ブラタモリ、久し振りにテレビを楽しみにすることが出来ることに感謝だ。

「ブラタモリ」8カ月ぶり復活、初の3夜連続放送
2024年度の改編でレギュラー放送が終了した「ブラタモリ」(NHK総合)が、8カ月ぶりに復活。番組始まって以来初の3夜連続、11月2日(土)、3日(日・祝)、4日(月・振休)に放送される。
 今回は「道」に着目。スタートの京都から大阪を目指し、江戸時代に整備された“ある道”を歩きながらそれぞれの街の魅力や個性を解き明かす。旅のパートナーは広島局の佐藤茉那アナウンサーが務めた。
<タモリ コメント>
 道は面白いです。自然にできたものもあれば、つくったものも両方ある。特に分かれ道が良かった。いい三差路に出会えました。>(以上「お笑いナタリー」より引用)




 ブラタモリが終わってからテレビを全く見なくなった。情報を取るにはネットで充分だし、世間の流行はネットの中の方が早いくらいだ。NHKの契約中国人記者が飛んでもない「反日放送」を仕出かしたのもあって、NHKとの視聴者契約を解約しようかと考えていた。テレビを見ないから処分しても良いと思っていた。
 もちろんNHKだけが偏向しているわけではない。民間放送だって随分と酷いのがある。かつて池上某氏は「国債残は国民一人当たり…」といった財務省のプロパガンダを平気で流していた。彼は国家B/Sすら知らないと自ら暴露している愚かさすら気付かない「解説者」だったわけだが、今現在も彼が担当する番組は健在だ。

 他にも噛み付きたいテレビ番組はゴマンとある。まずアナウンサーが枕詞のように「日本が植民地支配していた朝鮮に対して…」と云うのは飛んでもないプロパガンダだし、気候変動に関してCO2排出量と結びつけるのも「CO2地球温暖化詐欺」に加担する愚行だ。
 従来からマスメディアは政権の広告宣伝のために利用されてきた。最も効果的に利用したのはヒトラーだ。マスメディア利用のために彼はゲッペルスを「宣伝相」に任じた。現代も時の政権は国民世論を動かすためにマスメディアを利用する。いま頻りと行われているのは年齢攻撃だ。「高齢者」を運転者から追放するために、高齢者が当事者となった数少ないレアケースの「事故」を針小棒大に繰り返し繰り返し報道することによって「高齢者の運転免許の更新に認知症テスト」を条件にしてしまった。

 テレビ番組が「旅」と「グルメ」と「クイズ」に特化し、同じようなタレントが雁首を揃えるようになって、面白くなくなった。テレビ草創期から視聴して来た者として、テレビのダイナニズムが失われて詰まらなくなったと感じる。
 たとえばネットでは「CO2地球温暖化」について、賛否両論の意見を視聴できる。you tebeをネットで見る者が、「CO2地球温暖化」を主張する動画と「CO2地球温暖化は詐欺だ」とする動画の両方を見ることが出来る。そこで両者の意見を比較対照して、どちらがより合理的か判断することが出来る。

 たとえばテレビでは「国債は国家の借金で、国民一人当たり830万円借金していることになる」と財務省の主張をそのまま報じているが、ネットでは「国債は政府の借金で、政府の借金は国民の資産になっている」と国家B/Sを考えれば極めて当たり前の経済原理に基づいた情報を視聴することが出来る。
 ネットでは「失われた30年」=「デフレ政策=緊縮財政」だったということは常識だが、テレビでこうした解説は皆無だ。だから「デフレ政策」を廃止して、「インフレ政策=積極財政」に転じるべきだが、テレビでこうした論理を展開する経済評論家はことごとく駆逐されている。残念ながら総裁選で「経済成長」を口にする自民党政治家諸氏も成長戦略に関して具体的な政策は何も語らない。それは立憲党の代表選でも同じだ。これほど日本の政治が逼塞しているのも、テレビ報道の緊縮財政派の金太郎飴に徹しているからだろうか。

 テレビを視聴することはフラストレーションを溜め込むことでしかない。だからテレビ視聴しなくなった。見たところで同じようなタレントと番組の焼き直しでしかないからだ。
 そうした「詰まらないテレビ」の中で、ブラタモリだけは光っていた。それは綿密な現地取材と、現地の郷土史家や郷土地質学者などが登場して地域の特徴ある歴史や風俗や地質に関して情報を開示する、という展開が他のテレビ番組と比べるもなく光っているからだ。それはタモリ氏の知能とキャラクターに依るものなのかも知れないが、やはり番組作りがしっかりしているのだろう。久し振りにテレビを楽しみにすることが出来ることに感謝だ。

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