大谷氏は「大きな野球少年」ではない。大リーグのユニコーンだ。

大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

元通訳・水原一平氏(39)が引き起こした違法賭博問題。
 ことの経緯をつまびらかに見ていくと、代理人、危機管理担当、広報担当を含む大谷サイドはすべて水原氏ひとりを通じて大谷とコミュニケーションを取っていた。違法賭博の胴元への送金の重大性をまったく認識していなかった時点で論外だし、水原氏だけの話をうのみにしたのもお粗末だ。日本語を話せる別の人物が大谷に状況を説明し、話を聞いたわけでもなかったのだ。
  ◇  ◇  ◇
 さらに大谷サイドはその翌日、水原氏がウソをついていたと主張。大谷の弁護士が「大谷が大規模な窃盗事件の被害者であることが判明した。この問題を当局に提出します」と声明を発表した。水原氏も前言を撤回、大谷は借金のことも、それを返済したことも知らなかったと、これまでの発言を百八十度変えた。
 そうやって大谷サイドが短期間のうちに主張をひっくり返したことが、「水原氏の1度目の発言はかなり具体的だったが、それでは大谷がヤバイと気付いて話の筋を逆転した」などの疑念を生んだ。大谷が会見で話したことが事実なら、普段から水原氏以外の人物を通じて大谷とコミュニケーションを図っていればここまで問題がこじれることはなかったはずだ。
 ことの経緯をつまびらかに見ていくと、代理人、危機管理担当、広報担当を含む大谷サイドはすべて水原氏ひとりを通じて大谷とコミュニケーションを取っていた。違法賭博の胴元への送金の重大性をまったく認識していなかった時点で論外だし、水原氏だけの話をうのみにしたのもお粗末だ。日本語を話せる別の人物が大谷に状況を説明し、話を聞いたわけでもなかったのだ>(以上「日刊ゲンダイ」より引用)




 別の日の記事の見出しは「ドジャーズ大谷"違法賭博スキャンダル"で露呈した「体の大きな野球少年」の欠陥」とある。云うに事欠いて、何という言い方だろうか。
 大谷氏は高額年俸とは別にCMやアドバイス契約などで年100億円も稼ぐ。年商100億円と云えばちょっとした中小企業だ。しかも製造原価はほとんど不要な高収益業だ。大谷氏が企業経営者だとしたら、水原氏は外渉・経理兼任取締役といったところだろう。

 あるいは中小企業というよりも、芸能プロダクションと云った方が近いかも知れない。いずれにせよ、大谷氏が外渉や支払い関係を水原氏に一任していたとしても不思議ではないし、それが大谷氏の落ち度ではない。
 社会は「性善説」で成り立っている。人は犯罪を犯さない、公序良俗を守る、というのを前提として成り立っている。だから橋梁の名版が盗まれると驚く。しかし一枚数十万円もする錫と銅の合金「青銅」製の名版を屋外の橋に取り付けたまま放置しているのは「性善説」そのものではないか。

 企業において「信頼関係」がなければ業務遂行は不可能だ。大谷氏の場合、管理すべき口座は一つだけではないはずだ。球団から受け取る報酬は結婚するまで日本にいる母親が管理していたという。その他にもCMのギャラなどを管理する口座もあるだろうし、大谷氏が私的に使う口座もあるだろう。
 大リーガーとして野球に専念したい大谷氏は様々な口座を管理する時間があれば体造りや練習に使いたいだろう。野球の本場でユニコーンと称されるためには、どれほどの努力が必要だろうか。

 先日書いた富豪の口座管理で銀行が用意しているサービスchwck writing prvilegesの他にPower of Attorney(通称POA)という「委任契約」がある。この場合はマネジメントスタッフなどに公的代理人を指名して、本人に代わって全ての取引を行うことが出来る。
 そうした富豪に用意されたサービスを大谷氏も利用していたと考えるのが普通だ。一般人が日常生活で本人が本人名義の口座を管理しているから、大谷氏もそうしているのではないか、口座管理すら他人任せは「大きな野球少年だ」と侮蔑するのは間違いだ。それは企業経営で企業の資金管理を経理に任せているのと酷似している。ただし、監査役を置いて経理が正しく誠実に資金管理しているか監査すべきだっと、と批判されるのは避けられないが。

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