大谷氏のロスの家を「豪邸紹介」した日本の愚かなテレビ局。
<大谷が激怒したワケ
「ロサンゼルス・ドジャース」で活躍する大谷翔平(29歳)から、日本テレビとフジテレビが「出禁処分」を下されていたことが、週刊現代の取材でわかった。
「日テレとフジは、ドジャースから貸与されている『取材パス』を凍結されてしまったのです。さらに、大谷選手のマネジメントなどを行っている会社からも、『大谷の過去素材を使用しないよう』通達された。
これにより、日テレは6月9日放送のスポーツ特番に関しても映像の差し替えを余儀なくされました。局内は蜂の巣をつついたよう騒ぎになっています」(日テレ関係者)
日テレとフジは、なぜそこまで大谷を怒らせてしまったのか。
「日テレとフジは先月、大谷選手がロスに12億円の豪邸を購入したことを詳細に報じました。空撮映像や自宅前からのレポート、近所へのインタビューなどワイドショー取材のような映像を流した。まるでお祭り騒ぎでした。
大谷選手はこれらの報道に怒ったそうです。米国では、セレブの自宅に強盗が入ったり、家族が誘拐され多額の身代金を要求される事件が頻発している。スーパースターである大谷選手も、狙われる可能性は大いにあるのです。
そのなかで、日テレとフジは見れば誰でも大谷選手の自宅住所を特定できてしまうような映像を流した。妻の真美子さんに危険が及ぶかもしれないだけに、大谷選手は看過できなかったのでしょう」(現地テレビ局駐在員)
日本のテレビが番組で行う「豪邸紹介」は「どうぞ強盗に押し入って下さい」と勧誘しているに等しい大バカ番組だ。時々裏バイトで誘われた若者が俄か強盗になって押し入っているが、米国では銃を持った強盗団が押し入る事件は日常茶飯事だ。ましてやビッグな7億ドル契約を締結した大谷氏なら、強盗団にとって押し入るのに不足はないだろう。
「ロサンゼルス・ドジャース」で活躍する大谷翔平(29歳)から、日本テレビとフジテレビが「出禁処分」を下されていたことが、週刊現代の取材でわかった。
「日テレとフジは、ドジャースから貸与されている『取材パス』を凍結されてしまったのです。さらに、大谷選手のマネジメントなどを行っている会社からも、『大谷の過去素材を使用しないよう』通達された。
これにより、日テレは6月9日放送のスポーツ特番に関しても映像の差し替えを余儀なくされました。局内は蜂の巣をつついたよう騒ぎになっています」(日テレ関係者)
日テレとフジは、なぜそこまで大谷を怒らせてしまったのか。
「日テレとフジは先月、大谷選手がロスに12億円の豪邸を購入したことを詳細に報じました。空撮映像や自宅前からのレポート、近所へのインタビューなどワイドショー取材のような映像を流した。まるでお祭り騒ぎでした。
大谷選手はこれらの報道に怒ったそうです。米国では、セレブの自宅に強盗が入ったり、家族が誘拐され多額の身代金を要求される事件が頻発している。スーパースターである大谷選手も、狙われる可能性は大いにあるのです。
そのなかで、日テレとフジは見れば誰でも大谷選手の自宅住所を特定できてしまうような映像を流した。妻の真美子さんに危険が及ぶかもしれないだけに、大谷選手は看過できなかったのでしょう」(現地テレビ局駐在員)
水原事件で深まった日本メディアへの不信感
日テレとフジの言い分は、「現地メディアや地元テレビ局が報じた内容をなぞったものを放送した」というもの。現在、両社は何とか「出禁」を解いてもらおうと、代理人を通じてドジャースやマネジメント会社と折衝を続けているが、大谷の怒りは収まりそうにないという。
「以前の大谷選手は日本人のテレビクルーや記者を見つけると、自ら進んで取材を受けるほど友好的でした。しかし、元通訳の水原一平氏の事件以来、日本メディアへの不信感を強めるようになってしまった。“大谷選手も野球賭博に加担していたのではないか”という根も葉もない情報が出たことが原因だそうです。
また、妻である真美子さんの素性をこぞって調べあげたことも、不信感を強めることになった。『出禁』は今回の『豪邸報道』だけが理由ではないのです」(同前)
大谷の映像を流せるかどうかは、テレビ局にとって死活問題。大谷を取り上げた企画は軒並み好視聴率を記録するからだ。
「ホームランを打った場面はもちろんですが、プライベートな映像も視聴率を急騰させます。大谷選手が番組平均視聴率を2~3%押し上げることもある」(フジテレビ関係者)
日テレとフジの言い分は、「現地メディアや地元テレビ局が報じた内容をなぞったものを放送した」というもの。現在、両社は何とか「出禁」を解いてもらおうと、代理人を通じてドジャースやマネジメント会社と折衝を続けているが、大谷の怒りは収まりそうにないという。
「以前の大谷選手は日本人のテレビクルーや記者を見つけると、自ら進んで取材を受けるほど友好的でした。しかし、元通訳の水原一平氏の事件以来、日本メディアへの不信感を強めるようになってしまった。“大谷選手も野球賭博に加担していたのではないか”という根も葉もない情報が出たことが原因だそうです。
また、妻である真美子さんの素性をこぞって調べあげたことも、不信感を強めることになった。『出禁』は今回の『豪邸報道』だけが理由ではないのです」(同前)
大谷の映像を流せるかどうかは、テレビ局にとって死活問題。大谷を取り上げた企画は軒並み好視聴率を記録するからだ。
「ホームランを打った場面はもちろんですが、プライベートな映像も視聴率を急騰させます。大谷選手が番組平均視聴率を2~3%押し上げることもある」(フジテレビ関係者)
