ワクチン接種「狂騒曲」

<河野太郎行政改革担当相が20日の日本テレビ番組で、新型コロナウイルスワクチンの感染予防で、12歳以上の児童、生徒に夏休み中に接種を呼び掛けた発言が大きな反響を呼んでいる。 

 厚生労働省は5月末に米ファイザー製ワクチンの対象年齢を、16歳以上から12歳以上に引き下げた。河野氏は「年齢による差は有効性も安全性もほとんどないことが分かっている」と番組内で強調。「義務ではないから学校の授業時間に集団で打つことはやらないと思う」と前置きした上で、「子供たちは夏休み中に打ってもらって2学期から心配せず学校に行ける状況にできたらいい」と述べた。また、文部科学省が近く指針を示すことも明らかにした。  一般紙の政治部記者は河野氏の発言の意図をこう分析する。 「とにかくワクチン接種率を高めたいという事でしょう。東京五輪が開催されるにもかかわらず、日本は世界の先進国の中でワクチンの普及率が低い。緊急事態宣言が解除されて外に出る人が多くなっている状況で感染拡大が危惧されます。高齢者を優先してワクチン接種してきたが、年齢によって安全面で問題がないというデータが出ているので、子供たちにも接種を呼びかけたのだと思います」
  ただ、保護者からは反発の声が多い。千葉県に在住する会社員の女性は「あまりに浅はかな発言」と怒りを隠さない。中学3年の長男、中学1年の次男がいるが、次男はアレルギー疾患を抱えている。ワクチンを接種することでアナフィラキシーが起きる危険性があるという。 「河野大臣の発言の以前から、中学校内で『コロナに感染しないために、ワクチンは打たなきゃだめだよ』と先生が呼びかけている。ただでさえ息子は肩身が狭いのに、河野大臣がこういった発言をすることでワクチンを打たないのは悪いという空気になってしまう。子供たちは純粋なので、ワクチンを打たないことが原因でいじめられないか不安です。ワクチンを打ちたくても打てない事情がある。半ば強制的に接種させられて子供に万が一のことが起きたら、誰が責任を取るんですか?政府の人間なのだからもう少し色々な事情に想像を張り巡らして発言するべきだと思います」

 SNS、ネット上でも、「こう言う発言軽々しくしないで欲しい。摂取して、死んだら、原因不明で何も国は保証してくれないし。見てくれの保証なんていりません。大人ならまだしも。子供にはまだ打たせられない。学校でも打ったのか打ってないのか議論になるような雰囲気を作らないように、こういう発言は人の上に立つ人間はしちゃいけない」、「息子の友達が喘息なのでワクチンを接種するそうです。息子はその子に『お前もワクチンを打て!俺に感染するといけないから!』と言われました。我が家は身近にワクチンの副反応で苦しんでいる人がいるので接種しません。したい人はすればいいと思いますが、接種しない子供が差別やいじめを受けないようにしていただきたいと思います」などのコメントが。 
 5月中旬にはお笑いタレント・明石家さんまがパーソナリティーを務めるMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」に出演し、新型コロナウイルスのワクチンを接種しない意向を明言して話題になった。「66年間、一回も(ワクチンを打ったことが)ないんですよ。ここでワクチンを打つと体が変わってしまうので」と理由を説明した上で、「打ちたい人は打って。俺らみたいに『打たない』って心に決めた人の分、余ってんねんから。打ちたい人から打ってええと思う」と持論を展開した。 
 ワクチン接種に関して強制力はない。河野氏は12歳以上の児童、生徒に接種を呼び掛けたが、接種しなかった子供たちがいじめに遭うような事態は絶対に避けなければいけない。(牧忠則)>(以上「AERA dot」より引用)



