ガーシーこと東谷氏は日本の根幹にかかわる。

<NHK党のガーシ参院議員が12日、SNSのライブ配信で、3月上旬に帰国すると語った。ガーシー議員は動画サイトで著名人を脅迫した疑いで、同日、関係先の家宅捜索を受けていた。

ガーシー議員「3月上旬帰国」 警視庁は帰国待たず関係先を家宅捜索

 ガーシー参院議員が12日、自身のSNSを更新。帰国時期について明言した。 NHK党 ガーシー参院議員(インスラグラムより): 僕は3月上旬に日本に帰国します。先ほど昼の2時、日本の午後2時に、高橋先生と僕の秘書が警視庁にその旨をお伝えしに行きました。 その一番の根拠というか理由は、僕が3月に始まる参議院に出席するために日本に帰国します。その際に事情聴取を受けますよということを、警視庁にお伝えしました。 これが全ての事実です。  “暴露系ユーチューバー”として活動しているガーシー議員は、以前から中東のドバイに滞在。2022年7月の参院選当選後も帰国せず、「芸能界の裏話」などと称して、芸能人の私生活を動画投稿サイトに発信してきた。この活動を通じて、広告収入を得ているとみられている。 
 ガーシー議員が発信した内容を巡っては、2022年、複数の著名人から「脅迫や名誉毀損にあたる」として告訴状が提出された。 
 これを受け警視庁は、脅迫の疑いなどでガーシー議員に任意の事情聴取を要請。これに対しガーシー議員は、2022年12月30日に公開した動画で「帰国してきちっと対応する」などと発言していた。 
 しかし警視庁は、帰国を待つことなく今回の捜査に踏み切った。12日、ガーシー議員の動画の広告収入を管理する東京・杉並区の関係先に家宅捜索に入ったのだ。

“捜査2課”による“関係先”の家宅捜索 見て取れる警視庁の本気度

 フジテレビの平松秀敏解説委員が注目しているのは、家宅捜索に入ったのが、関係先の会社だったという点だ。 
フジテレビ 平松秀敏 解説委員: 警視庁は、ガーシー議員を巡る金の流れや実態をしっかり解明しないといけないと、そう思ったからこそ、今回の家宅捜索だと思うんです。容疑となっている脅迫や名誉毀損という行為自体が、場合によっては、ガーシー議員にとっての金儲けの道具になっていた可能性がある。だからこそ今回、会社に対する家宅捜索になったんだと思います。 また、捜査が行われたタイミングついては、1月23日から始まる通常国会の前に行うことが重要と指摘。
 その上で、警視庁の“本気度”をこう推測する。 
フジテレビ 平松秀敏 解説委員: 家宅捜索を行ったのが、警視庁の捜査2課。あの東京地検特捜部と双璧をなす、知能犯事件・詐欺事件や贈収賄事件のスペシャリストの集団なので、これは本腰をいれて金の流れを調べるんだということが、これだけでも分かる。

NHK党・立花氏「いきなり国会に現れる方が面白い」

 12日、FNNの単独取材に応じたNHK党の立花党首は、ガーシー議員の帰国時期についてこう明言した。
 ーーガーシー議員の帰国は? 
NHK党 立花孝志 党首: 僕は3月27日の週って調整しているんですけど。「帰ってきた方が良いと思いますよ」って話はして、本人も帰ってくる気でしたからね。 
ーー事情聴取のために帰国は? 
ああ…、それはあんまり意味が無いと思いますね。 NHK(に関する)質問で、国会の初陣を飾るのが一番良いと思っているんですよ。それをみなさんに事前にお知らせするかどうかも今検討中です。いきなり国会に現れる方が面白いと思っているので。 ガーシー議員は2022年、日本への帰国について「もちろん不逮捕特権があるんであれば、胸を張って堂々と日本に帰りたいなって言う気持ちはあります」と話していた。

