大谷氏にとって7億円弱はあなたにとって20ドル以下でしかない。

<電撃婚による祝福ムードを一瞬で吹き飛ばした「大谷翔平選手の通訳・水原一平氏が違法ギャンブルでドジャース解雇!」の衝撃ニュース。現地米国では、水原通訳はおろか、大谷選手本人にまで疑惑の目が注がれる異常事態に。芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが、大谷選手や長嶋一茂さん、矢沢永吉さんを襲った“身内による裏切り”の裏事情を詳しく解説します。

「えぇぇ一平ちゃん!?」文句なく今年一番の衝撃スキャンダル
 出先で「水原一平が賭博問題で解雇だって! たった今ニュースで!」と聞いた時、私の頭の中は“み・ず・は・ら・い・っ・ぺ・い…水原一平…えぇぇ~一平ちゃん? なんで! どうした!”という思いがグルグル回っていました。
 いやぁ~…久々に…ダイアナ妃が自動車事故で死去というテロップを見た時ぐらいのショックでした。
 借金の総額は450万ドル、日本円で約6億7,500万円といいますが、こんなに膨らむまで何故…これれがギャンブル依存症というものなのか…とその怖さを感じます。
 2018年に渡米して以来、まさに一心同体で苦楽を共にしてきた2人のように思っていましたから、もちろん大谷本人のショックは計り知れないものがあると察します。
 水原通訳とああだこうだとベンチ内で話をするのがメンタル・トレーニングになってもいるんだろうな…と思っていただけに、昨晩の大谷をカメラが抜くたび、水原通訳のいない大谷の周りがとても不安定な気がしてしまいました。

人生を狂わせる“金庫番”、矢沢永吉の場合
 MLBの洗礼を受けた、焦点の定まらない山本由伸の姿といい、大乱打戦といい、何だか昨晩は不思議な時間が流れていたような気がします。
 水原通訳解雇というニュースに、少し落ち着いた私の頭の中には、今から26年前に発覚した矢沢永吉の35億円詐欺事件が鮮明に蘇ってきました。
 永ちゃんの、35億円もの大金を騙し取ったのは、自らの所属事務所の経理部長…いわゆる“金庫番”と呼ばれる人物でした。最も信用がおけると思われていた身内の人間です。
 音楽スタジオ建設のため、オーストラリア・ゴールドコーストに購入した1万㎡の土地と建物を、この経理部長が現地の知人と永ちゃんに無断で売りさばき利益を得ていたのです。
 永ちゃんには、スタジオが運営されれば返せると目論んでいた不動産の購入代金35億円が負債として残ったわけです。
 誰よりも…もしかしたら血のつながった親族よりも信頼していた人物に裏切られるとは…。

恐ろしい“身内の裏切り”辺見マリの場合
 身内の裏切りという行為は、実は芸能界では日常茶飯事と言えます。
 私が駆け出しの記者時代、先輩記者のサポートとして担当したのが辺見マリの洗脳騒動でした。
 有名人の周辺には、何故か必ずと言っていいくらい“運命を占う”ような人物がいるもので、辺見の騒動の時も、こういう人物に身ぐるみを剥がされたような状態に追い込まれた出来事だったのです。
 たまたま何かひとつでも、自分の弱い部分をピタッと言い当てられれば、その人物に全幅の信頼を置いてしまいがちです。メンタルが落ちている時ならばなおの事…。
 この占い師は辺見に会うたびに「娘さんが失明してしまうかもしれない」とか「お母さんが寝たきりになってしまうかも」と脅かし、そうならないために…と大金をむしり取っていたのです。
 そしてこの占い師を辺見に会わせたのが、当時の現場マネージャーだったのです。
 辺見は預貯金を解約、自宅も抵当に入れ売却せざるを得なくなり、5億円を超える資産を全て失ったと、後にバラエティ番組で告白していました。

