October surprise3

<大統領選では終盤戦に強いという見方もあるトランプ氏。確かに、大統領選終盤を迎えて、同氏が支持率を回復させている。様々な世論調査サイトの結果をもとに総合的に支持率を割り出している「リアル・クリア・ポリティクス」によると、全国的にはハリス氏の支持率の方が高いものの、9月27日以降、激戦州ではトランプ氏の支持率がわずかではあるもののハリス氏の支持率を上回るという逆転状況が続いている。9月27日以降、激戦州では、トランプ氏の支持率がハリス氏をわずかだが上回っている。出典:realclearpolling.com

ハリス氏、失速か
 The Hill/DDHQによる激戦州7州の世論調査では、10月初めはハリス氏が7州のうち4州でリードしていたものの、10月11日時点ではトランプ氏が5州でリードし、ハリス氏は2州でリードするに留まっている。ミシガン州とウィスコンシン州の両州では、8月時点ではハリス氏がリードしていたものの、今ではトランプ氏にリードを奪われている状況だ。
 アメリカの大統領選では、その州の一般投票で最も得票した大統領候補が、その州に割り当てられている選挙人票をすべて獲得する「勝者総取り方式」。そのため、近年の大統領選では、2000年と2016年に、民主党大統領候補が一般投票では勝ちながらも、選挙人票は勝ち取れずに敗れるという状況が起きた。米政治サイトThe Hillは今回も同じ状況が起きる可能性があると見ており、「トランプ元大統領の2期目当選の可能性が高まっている」「トランプ氏は287対251(選挙人は538人。過半数の270人を獲得した時点で勝者が決まる)という明確な差で、選挙人団を勝ち取る可能性がある」との見方も示している。
 民主党大統領候補に指名されて以降続いていたハリス氏のハネムーン期間は終わり、同氏の勢いは失速しているということだろう。

トランプ氏は“それ”を持っている
 ハリス氏が負ける4つの理由について、ホワイトハウスとペンタゴンで高官を務めたダグラス・マッキノン氏がThe Hillに寄稿している。それらは、同氏が話を聞いた3人の民主党の選挙工作員たちがした指摘で、彼らはハリス氏の勝利が危うくなっていると考えているという。
第一に、ハリス氏があまり良い候補ではないということ。ハリス氏は自信が欠如しており、事前にリハーサルされていない質問や政策に関する質問を受けるのを恐れているように見えることが、有権者にとって懸念事項になっているという。
第二に、バイデン・ハリス政権の実績に問題があり、ハリス氏は、ABCテレビの「ザ・ビュー」でインタビューを受けた際、「過去4年間、バイデン大統領と何か違うことをしましたか?」との質問に「思い浮かぶことは何もありません」と答えて、人々を失望させるという失敗を犯したこと。トランプ陣営はSNSで、この失敗をハリス氏に対する批判材料にしている。
第三に、ハリス氏は、トランプ氏のようには「個人崇拝」する熱狂的支持者を抱えていないこと。「好むと好まざるとにかかわらず、認めると認めないにかかわらず、トランプ氏にはつかみどころのない“それ”がある。“それ”は買うことも、作り出すことも、偽ることもできない。持っているか、持っていないかのどちらかだ」とトランプ氏にはハリス氏にはない“それ”があると指摘している。“それ”が、トランプ氏を2016年の大統領選で勝利へと導き、2020年には現職大統領として史上最高の得票数を記録しながら勝利にあと一歩のところまで迫らせたというのだ。“それ”とは、生まれながらにして備わっている、ある種の器のようなものだろうか。
第四に、世論調査でよくされる「4年前よりも今の方が幸せですか?」という質問に、民主党の中核の支持層である何百万人ものアメリカ人が、4年前の方が幸せだった、バ​​イデン・ハリス政権の政策と失敗のために自分や家族が今打ちのめされていると感じていること。
 大統領選の投票日まで残すところ約3週間。トランプ氏が持っているという“それ”は、同氏を勝利へと導くことができるのか?>(以上「yahooニュース」より引用)




ハリスが負ける4つの理由 トランプを勝利に導く“それ”とは? 民主党選挙工作員が指摘 米大統領選」と題して飯塚真紀子(在米ジャーナリスト)氏がヤフーニュースで書いている。
 これまで日米とも主要マスメディアはハリス氏推しだったが、さすがに大口を開けて大笑いするだけのハリス氏に見切りを付けたようだ。ことにプロンプターの故障で壊れたレコードのように「あと32日、」と繰り返したのは致命的だった。

 ハリス氏は支持率の低下に驚いて、各地でラリーを開催したりインタビューを受けるなど露出を増やす戦略に出たようだが、それもまた逆効果になっているという。
 それは打ち合わせにない質問を受けた際にハリス氏は「ワード・サラダ」を繰り返し、頭の中は空っぽかと疑われているからだ。ハリス氏が国内の経済政策どころか、外交方針さえ明確に示せない状態に支持者たちは失望しているという。

 それに符合するかのように、実はバイデン氏が露出を増やしているという。9月に大統領選から撤退した後、バイデン氏は「ホワイトハウスの引籠りニートか」と揶揄されるほど引籠っていた。しかしここ一週間ほどは積極的に報道陣の前に姿を現し、時にはホワイトハウスの記者会見場に姿を現すなどしている。
 しかし何がまずいかというと、バイデン氏は「ハリス氏と協力して4年間の任期を全うした」と語っていることだ。それによりハリス氏が望むと望まないとに拘わらず、ハリス氏はバイデン氏の副大統領としてバイデン政権のレガシーを負わなければならない立場であることを米国民が思い出す。そうすると引用記事にある通り「世論調査でよくされる「4年前よりも今の方が幸せですか?」という質問」に米国民の多くがネガティブな回答をするだろう。つまりハリス氏にとって望ましくないバイデン政権のレガシーを引き継がなければならない。

 すなわちOctober surprise3とはハリス氏の演技力で補い切れないハリス氏の大統領としての能力の欠如が米国民に知れ渡り出したことだろう。いかに主要マスメディアがハリス氏を持ち上げようと、剥がれだしたメッキはどうにもならない。
 大統領選は実質的にスウィング州6州の結果で決まる。それは南部3六州と中北部ラストベルトの3州だ。ひとに選挙人の多い中北部3州のいずれか一つでも奪われるとトランプ氏の勝利はない。次第に支持率を上げているトランプ氏は「大規模な不正」さえなければ勝利が視界に入っている。それもまたOctober surprise3と云うべきではないだろうか。

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