CO2温暖化説は科学の範疇からカルトに変貌したのか。

<既に後戻りできない臨界点を越えたと、多くの科学者が警告。人類規模の気候危機が私たちを襲う>
 南極の海氷面積が平年よりも大幅に縮小し、「6シグマ」と呼ばれるレベルの異常事態が起きている。
 6シグマは、統計的な発生確率が限りなくゼロに近いことを意味する。シグマは標準偏差、つまり平均からのズレを表す数値で、この値が大きいほど発生確率が低い特異的な現象ということになる。
 南半球の夏には南極の海氷が溶けて氷で覆われた海面の面積が縮小し、冬には再び海水が凍結して海氷面積が拡大する。6、7月は氷で覆われた面積が最も拡大する真冬の8月に向けて、再び海水が凍結し始める時期だが、今年は例年に比べて南極大陸の周りに漂う氷が非常に少なく、その面積は1991〜2020年の平均から大きく外れている。
 引退した数学とコンピューター科学の教授であるエリオット・ジェイコブソンが、日本の国立極地研究所のデータを基に作成したチャートで、異常な逸脱が浮き彫りにした。
 ジェイコブソンはこのチャートをツイッターに投稿。気候ジャーナリストのジョン・ギボンズがこのチャートをシェアしてこうコメントした。
「不安をあおるつもりはないが......南極では今、いわゆる6シグマ級のイベントが起きている。言い換えれば、750万年に1度レベルの特異事態が起きているということだ。要注意だ」

観測史上最大の減少ペース

 その後、ジェイコブソンとギボンズがツイッター上で議論し、計算をやり直して、最終的に「750万年に1度」ではなく、「およそ270万年に1度のレベル」という結論に落ち着いた。
 ギボンズのチャートの赤い線は2023年の初めから7月までの標準偏差を示している。南極の夏の終わりから冬にかけて偏差が広がり、7月時点で6シグマ級に達したことが分かる。
 実際、メーン大学気候変動研究所は7月19日、南極の海氷面積が昨年同時期に比べ約200万平方キロ縮小しているという分析結果を気候データサイト「クライメート・リアナライザー」で発表した。
「ここ数年、南極周辺の海氷面積は急激に縮小している。南極では今まで、これほど急速な海氷の減少が観測されたことはなかった」と、気候科学者・プレゼンターのエラ・ギルバートはこの発表を受けて本誌に語った。
「これが一時的な現象なのか、大きな変化の始まりなのかは、今の段階でははっきりしない。だが温暖化の進行に伴い、引き続き南極の海氷が減ることは予測できる」
 ギルバートによると、南極の海氷は、温暖化が進む大気と海水に「上と下から温められている状態」で、融解が進むことは容易に予測できても、「多くのファクターが複雑に絡んでいるため、これまではどの程度減少するか予測しづらかった」という。
「それでも、人間の活動で気候が変わり続けている以上、南極の海氷も、北極のそれと同じ運命をたどることは避けられそうもない」
 今年に入って急速に減少が進んだメカニズムは不明だが、気温と海水温の上昇が重なったことが一因とみられる。
「海氷システムは大気と海洋と切り離し難く結びついている」と、オーストラリア南極観測局で海氷の調査を行なっている物理学者のペトラ・ハイルはABCオーストラリアに語った。
「調査海域のすぐそばか、はるか遠くかを問わず、様々な要素の、ほんの小さな変化が、海氷に影響を与える。今は大気にも海洋にも平年よりはるかに大きなエネルギーがたまっている。そのため当然、海氷の動きも変化するし、海氷に働く熱力学的なファクターも通常とは違ってくる」

負の連鎖が始まる?

 NASAによると、南極大陸の氷床は年間約1500億トンのペースで融解しているという。
 元凶は人間の活動だと、ハイルは言い切る。「海氷に影響を与える海洋の温暖化と大気の激しい撹乱はおおむね人為的な要因によるものだ。今ではそれを認めない専門家はまずいない」
 南極の海氷は「アイス・アルベド・フィードバック」と呼ばれる現象を通じて、地球の気温を調節しており、世界の気候と生態系に非常に大きな影響を及ぼす。アルベドとは太陽光の反射率のこと。白い氷は太陽光を反射し、熱を大気圏外に放出して、温暖化を抑える効果があるが、氷が解けると、熱が吸収されて温度が上がり、氷の融解が加速され、負の連鎖が始まる。
 極地の海氷は、海生哺乳類やペンギンなど多くの生物種の生存に欠かせない。また、夏に海氷が解け、冬に再び凍結する季節的なサイクルは、世界の海流の循環を促し、栄養分に富んだ海水を世界中に行き渡らせて、海の生態系を支えている。海氷が減少の一途をたどれば、当然この働きも失われる。
 さらに南極の氷床の融解が進めば、海面が上昇し、世界中の多くの地域(しかもその大半は貧しい国々)で、膨大な数の人々が生活の場を奪われる。
 南極の氷の融解はもはや「ポイント・オブ・ノーリターン(後戻りできない臨界点)」を過ぎ、どんな対策を取っても止められないと、多くの科学者はみている。
「これまでとは異なる状況になるだろう」と、ハイルは予測する。「人間が地球上でこれまでのような生活を続けられる保証はない」
 温暖化の影響が現れるのは何十年も先のことで、自分たちの生活には関係がないと、人々は高を括っていたが、地球規模の危機に直面するのは「私たちの世代だ」と、ハイルは警告する>(以上「NEWS week」より引用)




