11キロの山あいの集落で、民家が点在している。県警は23日夜から、クマがいる民家周辺への立ち入りを規制し、近隣住民に戸締まりをするよう呼びかけている。近くの無職男性(65)は「この周辺でクマが出るのは珍しくないが、物騒なので早く解決してほしい」と話した。
 クマが建物内に侵入するケースは各地で発生しており、11月30日には、秋田市のスーパーに侵入したクマが従業員を襲い、2日後に捕獲された>(以上「読売新聞」より引用)




帰宅したら居間にクマ、こたつに頭を突っ込んで横たわる…福島県喜多方市」とは、さぞかし驚かれたことだろう。しかし猟銃の発砲は法律で住宅地域は禁じられているため、どのようにして熊を家から取り除くのか。
 現行の法律がいかに時代遅れになっているか、如実に示すことになった。家の中に入り込んだ熊を殺処分するのは窓から室内へ向けて発砲するしかない。その場合、警察や公安の許可を得たとしても、後に裁判で銃刀法違反で猟銃を取り上げられたのでは話にならない。札幌高裁の裁判官はどれほど的外れの判決を出したのか、反省すべきではないか。

 住宅に入り込んだ喜多方市の熊は捕獲して山に放ったとしても必ず住宅地に戻ってくる。なぜなら家に入り込めば暖かくて食料があるからだ。熊は知能の高い動物で、学習能力があるから危険極まりない。
 例年にように熊による人的被害が全国的に発生しているにも拘らず、熊の個体調査はもとより、棲息数調査すら行われていないのは何故だろうか。昨今の狩猟が厳しく規制されている状況で、新しい人材が狩猟免許を取得しようとしない風潮は危機的ではないだろうか。出来ることなら、ことに北海道などでは山岳施設には必ず狩猟免許を持った猟師が常駐することが望ましい。

 まだ子供が襲われるという悲惨な事件が起きてない内に、「人を害獣から守るための」シッカリとした害獣駆除基準が設けられることを望む。既に子供たちの生活圏内に頻繁に熊が出没している状況下では、いつ子供が熊の犠牲にならないとも限らない。情緒的な「熊が可哀そう」という抗議など、自分の子供が襲われても同じ言葉が云えるだろうか。

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