貧困化し壊れつつある米国社会。

<「梅宮アンナ、50日滞在してわかった『大好きだったアメリカ』の悲惨な現状。育児にベストな国ってどこなんでしょうね」 (OTONA SALONE 2023/10/9)

■ あれだけ大好きだったアメリカが、けんかとゴミとドラッグまみれになっていた

 5月初旬から50日間アメリカに滞在しました。サンフランシスコに行って、驚きました。言い方は悪いですけど、町中がゴミとジャンキーだらけなの。あの美しかったサンフランシスコが、どんよりとした町になっていて。
 駐車場に止めてある車の窓が軒並み開け放してあるんですよ。なんでかなと思ったら、ガラスを割られて車上荒らしにあうからあえて窓を開けておくんですって。LAだって、あの治安のいいオレンジカウンティで人が撃たれたりして。衝撃でした。
 50日滞在して日本に戻り、近所のスーパーに行ったらうれしくて涙ぐんでしまいました。あんなにアメリカを求めていた私ですが、ああ、いま私が求めている暮らしはこれだ、って。お肉もお野菜も、こんなにキレイにパックされてクオリティも素晴らしく、なのに価格なんて500円もしない。安全で清潔で、手に入るものの品質は最高、この安定感がいちばんの幸福だなと痛感しました。アメリカ人が日本にくるとコンビニが美しくて安くてキャーキャー感動するでしょう、その気持ちがわかる!と思いました。日本円で所得を得ている人間としてはとってもつらいことですが。
 私は10代からアメリカに通い、長い間アイラブアメリカ!と言い続けてきました。でも、目が合えばハイ!と挨拶を交わす人々の温かさが、こんなに急になくなるの?と、信じられない思いで50日を過ごしました。人々がどこか殺伐として余裕がなくて、そこかしこでけんかも見かけて。悲しくなって帰ってきて、それからはアイラブジャパン!です。あまり語られませんが、これが現在のアメリカの状況だと思います。

 まだ共和党州はそうでもないですが、WEFグローバリストが知事のNY州やカリフォルニア州などは、犯罪増加、貧困化、インフレなどで悲惨な状況です。富裕層は、共和党州へと逃げ出しています。これがグレートリセットの実態です。日本に帰ってほっとしたということですが、残念ながら、日本も確実に米国の後を追っています。時間の問題でしょう>(以上「OTONA SALONE」より引用)




 梅宮アンナ氏が経験した以上に、米国にはまだ酷い話がある。たとえ万引き犯を見つけても、見逃すという。それは米国では900ドル以下の万引きなら警察が逮捕しないからだという。なぜなら千ドル以下の万引き犯を逮捕し起訴しても、即座に釈放されるからだという。米国では微罪の者を起訴して裁判出来ないほど、社会が犯罪まみれだという。
 万引きの多さから小売店が閉店しているのも、あながち嘘ではないようだ。だからamazonが持て囃されている。さらにサンフランシスコのホームレスたちは夕刻にはシリコンバレーに移動するという。なぜならサンフランシスコの街角で寝ていると殺されかねないからだというのだ。

 米国の2022年の調査では19年に比べて、サンフランシスコ周辺の5つの郡のホームレス人口が増えたという。ある一つの郡ではホームレス人口がなんと35%も伸びたというから驚きだ。さらにある調査によれば、米国民の実に80%が「明日の暮らし」に不安を感じているという。明日が今日のように暮らせる自信がないというのだ。
 かつて日本国民の多くが憧れた米国社会のライフスタイルモデルは「仕事場は都心にあって、郊外の広い一戸建てに暮らし、週末には家族で大型のステーションワゴンに乗って行楽地へ出掛ける」という理想として夢見た暮らしは過去のものになっているようだ。

 なぜ米国は貧困化したのだろうか。米国は第一次世界大戦後に世界の製造業大国になったが、大企業が相次いでコングロマリッドとなり、経営者が最大利益を追求してグローバル化し、米国内の製造業が空洞化した。結果として米国内の雇用が奪われ、中間層が転落して貧困層の拡大を招いたのではないだろうか。それは引用ブログ中の「WEFグローバリストが知事のNY州やカリフォルニア州などは、犯罪増加、貧困化、インフレなどで悲惨な状況です」という指摘と一致する。そして現在も世界の情報産業を牽引するMSやAppleですら米国内で自社製品を製造していない。それでは知的財産が米国から国外に流出し、さらに米国内の雇用が減少する、という悪循環に陥るのも無理からぬことだ。
 金融業や機関投資企業が利益を上げたところで、その業界が雇用する社員の数は知れている。せいぜいがウォールストリートの一画を右往左往しているサラリーマンを雇用して、彼らににサラリーを支払うくらいだ。

 さらに伝統的な社会を壊す連中が持て囃されているのも深刻な問題だ。全身にタトゥーを入れたり、好き放題に性転換をしたり、一日中ヤクに耽ったり、街中をスプレーで落書きするのを「自由」だの「人権」だのと叫ぶイカレた連中が当たり前の顔をしている社会では秩序も何もあったものではない。
 そして、そうした連中を裏から資金援助して、米国社会を破壊し尽くそうと企てている国があることを忘れてはならない。米国民やマスメディアの中に浸透して、「自由」や「人権」や「人種問題」などと騒ぎ立てる活動家がいる。今や彼らは社会の隅々にまで深く静かに潜行して、大企業経営者や米国連邦議会にまで影響を与える存在になっている。

 山口県では「疲れた」というのを「えらい」と云う。つまり「偉い」は「疲れた」と同じことだという。偉大なる米国を創造するには偉大なる国民が不可欠だ。「疲れる」努力をしない怠惰な国民ばかりでは、偉大なる国家は創造できない。
 山口県の隣り、広島県では「疲れた」というのを「たいぎい」と云う。つまり「大儀(人がふみ行うべき最高の道義)」とは「疲れる」ということだ。
 人が「偉い」ことや「大儀い」ことを放棄すれば、偉大なる社会も大儀ある社会も維持できなくなるのは当然ではないか。ダルイからコカインを吸引し、貧しいから他人の物を盗むのでは「大儀」ある社会は崩壊する。米国社会の箍を外したのは、明らかに米国を堕落させ、米国を世界を牽引する偉大なる国から転落させる意図の下に行なわれている、と思わざるを得ない。自由には責任が伴い、平等とは「機会均等」だ、と認識すべきだ。米国が偉大なる国に甦ることを心から希望する。

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