 またまたカルトのような予言が登場した。「世界的熱波の原因は、南極で起きている「270万年に1度」の超特異現象?」というものだ。最後に「?」マークがついているから推測に過ぎないが、なにかと剣呑な予測記事だ。
 さらに「南極の氷の融解はもはや「ポイント・オブ・ノーリターン(後戻りできない臨界点)」を過ぎ、どんな対策を取っても止められないと、多くの科学者はみている。」というから地球は「温暖化」により破滅へと向かっているかのようだ。

 「温暖化の影響が現れるのは何十年も先のことで、自分たちの生活には関係がないと、人々は高を括っていたが、地球規模の危機に直面するのは「私たちの世代だ」と、ハイルは警告する」というからいずれにせよ、結論は現実として私たちが目撃できる。
 現実として結果が出るのは何十年も先ではない、という。私たちが目撃する世界的な変化は「南極の海氷は「アイス・アルベド・フィードバック」と呼ばれる現象を通じて、地球の気温を調節しており、世界の気候と生態系に非常に大きな影響を及ぼす。アルベドとは太陽光の反射率のこと。白い氷は太陽光を反射し、熱を大気圏外に放出して、温暖化を抑える効果があるが、氷が解けると、熱が吸収されて温度が上がり、氷の融解が加速され、負の連鎖が始まる。
 極地の海氷は、海生哺乳類やペンギンなど多くの生物種の生存に欠かせない。また、夏に海氷が解け、冬に再び凍結する季節的なサイクルは、世界の海流の循環を促し、栄養分に富んだ海水を世界中に行き渡らせて、海の生態系を支えている。海氷が減少の一途をたどれば、当然この働きも失われる。
 さらに南極の氷床の融解が進めば、海面が上昇し、世界中の多くの地域(しかもその大半は貧しい国々)で、膨大な数の人々が生活の場を奪われる。
 南極の氷の融解はもはや「ポイント・オブ・ノーリターン(後戻りできない臨界点)」を過ぎ、どんな対策を取っても止められないと、多くの科学者はみている」というから、具体的にそうした経緯を経て人類が地球環境によって「調節」されるのを目撃するしかないだろう。

 しかし地球は大きな気候変動によって最近の数百万年の間に「間氷期」という地球上に全く氷河が存在しない期間を数度も経験している。間氷期が到来しても、それほど驚くことではないだろう。
 すべての氷河が溶解しないまでも、氷河期でも一様にブリザードが吹き荒れる極寒期ばかりではない。比較的温暖な時期と極寒期との間を緩やかに繰り返し変動している。日本の平安期には温暖期に当たり、京では冬に雪が降らないことを前提とした「寝殿造り」の家屋が建てられた。欧州では緑なす「グリーンランド」がバイキングたちによって発見され、氷のない北極海を通って遠くシベリアにまで進出していた。

 現代の京都は冬に雪が降る。平安時代よりも寒冷化している。しかし引用論評ではヒステリックに「多くの科学者」が南極の氷の融解は「ポイント・オブ・ノーリターン(後戻りできない臨界点)」を過ぎた、としているようだ。
 しかし「多くの科学者」は温暖化は頂点を過ぎて、やがて寒冷化へ向かうと予想している。いわゆる小氷期といわれる時代に入り、その寒冷化は江戸時代に飢饉をもたらした程度の寒冷期を迎えると予言している。いずれが正しいか、私たちは生きているうちに知ることが出来るだろう。

このブログの人気の投稿

それでも「レジ袋追放」は必要か。

麻生財務相のバカさ加減。

無能・無策の安倍氏よ、退陣すべきではないか。

経団連の親中派は日本を滅ぼす売国奴だ。

福一原発をスーツで訪れた安倍氏の非常識。

全国知事会を欠席した知事は

安倍氏は新型コロナウィルスの何を「隠蔽」しているのか。

自殺した担当者の遺言(破棄したはずの改竄前の公文書)が出て来たゾ。

安倍ヨイショの亡国評論家たち。