ミャンマーの軍部は市街地から去って兵営地へ戻れ。

<ミャンマー国軍記念日の27日、各地で起きたデモ隊に対する治安部隊の発砲による死者は、オンラインメディア「ミャンマー・ナウ」の集計で114人となり、1日の犠牲者数としては最悪となった。人権団体の政治犯支援協会によると、2月1日のクーデター後の死者は計423人。エスカレートする一方の国軍の弾圧に、国際社会は「大虐殺だ」と強く非難した。

 欧米各国や日本など12カ国の参謀長らは「非武装の市民に対する殺傷力の高い武器の使用を非難する」との共同声明を出した。声明は「プロの軍隊は国民に危害を与えるのではなく、保護する責任がある」と明記し、暴力停止を迫った。
 ミャンマーの人権問題を調べる国連のアンドルーズ特別報告者は「国軍は記念日を大虐殺で恥ずべき日にした」と批判。「ミャンマー国民は世界の支援を必要としている。言葉だけでは不十分」と訴え、国連安保理の場での協議を要請し、困難な場合は緊急首脳会議を開いてミャンマー情勢を話し合うよう呼び掛けた。
 駐ミャンマー米大使は「国民は国軍の支配下で暮らしたくないと明言した」と強調し、「暴力停止と民主的に選ばれた政府の復活」を求めた。欧州連合(EU)の代表部は「(今年の)国軍記念日は恐怖と不名誉の日として記憶されるだろう」と指摘。駐ミャンマー英大使も「国軍は記念日に自らメンツを失った」との声明を出した>(以上「時事通信」より引用)



 私はミャンマーのことに関しては沈黙を続けて来た。なぜならスーチー氏もイスラム教徒少数民族ロヒンギャに対して悲惨な人権弾圧を行ったからだ。それにより70万人を超えるロヒンギャが住居地から追い出され国境を越えてバングラディシュに逃れた。
 しかもスーチー氏は選挙で勝利をおさめるや、最高権力者の座に座って強権的な政治を推進しようとした。それに軍部が反発してクーデターを起こしたのだが「とっちもどっち」という感慨しか持てなかった。いずれも人権を弾圧する連中でしかない、との思いから軍部の行動を敢えて批判して来なかった。

 しかし、事態がここまで到ると軍部を批判せざるを得ない。銃により無防備な市民を撃ち殺してはならない。いかなる理由があろうと、断じて正当化できない。
 軍部による大量虐殺が一体何をもたらすだろうか。仏教徒の国でなぜこうした大惨事が繰り広げられているのだろうか。仏陀の教えに背いてはいないだろうか。

 軍部は速やかに政権を市民に戻して、市街地から基地へ帰るべきだ。軍部を後ろで操っているのは中共政府だといわれているが、一人前の独立国として他国の介入を許すようなことがあってはならない。
 引用記事に「駐ミャンマー米大使は「国民は国軍の支配下で暮らしたくないと明言した」と強調し、「暴力停止と民主的に選ばれた政府の復活」を求めた」とある。ミャンマー国民による民主的な政治が実現することを心から望む。

このブログの人気の投稿

それでも「レジ袋追放」は必要か。

麻生財務相のバカさ加減。

無能・無策の安倍氏よ、退陣すべきではないか。

経団連の親中派は日本を滅ぼす売国奴だ。

福一原発をスーツで訪れた安倍氏の非常識。

全国知事会を欠席した知事は

安倍氏は新型コロナウィルスの何を「隠蔽」しているのか。

自殺した担当者の遺言(破棄したはずの改竄前の公文書)が出て来たゾ。

安倍ヨイショの亡国評論家たち。