ようやく帰国でどうなる?…問われる有権者一人一人の見識

 2022年7月に初当選したガーシー議員が、 ようやく日本に戻ってくる…。 
ジャーナリストの柳澤秀夫氏は「これまで国会に出てこなくても、歳費をもらっていた。国民の目からみるとどうしても違和感がある。これは一般論だが、我々も選挙の時に、誰に・どこの党に一票を入れるのかということは、有権者の一人として、我々一人一人、その見識が問われていると感じる」と受け止めを話した。 
 ガーシー議員を巡る問題は、どこへ向かうのか。帰国後、果たしてどのような説明をするのか…。 警視庁は、容疑の裏付け捜査を進めている>(以上「イット!」より引用)



 ドバイに滞在しているガーシーこと東谷義和氏(参議院議員)は昨年7月の参議院当選以来、本会議に出席していない。いかなる理由があろうと、国会議員としての責務を果たさないままバッジを付け続けるのは国民・有権者の理解を得られない。が、ここに到って3月には帰国して本会議に出席する意向を見せたという。ただ、その理由が奮っている。国会議員の不逮捕特権があるからだ、というのだ。
 確かに国会開会中は「国会議員不逮捕特権」が定められている。だが院が同意すれば国会開会中でも逮捕されるし、国会が閉会すれば不逮捕特権は効力がなくなる。東谷氏は何か勘違いしているのではないだろうか。

 そもそも国会議員の不逮捕特権とは「憲法上、国会議員は原則として国会の会期中逮捕されず、会期前に逮捕された議員は、その議院の要求があれば、会期中これを釈放しなければならないという特権(日本国憲法第50条)」だ。ここでいう「逮捕」は刑事訴訟法上の「逮捕」よりも広い意味であり行政措置上の身柄の拘束まで広く含む、とされているが、それにより罪が全て帳消しになるのではない。
 東谷氏は「暴露系ユーチューバー」として、芸能人やスポーツ選手などのスキャンダルなどをYOUTUBEで暴露して再生回数を稼ぐ、というものだ。そのため東谷氏は芸能人などから脅迫や名誉棄損などで訴えられていて、警視庁が東谷氏の関係先を家宅捜査した。これにより東谷氏の犯罪が立件されれば起訴は免れないだろうし、刑事責任を問われることもあり得る。有罪ともなれば参議院議員の失格理由に相当し、議員失職もありうる。

 私は一向に存じ上げなかったが、東谷氏は「暴露系ユーチューバー」として人気があるという。だから去年の参議院選挙の比例候補で28万票もの得票を得て当選したという。しかし彼が立候補したのも逃亡先のドバイだった。彼は様々な人から訴えられていた。
 国会議員たる者が清廉潔白でなければならない、とは云わない。道徳的にも優れた徳の高い人でなければならない、とも云わない。しかし憲法に従って法律を制定する立場として、犯罪者であってはならないというのは最低のモラルとして持っている者でなければならないのではないか。だから東谷氏は当選したなら即日帰国して警察の事情聴取に応じるべきだった。

 N国党代表の立花氏は東谷氏が国会で追及すれば面白くなる、と国会審議をまるで芝居の一幕ででもあるかのように楽しみにしているが、国会議事堂は芝居小屋ではない。国民のために働く最高の権威ある議場だ。
 日本の国会議員と国会議事堂を辱める「国会議員」が相次いで登場しているが、日本の憲政史上、今ほど真価が問われる時はない。日本は失われた30年から脱却できないどころか、「ザイム真理教」の門徒たちが跋扈して今まさに日本は衰亡し国民は貧困化している。その結果として少子化が進行し、日本の未来が閉ざされようとしている。ネット市民は東谷氏をガーシーと呼んで面白がるのではなく、国会議員の一人として、彼のような存在を許したこと保真摯に反省すべきだ。私たちは法治国家に暮らし、今後も憲法規範や法律の定める処に因って生活して行く。その根幹たる国会議員が法律に従わないのなら、日本は根幹の部分から壊れていくだろう。

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