中共政府の中国とは決して相容れない。

<日本と中国の政財界人らが議論する会合が開かれ、中国の王毅外相は歴史認識や台湾の問題について「一線を越えてはならない」などと日本をけん制しました。 

 オンライン形式で25日に開かれた「東京・北京フォーラム」にビデオメッセージを寄せた中国の王毅外相は歴史認識や台湾問題について「いずれも重大でデリケートな問題だ。一線を越えたりルールを破ったりしてはならない」と日本をけん制しました。 
 また、人権問題については「他国の内政を、干渉の道具にしてはならない」と主張する一方、気候変動問題やデジタル経済などの分野では協力できるとも述べました。 
 会議では日本の茂木外務大臣もあいさつを寄せ、「安全保障などの懸案により日中関係は引き続き深刻かつ難しい状況にある」と指摘。建設的・安定的関係を築くために「より幅広い国民の間での意思疎通や対話が必要だ」と強調した上で、新型コロナで冷え込んだ両国の国民の交流について、来年迎える日中国交正常化50周年の年が「回復の契機になることを期待している」と述べました>(以上「TBS news」より引用)



 TBS newsによると「中国の王毅外相は歴史認識や台湾の問題について「一線を越えてはならない」などと日本をけん制し」たというが、中共政府の妄言を許してはならない。王毅氏の指摘する「歴史認識」が何かは定かにされていないが、ご多分に漏れず中共政府は「紅軍万歳」捏造歴史を国民に教えている。
 歴史修正主義はどっちだ、と中共政府の歴史認識を正したい。日本軍に勝って独立を果たしたことなど中共政府の歴史にはない。そもそも中共が政権を樹立したのは1948年であって、日本はその三年前に連合国軍が提示したポツダム宣言を受諾して終戦している。しかも日中戦争で日本軍が戦ったのは国民党軍であって、紅軍ではない。

 王毅氏の云う「台湾の問題」とは何だろうか。中共政府が勝手に「一つの中国」と、訳の分らない妄言を主張して、台湾と諸外国との間に問題があるかのように大宣伝している中共政府の方こそ問題だ。
 「中国の王毅外相は歴史認識や台湾問題について「いずれも重大でデリケートな問題だ。一線を越えたりルールを破ったりしてはならない」と日本をけん制し」たというが、一線を越えようとしているのは中共政府ではないか。中共政府こそが国際的な常識を弁えたなら、一切の問題は解決して、何も起きない。 東アジアの緊張は中共政府が狂気じみた「領土拡大」の野心に憑りつかれているためであり、それこそが大問題なのだ。

 また王毅氏は「人権問題については「他国の内政を、干渉の道具にしてはならない」と主張」したというが、中共政府は米国内の人種問題にしばしば言及しているではないか。明らかなダブルスタンダードであり、中共政府の姿勢は一貫性を欠いている。
 しかも米国は法律で人種差別を禁じていて、「国家」が人種差別を働いているのではない。特定の警察官や活動家たちが違法に黒人やアジア人を差別したのであって、彼らは米国の法により処罰を受けている。それに対して中国の「人権侵害」は国家が国家権力を行使して行っている。国連の人権宣言にも悖る重大な国家犯罪であり、決して許されることではない。

 茂木大臣は「安全保障などの懸案により日中関係は引き続き深刻かつ難しい状況にある」とし「より幅広い国民の間での意思疎通や対話が必要だ」と強調したというが、そんな甘い言葉をかけてどうするのだろうか。今にも日本固有の領土に進攻しようとしている隣国に対して、厳しく対峙する姿勢を示すことが必要ではないか。
 むしろ中国に対して、日本版「対中デカップリング」を発動すべきではないか。尖閣諸島を簒奪すべく海警船を派遣している国に対して「来年迎える日中国交正常化50周年の年が回復の契機になることを期待している」とは何事だ。日中国交を断絶しても構わない、という強硬姿勢を示すことが必要ではないか。

 断っておくが、中国を必要としているのは金儲け至上主義の無能な経営者団体だけだ。それと中共政府によって篭絡された政治家諸氏と官僚たちだけだ。殆どの国民にとって中共政府の中国は迷惑な存在以外の何物でもない。中国と断交した方が日本の未来にとって望ましい。
 中国という安価な労働力を失えば、無能な「国際分業」によってのみ最大利益を上げてきた経営者たちは退陣を余儀なくされるだろう。中国を有望な消費市場だと見込んでいる経営者たちは中国民の6億人が月額千元(約1万3千円)以下の暮らしをしていて、上海などの平均的なサラリーマンですら月額3~4万円の収入しかない。彼らの消費力で日本製品の何が買えるというのか。「巨大な中国」という妄想に憑りつかれるのも好い加減にすべきだろう。彼らは「巨大な貧困国」に過ぎない。経済規模がいかに巨大化しても、その富の大半を国家と共産党幹部が簒奪し、国民に還流しない軍事費として濫費すれば、国民は富の分け前に与れず貧困のままであり続けるしかない。

 中国への幻想から目覚めなければならない。山紫水明の山水画の世界は現代中国にはない。ドロドロの濁った流れと、化学物質に汚染された大地があるだけだ。私たちが知っている孔子思想は現代中国では否定され、竹林の七賢人は中国の何処にも存在していない。
 私たちが知っている漢詩の世界も、現代中国にはない。帰去来の辞(陶淵明作)に表現された田園風景も、現代中国では荒れ果てた末だ。中共政府には祖先が築いた歴史的遺産を次世代以降の中国民に残そうとする殊勝な心掛けなど欠片もない。「漢字」にしても、彼らは意味もなく簡体化して漢字本来のあり様を破壊した。自国の文化遺産に敬意を払わないから、他国の文化遺産たる言語や文字を奪っても痛痒すら感じない。そんな野蛮(文化果てたる人たちという意味で)な人たちと、私たちは接しているという認識を持つべきだ。謙譲や婉曲、といった日本国民固有の気遣いなど、彼らには無用だ。むしろ誤解させるだけだ。ハッキリと言い切ることこそが必要だ。「中共政府の人権政策は国際社会では受け入れられないし、軍事力による国境線の変更に対しては日本は決して黙認しない」と。

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