バイデン政権の外交無能が世界を危うくする。

<ブリンケン米国務長官は9日、米テレビに出演し、10日に行われる米露による相互安全保障に関する協議をめぐり、ロシアが要求する北大西洋条約機構(NATO)を拡大させないとの確約や、ロシアに近い地域への米軍配備の縮小は「交渉の議題にはならない」と明言し、安易な譲歩はしないとの姿勢を鮮明にさせた。

 ブリンケン氏はまた、ロシアがウクライナに対してさらなる攻勢に出た場合、経済や金融への制裁によって「深刻な結果」を招くことになると警告した。
 ただ、米政府高官は8日の電話記者会見で、緊張が高まるウクライナや周辺地域で米欧側の軍事演習やミサイル配備を制限することは、ロシアが同様の対応をとることを条件に、交渉可能だとの認識を示した。話し合いが可能な議題には、戦略爆撃機を用いた訓練や、地上での軍事演習の規模や範囲などが含まれるとしている。
 国務省によると、9日にジュネーブで行われた予備交渉に臨んだシャーマン国務副長官は、米国としては主権や領土保全、国家が同盟相手を自由に選ぶ権利といった国際社会の原則に従って協議を進めるとの立場を改めて強調。外交を通じた進展に期待を示した>(以上「産経新聞」より引用)



 産経新聞によると「ブリンケン米国務長官は9日、米テレビに出演し、10日に行われる米露による相互安全保障に関する協議をめぐり、ロシアが要求する北大西洋条約機構(NATO)を拡大させないとの確約や、ロシアに近い地域への米軍配備の縮小は「交渉の議題にはならない」と明言し、安易な譲歩はしないとの姿勢を鮮明にさせた」という。
 米国バイデン政権は中露というチンピラ独裁専制国家によっていいようにあしらわれている。北朝鮮のロケットマンがミサイルを試射する都度、中共政府に北朝鮮との交渉を頼るのも見ていられない。北朝鮮のロケットマンは中共政府のリモートコントロールでミサイルを発射している、という関係すら見抜けないようではバイデン氏に米国大統領は勤まらない。

 ロシアが17万もの軍をウクライナ国境へ集結しているのも中共政府との陽動作戦だ。米国はウクライナ侵攻すれば経済制裁するぞ、とプーチン氏を脅しているが、プーチン氏にとって米国はロシアの天然ガスを買っているわけではない。お客でもない米国が「経済制裁するゾ」といきり立っても、ロシアのお客は欧州諸国だ。パイプラインのバルブを少しでも閉めれば厳冬期の欧州諸国は震え上がる。欧州諸国はエネルギーで余りにロシアに深入りし過ぎた。
 さらにバイデン氏はバリ協定に復帰して「地球温暖化」のためにシェール・オイルの開発予算を凍結し、アラスカからのパイプライン工事を停止した。それで世界最大のエネルギー資源国でありながら、エネルギー・カードを自ら放棄してしまった。後はロシアにいいように回されるだけだ。バイデン氏の失政はここでも明らかになった。

 バイデン氏は米国民から石油関係の雇用を奪っただけでなく、国際政治のイニシャティブまで喪失させた。「9日にジュネーブで行われた予備交渉に臨んだシャーマン国務副長官は、米国としては主権や領土保全、国家が同盟相手を自由に選ぶ権利といった国際社会の原則に従って協議を進めるとの立場を改めて強調。外交を通じた進展に期待を示した」ということだが、切札を持たない外交交渉は「言葉遊戯」でしかない。
 日本を何度も叩きのめした米国と、同じ米国なのかと我が目を疑わざるを得ないほど、米国の外交能力の低下には驚かざるを得ない。つい一年ほど前に政権から「不正選挙」で追放されたトランプ氏が懐かしいと思うのは私だけではないだろう。

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