 何かに憑りつかれたかのようになってきた。河野太郎行政改革担当相のことだ。「20日の日本テレビ番組で、新型コロナウイルスワクチンの感染予防で、12歳以上の児童、生徒に夏休み中に接種を呼び掛けた」というのだ。
 ワクチンを製造したファイザー社ですら15歳以下の子供にワクチン接種するのは危険だとしている。それを何を血迷ったか、12歳以上の児童・生徒に「夏休み」にワクチン接種してはどうか、とテレビ番組で発言したというのだ。

 近頃の政府の暴走は目に余る。オリンピック開催へ向けて「加速」したいのだろうが、その場合は「専門家」の助言と指導を受けながら行うべきだろう。国民の「命」に関する問題を医療の素人が勝手なことを言ってはならない。
 子供にワクチン接種するのを危険視するのは、様々な疾病に罹患している子供へのワクチン接種で予期しない劇症的な副反応が生じる可能性が排除できないからだ。例えば上記記事で指摘されている喘息やアレルギー症の子供たちがワクチン接種によりアナフィラキシー・ショックが起きないとも限らない。

 私はワクチン接種に関する非科学的な風聞を流すのは如何なものかとブログに書いた。出来るだけ多くの人がワクチン接種して「集団免疫」を形成すべきと提唱している。しかしワクチン接種によるリスクが多いとされている子供にまで「半強制的」に接種すべきとは考えない。
 ファイザー社が16歳未満の接種を避けるべきとしているのに、日本で12歳市場の子供に接種すると発言した河野太郎行政改革担当相は発言の科学的な根拠を示すべきではないか。万が一にも彼の独断発言であったなら、飛んでもないことだ。

 タレントの明石家氏がファイザー社製のワクチンを接種しないとラジオ放送で公言したようだが、個人的な事柄を公共電波で拡散する必要もないだろう。66年間(武漢肺炎)ワクチン接種したことがないから、一生ワクチン接種しないで過ごす、というのは科学的な根拠を欠く極めて個人的な意見だ。
 明石家氏は「66年間、一回も(ワクチンを打ったことが)ないんですよ。ここでワクチンを打つと体が変わってしまうので」と理由を説明した上で、「打ちたい人は打って。俺らみたいに『打たない』って心に決めた人の分、余ってんねんから。打ちたい人から打ってええと思う」と持論を展開したというが、武漢肺炎自体が新手の感染症だ。特効薬がまだ開発されてない現状では、感染拡大を抑えるには徹底した「検査と隔離」かウィルスと共存する「集団免疫」を形成するしかない。

 日本は、というよりも世界は「検査と隔離」で武漢肺炎ウィルスを封じ込めるのに失敗したため、次なる手は「集団免疫」しかない。明石家氏はそのことを理解しているのだろうか。そしてmRNAワクチンを接種すると「体が変わってしまうので」とは、いかなる治験に基づいて発言しているのだろうか。そうした研究論文があるのなら提示して頂きたい。
 確かに抗原抗体反応にmタンパク質が武漢肺炎ウィルスのコロナ・スパイク情報を伝えるが、それが体質を変化させることなのだろうか。抗原抗体反応により抗体が体内で生成されることを「体質が変わる」というのなら、明石家氏はインフルエンザに罹患しただけでもインフルエンザの抗体が生成されたため、既に体質が変化していることになるが。

 しかしワクチン接種は「強制」ではない。しかも16歳未満では危険性がある、とされている。それを12歳から15歳まで夏休みに接種すれば良い、と河野太郎行政改革担当相がテレビ番組で軽々に発言してはならない。万が一にも実施するとすれば、全国都道府県で夏に医師や看護師などを全国の学校に手配しなければならないことになる。そうした大事になる事を河野氏は勘案した上で発言したのだろうか。
 ワクチン接種を拒否する人を批判する傾向があるという。ことにネットで批判する傾向が強いという。なぜ他人の自由を侵したり、自分の選択を他人に強制するかのような発言をするのだろうか。しかも科学的な根拠もなくに、だ。

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