嘘を公然と叫ぶ華春瑩氏こそ恥ずかしくないか。

<中国外務省の華春瑩報道局長は25日の記者会見で、日本政府が新疆ウィグル自治区の人権侵害に「深刻な懸念」を表明したことについて、「日本は慰安婦問題という人道上の犯罪で言葉を濁している。彼らは人権を尊重していると言えるのか」と反発しました。
 その上で「デマに基づいた中国に対する中傷を止めるように望む」と強調しました。
 華氏は「日本の侵略戦争で3500万人を超える中国人が死傷し、南京大虐殺で30万人以上が犠牲になった」と中国側の主張を改めて展開。
 靖国神社にA級戦犯が祀られていることも問題視し、「歴史を直視し深く反省し、言葉を慎むように望む」と語りました>(以上「時事通信 3月25日付」より引用)



 なんというジコチューなコメントだろうか。日本政府がウィグル地区の「ジェノサイド(genocide)」というべき深刻な人権侵害に関して「憂慮している」と表明しただけで、中国外務省の華春瑩報道局長は激しく反応して、1980年代に反日・日本人によりデッチ上げられたデマの「慰安婦問題」を持ち出して、日本に中国を批判する資格があるのかと激しく詰ったというから驚く。
 そうした態度は丸で「大韓国」のようだ。有りもしなかったことを百も承知の上で、国民向けに「日本も相当の悪だよ」と宣伝に努めて、自己の大虐殺行為を不問に付す、というやり口には唖然とする。微塵も理論づけようとしないところは子供の喧嘩よりも始末に悪い。

 しかも数字を平気で改竄する。もちろん戦争犠牲者は数の問題ではないが、数を誤魔化すのは良くない。日中戦争で日本軍の犠牲者は終始一貫44万6500人と日本政府は発表しているが、中国軍の犠牲者は1946年当時の中国政府・中華民国発表では中国軍132万8501人で平民死者数は439万7504人だった。圧倒的に中国軍や平民の死者数が多いと思われるかもしれないが、中国軍の犠牲者は必ずしも日本軍の銃弾による死者ではない。後ろから赤軍に撃たれて死んだ中国軍の方が多いのと史実でけんしょうされている。そして平民の死者数は中国軍が進軍した地域で「徴発」する際に抵抗した平民を虐殺した数の方が多い。
 しかも中国発表の犠牲者は不思議なことにその後も増加し続ける。1947年の発表では中国軍の犠牲者は365万人になり、平民の犠牲者は913万人になっている。そして中共が中国の政権を奪い取ってから日中戦争の犠牲者数は飛躍的に増加する。1985年に発表した中共政府の日中戦争犠牲者は2,100万人となり、その10年後の1995年には3,500万人とされている。全くのデタラメの数字を華春瑩氏は報じたことになる。

 しかし戦争犠牲者数を論うのは愚かだ。犠牲者数が多いから「謝罪しろ」と迫るのは戦時国際法を知らない愚人のやることだ。確かに犠牲者には哀悼の意を捧げるべきだし、日本政府要人が異国を訪れた場合は兵士の墓苑に献花するのは当然の行為だ。しかし、それは既に歴史として乗り越えた人類の悲劇ではなかっただろうか。いつまでも論うなら、それは歴史をどの時代まで遡るというのだろうか。
 日本には「恩讐の彼方」という小説がある。おそらく世界中の国々に似たような物語が存在するはずだ。「恨」は千年を超えて続く、と馬鹿なことを叫ぶ国民も世界にはいるようだが、それでは国際関係は少しも先へ進まないだろう。

 中共政府はウィグル人問題は「内政干渉だ」と跳ね付けるが、日本の靖国に関して言及するのは何故だろうか。しかも「A級戦犯が祀られている」と誤った批判を行っている。靖国神社にも日本国内にもA級戦犯など存在しない。なぜならサンフランシスコ条約締結直後の国会で全会一致に近い形で「戦犯」とされた方々の名誉が回復されている。敵国だった連合国がデッチ上げの東京裁判で「A級戦犯」と戦犯の低度により等級を付すという滑稽極まりない不法行為を行った際の、米国人が考え付いた「符丁」でしかない。
 日本の内政干渉しているのは中共政府の方だ。敗れはしたが、日本軍は正々堂々と連合軍と闘い、アジアの植民地を開放した。その戦績こそ褒められて当然の行為だ。赤軍が国民党軍を破ったのも日本軍が残した最新兵器によるところが多かったはずだ。むしろ中共政府は日本に感謝の念を抱くべきではないか。そうした言葉をかつて毛沢東氏は田中角栄氏に掛けているではないか。歴史を都合良い部分だけ持ち出すのはみっともないから止めた方が良いだろう。

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