感染経路に「施設内」あるいは「「職場内」が増えて来た。
<新型コロナウイルスの感染拡大に伴う、緊急事態宣言が出ている東京都内で、新たに1471人の感染が確認されました。都内の感染者は、9日連続で1000人を超えています。また、新たに7人の死亡も確認されました。
都内の新たな感染者は、10歳未満から100歳以上までの1471人で、感染者の累計は9万人を超え、9万659人となりました。このうち3分の1にあたるおよそ3万人は、今月に入って3週間で確認された感染者で、都内では、増加のペースが加速しています。 感染経路別では、家庭内感染が360人で最も多く、次いで、施設内感染が143人、職場内感染は過去最多の67人でした。 都の担当者は、「感染者数は一時の2000人台から少しずつ下がっているものの、依然として高い水準で、ここから減少できるかが大きなポイントになる。感染経路も会食が減る一方で職場が増えたり、これまでと違った広がりがみられる」と警戒感を示しています。一方、新たに60代から90代までの、男女7人の死亡も確認されました。このうち3人は院内感染で、新型コロナに罹患していました。都内の死者は761人となり、重症者は1人減って159人でした>(以上「日テレニュース24」より引用)
怖れていた事態が起きているようだ。引用記事では「感染経路別では、家庭内感染が360人で最も多く、次いで、施設内感染が143人、職場内感染は過去最多の67人」だったという。
つまり現在感染対策として実施している飲食業の営業時間短縮や移動の自粛では対応できない「自宅内」や「施設内」あるいは「「職場内」の感染が感染経路の上位を占めていることだ。だが、それ以上に感染経路不明が半数以上だということを忘れてはならない。それほど事態は深刻化していることだ。
感染経路が分からなければ、感染防止策が打てない。唯一打てる対策は「ロックダウン」しかない。しかし日本の場合はロックダウンを実施するほど感染患者数が欧米諸国と比べて多くない。
感染患者数は多くないが、全国各地で深く広く拡大しているのは間違いないようだ。既に感染患者のすべてを受け入れ出来なくなっている地方自治体が全国各地で発生している。
「検査と隔離」を怠って来た結果が武漢肺炎ウィルスの蔓延を許してきたのは明らかだ。そして「GO TOトラベル」により武漢肺炎ウィルスを直接全国に拡散させたことと、「自粛心理」を弛緩させてしまった心因的な影響は政府の責任といわざるを得ない。
「施設内」あるいは「「職場内」の感染が増えれば経済が止まることにもなりかねない。家庭内ではもちろんのこと、「施設内」あるいは「「職場内」に武漢肺炎ウィルスを持ち込まない殺菌努力を促すしかない。もちろん電車やバスなどの公共移動手段の殺菌作業を頻繁に行うことも論を俟たない。