嘘つき民主党正副大統領候補。

報道されないウォルツの「一面」
 アメリカの民主党副大統領候補のティモシー(ティム)・ジェームズ・ウォルツ(日本のマスメディアは「ウォルズ」と表記するよう「談合」しているが、ここではドイツ系の読み方を使う)が「ヤバい」人物であることはすでにこのサイトで公表した(拙稿「米民主党ウォルツ副大統領候補の「闇の4年」が暴かれ、こりゃヤバッ!」を参照してほしい)。
 ところが、主要マスメディアはウォルツが「嘘つき」で「臆病者」であることをなかなか報道しない。その結果、主要なテレビしかみない人は、ウォルツがアメリカンフットボールの元コーチで、庶民派の好々爺であると思ってしまう(下)。だが、そのイメージはつくられたものであり、インチキだ。
 マンケイト・ウェスト高校の代表フットボールチームと中央に立つティム・ウォルツ。ウォルツは、1999年の州選手権で優勝したスカーレッツのディフェンスコーディネーターであった。
 しかし、民主党支持の「ワシントン・ポスト」(WP)のスタッフのなかには、さすがにこのインチキ男に腹を立てている人もいる。「さまざまな政治的・道徳的問題について、予測不可能な結論へと導く経験や価値観を優雅に語り、鋭敏で、しばしばウィットに富んだコラムを書く」ことが評価され、2010年にピューリッツァー賞解説部門を受賞したWPのコラムニスト、キャスリン・パーカーは、私よりもずっと慎重な言葉遣いながら、記事の最初の段落で、つぎのようにウォルツを批判している。
「ミネソタ州知事のティム・ウォルツ氏は、アメリカで『フットボールの父』として描かれていることで、確かに利益を得ている。しかし、ウソをつくことが最も重い処罰に値する犯罪として扱われる私の父の家庭では、真実のテストに合格することはできなかっただろう」
 彼女は、「彼(ウォルツ氏)は政治的利益を得るために履歴書を飾る傾向がある」と、はっきり書いている。「嘘つきは泥棒のはじまり」であるとすれば、彼は何度も嘘をつき、「泥棒政治家」(クレプトクラ―ト)にまで成長した。そんな彼を「権力者と寝て出世した」カマラ・ハリス大統領候補が「相棒」に指名したのだ(ハリスについては拙稿「米メディアも「隠したい過去」を報道開始…カマラ・ハリスの耐えられない「ヤバさ」」を参照)。

ウォルツの嘘
 パーカーは、ウォルツがどんな嘘をついてきたのかについて実例を記述しているので紹介しよう。
(1) 飲酒運転
 ウォルツは1995年に飲酒運転と危険運転で逮捕されたことがある。当時31歳で高校教師だったウォルツは、ネブラスカ州の制限速度55マイルの道路を96マイルで走行していた。彼は州警察官に車を止められ、アルコールの匂いを嗅がれた後、ウォルツは飲酒運転検査を受けるように言われたが、不合格となった。その後、ウォルツは病院で血液検査を受け、その結果、彼の血中アルコール濃度は0.128で、州の法定限度を大幅に超えていたことが判明した。
 これらの情報はすべて警察の記録に残っているが、ウォルツの2006年の下院選キャンペーン中には、「ウォルツは飲酒しておらず、自ら警察署まで運転した。飲酒検知テストに不合格だったのは、州兵の砲兵部隊に所属していたときに難聴になったことに関する誤解が原因だった」と報道されていた。まったくの嘘である。
「2018年、ウォルツがミネソタ州知事選に出馬した際、彼は正直になり、飲酒運転を認めた」と、パーカーは書いている。「真実を話す方が、まったく話さないよりはましだ」からだ。

ウォルツは「大嘘つき」!?
(2) 共和党陣営を貶めるためについた大嘘
 ウォルツは、体外受精(IVF)でなければ2人の子供をもてなかったと発言した。しかし、ウォルツ夫妻は実際には体外受精を利用しなかったと、妻のグウェン・ウォルツが声明で明らかにした。つまり、ウォルツは真っ赤な嘘をついたのだ。共和党副大統領候補のJD・ヴァンス上院議員を非難するためだった。どうやらヴァンスがIVFに反対しているとして、彼に投票しないように訴えるためだった。しかし、ヴァンスとトランプは、「IVFを支持していると記録されている」と、パーカーは指摘している。
 このウォルツという男はそもそも、「中絶を含む『女性の生殖に関する健康』の倫理について、それほど懸念しているとは思えない」とも、パーカーは厳しく批判している。彼が知事を務めるミネソタ州法では、医療従事者が「生存新生児の命と健康を維持する」ことを義務づけていたが、ウォルツが承認した法律では、医師が「生存新生児をケアする」ことだけが求められている。
 つまり、「ケア」とは、良心が許せば「死なせる」ことも意味するのだ。「このような欺瞞(ぎまん)的な表現は悪夢そのものであり、強制収容所につながる」と、パーカーはウォルツを断罪。「ウォルツの政権は、人を不快にさせず、かつ情報を提供しない言葉で現実を覆い隠している」と記している。
 そう、ウォルツは「大嘘つき」であり、それはトランプ並みなのだ。しかし、残念ながら、主要マスメディアはこの事実を報道しない。
(3)軍歴詐称とイラク派兵前の退役
 パーカーは、「戦争地域に派遣されたことがないにもかかわらず、『戦争で』銃を携帯したと発言した際に言い間違えた」件についてのべた程度で、ウォルツの軍歴詐称やイラクの派兵前に部下を置き去りにして退役した事実については紹介していない。この問題については、最初に紹介した拙稿を読んでほしい>(以上「現代ビジネス」より引用)




