「張り子のトラ」中国を習近平氏は知らないのだろうか。

<アメリカ政府が香港で事業を展開する企業に、データ流出などの危険性があると警告したことに対し、中国外務省は「身の程知らずだ」と反発しました。 
 バイデン政権は16日、香港でビジネスを行う企業に対し「国家安全維持法」が適用されるリスクや当局によるデータ収集の危険性が高まっていると警告する文書を発表しました。

 これに対しは17日の声明で「香港に関することは中国の内政問題だ」としたうえで、「外国勢力による香港への干渉はアリが大木を揺り動かすような身の程知らずだ」と非難しました。 
 さらに、「アメリカの制裁はただの紙くずだ」と牽制(けんせい)し「中国は必要なあらゆる措置を取る」と述べ、対抗措置を示唆しています>(以上「テレビ朝日」より引用)




 中国外務省は「負け」が確定しているチキンレースをいつまで続けるつもりだろうか。中共政府が実施した「国安保」は香港返還時に締結した英・中二国間の「国際条約」に反しているし、自由と民主を尊重する国際的な人権のあり方に反している。
 そして米国政府が「情報」を盗まれている、と危機感を表明したのに「身の程知らずだ」だと反発するのは何故だろうか。米国政府が香港に進出している米国企業と米国民に帰国を促したことに「「香港に関することは中国の内政問題だ」としたうえで、「外国勢力による香港への干渉はアリが大木を揺り動かすような身の程知らずだ」と非難し」たとは理解し難い反応だ。

 さらに「アメリカの制裁はただの紙くずだ」とし、「中国は必要なあらゆる措置を取る」とは常軌を逸している。たとえ、それが中国人流の「喧嘩の作法」だとしても、公式な外務省の記者会見で大声を出して罵倒することは国際的な国家間の作法に反している。
 中共政府は既に手持ちの切り札をすべて使い切っている。対抗措置を講じようにも、手には一枚のカードも残っていない。むしろ食糧危機に陥っている中国は米国から大量のトウモロコシや大豆を買い付けているではないか。対中制裁で切るべきカードを米国はゴマンと持っている。

 中国は「張子のトラ」だ。ガーガーと吼え立てているが、中身は何もない。中国が自慢する経済力も輸出第一の相手国は米国だ。米国が対中制裁する一枚目の切り札が貿易関税だったことからも分かるだろう。
 そして中国のハイテクも日本や台湾や米国に「おんぶに抱っこ」の成果だ。この参加国が一致してチップ制裁すればHUAWEIはスマホすら作れなくなったし、中国製ミサイルすら製造できなくなる。ロシアが提供するジェットエンジンがなければ、ご自慢の艦載機すら飛べなくなる。最先端と自慢する中国製ドローンも蓋を開ければ、日本製の部品が詰まっている。

 つまり世界と協力関係が最も必要な国が中国だ。そんな簡明なことを習近平氏は知らないのだろうか。下卑な外務広報官を更迭して、もっと融和な発言の出来る人物を記者会見に登場させるべきだ。

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