中国共産党の中国は国民を閉じ込める「檻」になってしまった。

<中国共産党創建100年の記念日となる7月1日を間近に控え、中国当局は民主活動家らを首都北京から排除したり、陳情者の行動を制限したりしている。習近平指導部は、今年最大の政治イベントに合わせた党・政府への抗議集会などが開かれないよう治安維持を徹底。市民生活にも影響が出ている。 
 北京在住の著名な市民活動家、胡佳氏(47)によると、当局は15日から警戒レベルを引き上げ、一部の人権派弁護士や活動家に対して7月2日ごろまで北京を離れる よう命令。胡氏は「100周年に加え、6月15日は習国家主席の誕生日でもあったため、治安対策が強化された」と指摘した>(以上「共同通信」より引用)



 中国共産党の歴史は粛清と大虐殺の血塗られた歴史だ。習近平氏が中国共産党に対して「忠誠」を国民に求めているようだが、大半の国民は沈黙を貫いているようだ。
 中国共産党創建100年の記念日となる7月1日を前に、北京は戒厳令下であるかのような緊張感に包まれているという。風船を飛ばしてはいけない、ドローンを飛ばしてはいけない、鳩を飛ばしてはいけない、等々禁止事項は勿論のこと、市中を警戒する警察犬を連れた警官が絶えず巡回しているという。

 そして北京へ入る鉄道や高速道路には厳しい監視の目が光り、グループで行動することも禁止されている。地方から陳情などで北京へ訪れていた人たちは拘束され勾留されているという。
 本来なら100周年は「祝事」のはずだが、「祝う」といった雰囲気とは程遠いという。まるで習近平氏はテロを怖れているようかのようだという。ロシアのプーチン氏や北朝鮮の金正恩氏と同様に、「軍事パレード大好き人間」の習近平氏が100周年の軍事パレードを取りやめたという。そうしたこともあって、祝賀ムードは一向に盛り上がっていないという。

 そして「盧峯」のペンネームで蘋果日報の社説を執筆していた元主筆の馮偉光氏を香港警察は27日逮捕したという。馮氏は香港国際空港で渡英直前に逮捕された。中国本土では経営者などが出国直前に拘束されるケースがあるが、香港では珍しかった。これで一部の香港人は自由を求めて海外に渡るのも難しい状況になってきた。
 まさに中共政府の中国は「国家は国民を閉じ込める「檻」に」なってしまった。国民には国家を捨てる自由すらないのだ。深い「絶望」が香港人をはじめ、多くの中国民がひしひしと感じていることだろう。

 そこまで国民を監視し自由を奪うのはひとえに習近平氏が恐怖に打ちのめされているからではないか。彼が信じられる者は誰もいないのではないだろうか。
 中南海は不気味な静けさに包まれているという。中国共産党100周年の祝賀行事が行われようと、北京は祝賀ムードどころではないようだ。それは経済成長しているとの当局発表にもかかわらず景気の後退を肌で感じている国民の素直な反応ではないだろうか。

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