“持ち逃げ被害者”長嶋一茂の重たすぎるコメント
 水原通訳のニュースで頭がボーッとなりながらテレビを観ていた私が、思わずのけぞってしまいそうになったのが『羽鳥慎一モーニングショー』に出演していた長嶋一茂のコメントでした。
 何でもかんでもコメントするものじゃないとは思いますが、そんなニュースが流れた日にコメンテーターとしてスタジオにいたわけですから、羽鳥に振られて知らんぷりしているわけにはいかなかったのでしょう、大谷の今の精神状態を問われて「ダメージいつまでも消えないものですよ…影響は残ると思いますね…」というようなコメントを答えたのです。
 一茂といえば1年以上前、ハワイで飲食店をオープンしようと、少し恋心を抱いていた共同経営者の女性と口座を開設、開店資金を振り込んだもののこの資金を全て持ち逃げされたことがありました。
 下心があったから奥さんにも言えず、公にならないように法的措置も取らなかったらしいのですが、こんな体験をした一茂が真剣な表情で「ダメージは消えない」とコメントした想定外のリアクションのあまりの生々しさには思わずのけぞってしまいそうになりました。
大谷本人への波及はないと信じたいが…
 大谷が全く知らなかったというのなら、水原通訳はどうやって大谷の口座から借金補填の為の大金を動かすことができたのか。
 アメリカでは日本の国税庁にあたるアメリカ合衆国内国歳入庁(Internal Revenue Servise/IRS)が捜査に乗り出したと報道されています。
 ギャンブル依存症だったと知っていたとしても、自分の口座から大金が動いたことを全く知らなかったとしても、大谷の心の中には傷跡が残ってしまったわけです>(以上「MAG2」より引用)




 大谷氏の横領スキャンダルへの「考察」の手助けとして芋澤貞雄(米国でテレビ・映画のコーディネーター経験後、ジャーナリスト)氏は奇想天外な有名人が「持ち逃げ」された事件を列挙した「大谷翔平通訳の違法賭博で「長嶋一茂の言葉」に記者がのけぞったワケ。矢沢永吉、辺見マリも…げに恐ろしき“身内の裏切り”」と題する論評を掲載した。
 一読して、大谷氏の7億弱の銀行口座から振り込んだ事件など大したことではない、と思わされた。大谷氏は7億円弱も横領されて気付かなかったのか、と米国ジャーナリストが「俺なら20ドル盗まれても直ぐに気づくぜ」とインタビューに応じている。

 しかし矢沢永吉氏は26年前に35億円もの大金を騙し取られたが、取ったのは自らの所属事務所の経理部長…いわゆる“金庫番”と呼ばれる人物だった。信じていたからこそコロッと騙されたのだ。
 辺見マリ氏の場合は全幅の信頼を置いていた占師に騙されて預貯金を解約自宅も抵当に入れ売却せざるを得なくなり、5億円を超える資産を全て失った、という。信頼するとすべてを任せてしまう、というのは矢沢氏も辺見氏も同様だ。

 大谷氏も通訳のみならずマネイジャーとして練習から各種手配まで水原氏に頼っていた。年間CMギャラだけで100億円も手にしていた大谷氏なら、銀行口座情報まですべて水原氏に教えて、様々な支払いや予約までお願いしていたのではないだろうか。しかも米国の銀行では富裕層(貯金が10億円超の人たち)に対しては共同名義が適用されるという。億万長者が一々銀行に出向かないでも、執事のような「共同名義人」が口座からの支払いなどを行える仕組みがあるという。
 20ドル取られたら私でも解る、といった米国人ジャーナリストはおそらく年間100億円ものCMギャラを手にしたことなどないのだろうし、目が回るほど多忙な日々を過ごしたこともないのだろう。野球の本場でユニコーンだと米国人に云わしめたほどの大谷氏は毎日を野球のことだけに時間を使っていたのだろう。雑事に一分も使いたくないほど、大谷氏は野球漬けだっただろう。

 今後はどうなるのか。幸いにも大谷氏は真美子氏と結婚した。大谷氏のマネイジメントは最も信頼する真美子氏がしかりと行うだろう。
 これまで以上に大谷氏は球界のユニコーンを目指して頑張るだろう。現役生活を終えるまで、大谷氏は真面目に野球漬けの毎日を過ごすことになる。

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