 今はまだ公開の場で追及されることはないが、やがて副大統領候補による討論会が開催されるだろう。その時「「トランプvsハリス」のTV討論直前に発覚した民主党ウォルツ副大統領の「大噓3連発」」のウォルツ氏の不都合な真実が暴露されるだろう。
 塩原 俊彦(元高知大学大学院准教授・元新聞記者)氏が書いているように、ウォルツ氏は清廉潔白の人物とは云い難いようだ。彼が副大統領候補に選ばれたのは単にハリス氏の大統領選に有利になる、という読みからのものでしかない。

 そのハリス氏は10日のトランプ氏との討論会で数々の嘘を吐いた。討論会を仕切ったのが極左テレビ局ABCでトランプ氏の発言に対して数々のファクトチェックをして妨害したが、ことにOH州スプリングフィールドで「ハイチからの不法移民がペットの猫などを捕獲して食料にしている」とトランプ氏が発言し野に対して、司会者が「ファクトチェック」として「そんな事実はない」とトランプ発言を直ちに否定した。
 しかし現地を取材した数々の「ハイチ不法難民がペットを捕獲して食べている」と証言する動画がyou tubeに投稿されている。ABCは市当局の発表をそのままファクトとしたわけだが、それは正しい報道機関のあり方ではない。

 討論会の発言で、ハリス氏の嘘は数え切れないくらいあった。
 まず出だしでハリス氏は「中間層の家庭で育った」というのは嘘だ。ハリス氏の父親は「極左の教授」で母親は「大学の科学者」という富裕な家庭で育った。
 そしてトランプの減税は金持ちが得した、というのも嘘だとIRSのデータで判明している。
 さらにトランプは連邦消費税を導入すると云ったが、トランプ氏はそんな発言をしていない。妊娠中絶に関しても、妊娠9ヶ月を経過した胎児でも中絶できる(殺人を犯す)といったのはウォルツ氏であって、トランプ氏は殺人ではないかと批判した。

 他にもハリス氏は数々の嘘を云っている。国境法案で警備を強化できたにも拘らず、不法移民を合法化したのはハリス氏だ。彼女は議会で議長も務めているため彼女の意見によって法案は議決される。
 ハリス氏はフラッキングを禁止しないと発言したが、どの口で言うのだろうか。バイデン政権下でフラッキングを禁止したからガソリン価格が高騰して、インフレの導火線の役割を果たしたのではないか。米国人はたった三年半前のことすら記憶喪失するというのだろうか。

 たった90分の討論会で、どれほどの嘘をハリス氏が吐いたかはビデオチェックすれば容易に解ることだ。現代ではビデオとネットがある。ABCやCNNなどの主要マスメディアがトランプ潰しに奔走しようと、米国人は偏向マスメディアを鵜呑みにするのではなく、自身の目と耳で事実を知り、自身の頭で考えることだ。米国を分断し、社会を混乱させているのは民主党か、それとも共和党か、を。
 ハリス氏が司法長官として社会的なキャリアを始めたカリフォルニア州が現在どうなっているかを見れば、その答えは明らかだ。一握りの活動家が大した問題でもないことを大仰に騒ぎ立て、それが天下の一大事ででもあるかのように政治問題化して社会を分断する。その格好の例がLGBT法だ。男が男らしく、女が女らしく振舞えない社会の方がオカシイと思わない方がどうかしている。

 米国は岐路に立っている。1960年代までは確かにあった「古き良き米国社会」は何処へ行ったのだろうか。人権活動家とマリファナが市民権を獲得して、米国社会は大きく変わった。それが多くの米国人が望む社会なら歓迎すべきだが、そうでないなら多くの米国人が自らのアイデンティティーを取り戻すために立ち上がらなければならない。
 バイデン氏とハリス氏がホワイトハウスの住人になって三年半の間に、米国は良くなったのか、それとも悪くなったのか。米国は誇りある社会へと向かっているのか、それとも混乱と分断の社会へと向かっているのか。あなたの暮らしはトランプ時代よりも良くなったのか、あなたの知り合いの多くはトランプ時代よりも良い暮らしを送っているのか。今年11月にトランプ氏とハリス氏のいずれに投票すべきかは、簡単に判ることだ。

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