マイノリティーを特別扱いするのも差別の一環ではないか。
<タレントのryuchell(りゅうちぇる)さんの死去が12日夜に報じられ、SNSでは動揺の声が広がっている。
ryuchellさんの突然の訃報を受け、ツイッターには驚きと悲しみの声が寄せられ、同日午後7時には、ツイッターのトレンドで「りゅうちぇる」がトップとなった。
ツイッターには「ショックすぎて言葉が出ない」「悲しすぎる…信じたくない」「明るいイメージあったのに」などと衝撃の声が並んだ。ファンの間では、「あなたの笑顔、おしゃべりが大好きでした。寂しいです」「りゅうちぇるの優しい性格大好きでした」と悲しみのツイートが広がった。
ryuchellさんと同郷の沖縄県出身の人からも投稿が相次ぎ、「同郷で沖縄愛ある人だったしめちゃくちゃ悲しいよ」「同じ沖縄出身で頑張ってるあなたを見てとっても誇らしかったです。沢山笑顔にしてくれてありがとう」との声も寄せられた。
ryuchellさんは平成28年にモデルのpecoさんと結婚し、30年に長男が誕生。昨年8月に離婚を発表していた。
pecoさんと長男を心配する声も多く、pecoさんのインスタグラムには、「無理しないでね」「自分を大切にしてください」といったコメントが寄せられていた>(以上「産経新聞」より引用)
ツイッターには「ショックすぎて言葉が出ない」「悲しすぎる…信じたくない」「明るいイメージあったのに」などと衝撃の声が並んだ。ファンの間では、「あなたの笑顔、おしゃべりが大好きでした。寂しいです」「りゅうちぇるの優しい性格大好きでした」と悲しみのツイートが広がった。
ryuchellさんと同郷の沖縄県出身の人からも投稿が相次ぎ、「同郷で沖縄愛ある人だったしめちゃくちゃ悲しいよ」「同じ沖縄出身で頑張ってるあなたを見てとっても誇らしかったです。沢山笑顔にしてくれてありがとう」との声も寄せられた。
ryuchellさんは平成28年にモデルのpecoさんと結婚し、30年に長男が誕生。昨年8月に離婚を発表していた。
pecoさんと長男を心配する声も多く、pecoさんのインスタグラムには、「無理しないでね」「自分を大切にしてください」といったコメントが寄せられていた>(以上「産経新聞」より引用)
ryuchell氏の自殺を巡って、様々な意見がネット空間にも飛び交っている。テレビを殆ど見ない私はryuchell氏がいかなる活躍をしていたのか知らない。そしてryuchell氏がマイノリティーだったことも知らなかった。
自死に関する数字がある。若者の死因で最も多いのが自殺で、若者の実に30%が本気で自殺を考えたことがあるという。その一方で電通による2020年「LGBTQ+調査」としてレズビアン(L)、ゲイ(G)、バイセクシュアル(B)、トランスジェンダー(T)だけでなく、多様なセクシュアリティに属する「マイノリティー(性的少数者)」の自殺願望と自殺率の調査結果がある。それによると10代LGBTQの48%が自殺を考えたことがあり、14%が過去1年に自殺未遂を経験したという。ちなみに若者で「自分はLGBTQに該当する」と回答した人は、前回の2018年調査と変わらず8.9%だったそうだ。
日本は世界的に見ても「自殺大国」だ。年間3万人前後もの多くの人が自殺で命を絶っている。実際の自死はもっと多いのではないかと見られているが、それほど日本は住み難い社会になっている。
決してマイノリティーだけではない、普通のマジョリティーにとっても日本の社会は暮らし難いものになっている。それは一度社会の道から足を踏み外すと、なかなか普通に社会の一員として暮らせない構造になっているのも一因ではないか。ことに非正規という言葉が生まれてから、容易に「正規」と「非正規」に労働者を区別する傾向が顕著になり、非正規社員になったら様々な不利益が厄災のように降りかかって来る。
しかしryuchell氏の場合はマイノリティーだったのかというと、必ずしもそうではないようだ。ryuchell氏は女性的な話し方や化粧や衣装を身に纏っていたようだが、彼は普通に結婚して子供までもうけている。
ただ離婚後は女性ホルモンを投与していたというから、良く解らない部分がある。当初から女装趣味があったのは確かなようだが、離婚後に女装趣味が昂じて性転換を考えるようになったのだろうか。しかし、それはトランスジェンダーではない。一人前に結婚生活を送れた段階で、彼は女装趣味の男性として生きるべきだったのではないだろうか。しかし自死した人に鞭打つことは私の本望ではない、ryuchell氏のご冥福をお祈りいたします。