「国境はざるのよう」 移民流入の抑制ーーフランスのバルニエ新首相

<フランスのバルニエ新首相は6日、マクロン仏大統領の主要政策の一部を擁護する意向を示唆した。政府の移民問題に対する措置は強化するとし、強硬姿勢を示した。

 首相指名後初のインタビューに応じたバルニエ氏は、同氏の政権にはマクロン氏率いる中道与党連合の議員らだけでなく保守派も含まれるだろうと発言。「希望する全ての人に門戸を開く必要がある」と述べた。
 バルニエ氏は複数の問題を巡って右傾化の兆候を示しており、移民の流入については抑制に向けてより厳格な政策を求めると主張。「わが国の国境はざるのようで、移民の流れは制御されていないという感覚が依然としてある」と述べた。
 一方、左派連合は7月の総選挙で最大勢力となったにもかかわらず、マクロン氏が同連合から首相を選出しなかったことに不満を示し、週末にデモを行うよう呼びかけている>(以上「REUTERS」より引用)




 パリは治安が悪くなった、と嘆く声が聞かれる。数年前は年金改革に反対するイエローベストが荒れ狂っていた。現在でもパリ観光に際してはスリやひったくり、置き引きなどの窃盗犯罪が多く報告されている。 特に、混雑している観光地や公共交通機関の利用中に狙われるケースが多いようだ。 また、観光地での記念撮影に夢中になっている間に、そばに置いていた荷物を置き引きされるケースもあるという。
 それら犯罪のすべてが移民によるとは云わないが、「「国境はざるのよう」 移民流入の抑制に向け「強硬姿勢」を示す...フランスのバルニエ新首相」との記事があった。

 欧州諸国は押しなべて移民規制に動いている。それは大量に押し寄せた移民によって社会秩序が破壊されるだけでなく、社会保障の根幹まで揺らぎ始めたからだ。国民に移民に対する不満が高まり、移民阻止を政治家に求めるようになっている。
 バルニエ氏は「希望する全ての人に門戸を開く必要がある」と述べていたが、移民の流入については抑制に向けてより厳格な政策を求めると主張した。引用記事では「バルニエ氏は複数の問題を巡って右傾化の兆候を示して」いるというが、右傾化はフランスに限ったことではない。

 ドイツでも経済不況とエネルギー価格の高騰により左派環境保護は勢いを失い、ドイツの伝統を取り戻せ、という右派が勢いを盛り返している。それはEV導入に熱狂した勢いが萎んでいくのと反比例しているかのようだ。
 多様性のある社会こそが素晴らしく、すべてのモノを受け容れるべきだ、という啓蒙家たちは先進的な活動家たちではなく、単に社会分断と国家破壊を試みる人たちでしかないと、多くの国民が知り始めた。

 日本でも取るに足らない「夫婦別姓」や、極めて少数の性同一障害者を護るために社会そのものを性同一にすべきというLGBTq運動を広める活動家たちは社会の分断と破壊を試みる人たちだ。
 国民が国民の幸せのために負担して構築した社会保障制度を移民にも開放してタダで利用させるべきだという論理を、多くの国民は受け容れられないだろう。大勢の他民族が国内に入り込むのは社会の多様性ではなく、社会の混乱でしかない。日本では労働力確保のために外国人労働移民を34.5万人も受け入れる、と自公政権は決議しているが、それがどんな結果をもたらすが真剣に議論すべきだ。移民を多く受け入れた欧州諸国がどうなっているか、検討すべき先例は幾らでもある。

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