日テレとフジテレビの回答
ドジャースから取材パスを凍結され、マネジメント会社からも「映像の使用禁止」を通達されたのは事実か。「現代ビジネス」が質問書を送ると、日テレとフジテレビはそれぞれ次のように回答した。
「本日いただきましたご質問に関して、大変恐縮ですが、取材に関するご質問については一切お答えしておりません。ご理解のほどよろしくお願いいたします」(日本テレビ広報部)
「特に回答することはございません」(フジテレビ企業広報部)
日テレとフジの焦りは大きく、両社の上層部は頭を抱えているという>(以上「週刊現代」より引用)
ドジャースから取材パスを凍結され、マネジメント会社からも「映像の使用禁止」を通達されたのは事実か。「現代ビジネス」が質問書を送ると、日テレとフジテレビはそれぞれ次のように回答した。
「本日いただきましたご質問に関して、大変恐縮ですが、取材に関するご質問については一切お答えしておりません。ご理解のほどよろしくお願いいたします」(日本テレビ広報部)
「特に回答することはございません」(フジテレビ企業広報部)
日テレとフジの焦りは大きく、両社の上層部は頭を抱えているという>(以上「週刊現代」より引用)
なんとなく今年の大谷氏は調子に乗り切れていない、と感じているのは私だけだろうか。確かに結婚と信頼していた元通訳の裏切りといったプライベート面の衝撃があった。しかし、それだけにしてはいつまでも引き摺り過ぎではないかと感じていた。
そう思っていたら「大谷翔平が「豪邸報道」に猛激怒していた…!日テレとフジが「出禁」になった「深刻すぎる理由」」という見出しが目に付いた。まさに日本ゲス・テレビ感覚の「豪邸紹介」を、ロスでも大谷氏の「豪邸紹介」をしていたというから、その非常識ぶりに呆れ返った。
日本のテレビが番組で行う「豪邸紹介」は「どうぞ強盗に押し入って下さい」と勧誘しているに等しい大バカ番組だ。時々裏バイトで誘われた若者が俄か強盗になって押し入っているが、米国では銃を持った強盗団が押し入る事件は日常茶飯事だ。ましてやビッグな7億ドル契約を締結した大谷氏なら、強盗団にとって押し入るのに不足はないだろう。
しかも家には新妻までいるとなれば、大谷氏が「豪邸紹介」に激怒するのは当たり前だ。契約金以外のスポンサー料収入などが年間数十音円になる大谷氏が強盗団に狙われる可能性は決してゼロではない。日常的に大谷氏はそうした危険を肌で感じているに違いない。
そして身内だと思って信頼していた相棒が二十数億円も大谷氏の銀行口座から盗んでいた。それもギャンブルという負けることが決まっているゲームにのめり込んでの犯行だというから最悪だ。
ギャンブルは決して儲からない。胴元が儲かるように出来ている。だから碌でもないギャングなどが胴元になりたがる。負けたギャンブラーからカネを取り立てるのに平穏な手段では駄目だから、ギャングがカジノに乗り出すのは必然的でもあ。日本でも愚かな政治家がIRなどと云ってカジノと称する博奕場を誘致しようとしているが、彼らはその地域に貧乏神を招き入れて地域住民を不幸に陥れようとしていることに気付かないだけだ。
日本のテレビ局は「日本基準」で個人の住まいを紹介しているが、それでも外国人並みに常識を喪失した犯罪者が「ポツント一軒家」を狙って押し入るという。「ポツント一軒家」という番組は山間僻地の一軒家に高齢者が暮らすのを紹介するが、そうすると犯罪者たちは悪心して強盗に押し入ることが出来る。強盗に押し入る家の下調べをテレビ番組が詳細に教えてくれるのだから、犯罪者にとってこれほど安心なターゲットはないだろう。
日本のテレビは何故有名人のプライバシーに土足で踏み込もうとするのだろうか。大谷氏が「結婚した」と告白すれば、その相手は誰かと詮索した。なぜ「ああそうですか、良かったですね」と拍手して祝福するだけで済ますことが出来ないようだ。ゲスの勘繰りと云うが、そうしたゲスを公共の電波を使って全国に拡散するから、テレビを良識ある人たちは見なくなった。
大谷氏は野球選手として活躍している。ただそれだけのことだ。だから私たちは野球人としての大谷氏にだけ関心を示せば良いし、彼は野球人として優れたパフォーマンスを私たちに披露して楽しませてくれる。それだけの存在でしかないし、それ以上の存在を彼に求めるのは彼のパフォーマンスを邪魔するだけでなく、彼の人生を踏み躙る残酷な行為だ。
なぜテレビ局はそうした理屈に思い到らないのだろうか。制作現場が暴走したなら、テレビ局の幹部が自重を促して放映しないのがテレビ局の良識ではないだろうか。あるいは、テレビ局にそうした良識ある人は皆無だというのだろうか。
<私事ながら>
この度、私が書いた歴史小説「蒼穹の涯」を出版するためにCAMPFIREでクラウドファンディングをはじめました。「蒼穹の涯」は伊藤俊輔(後の伊藤博文)の誕生から明治四年までを史料を元にして描いたものです。維新後の彼の活躍は広く知られていますが、彼が幼少期からいかに苦労して維新の功労者になり得たのかを史実に基づいて記述しています。現在、明治維新以前の彼に関する小説等の著書は殆どありません。
既に電子版では公開していますが、是非とも紙媒体として残しておきたいと思います。クラウドファンディングは7月3日までです。残り少なくなりましたが、皆様方のご協力をお願いします。ちなみに電子版の「蒼穹の涯」をお読みになりたい方はこちらをクリックして下さい。