医療者の武漢肺炎ウィルスへの感染は断じてあってはならない。

東京 新宿区にある東京 新宿区にある慶應義塾大学病院は、研修医18人が新型コロナウイルスに集団で感染したと明らかにしました。研修医らはおよそ40人で会食を行っていたということで、病院は「医療者として許されない行為で、深くおわび申し上げます」としています。
 慶應義塾大学病院のホームページによりますと、先月31日に病院での研修を終えた研修医1人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたということです。

 その後、病院がこの研修医と接触していた可能性がある研修医99人について2週間自宅待機としたうえでウイルス検査を行ったところ、6日までに18人の感染が確認されたということです。18人は入院しているということです。
 病院はすべての教職員に対し、会食を行わないよう繰り返し注意していたということですが、研修医のうちおよそ40人が会食を行っていたことがわかったということです。
 慶應義塾大学病院は「研修医らの行動は患者を守るべき医療者として許されない行為であり、医師としての自覚が欠如していたと言わざるをえない。深くおわび申し上げますとともに、再発防止に努めてまいります」とコメントしています>(以上「NHK NFWS WEB」より引用)



 何ということだろうか、東京 新宿区にある慶應義塾大学病院は、研修医18人が新型コロナウイルスに集団で感染した、という。「研修医らはおよそ40人で会食を行っていたということで、病院は「医療者として許されない行為で、深くおわび申し上げます」としています」と会見で表明したようだが、まさに医療者として許されざる行為だ。
 治療すべき者たちが感染してどうする。彼らが感染拡大のクラスターになるなど、言語道断だ。なぜこうした弛緩仕切った雰囲気が慶應義塾大学病院にあったのか、大学側は真摯に反省すべきだ。

 武漢肺炎の感染拡大に伴い、医療現場へ研修医も投入せざるを得ない段階に到っているが、その研修医が医師とは程遠い認識と行動規範しか身に着けていないようではモノの役には立たない。むしろ足手まといになる。
 そして政府や都は離職している経験豊富な看護師を現場復帰させるべく募集しているのだろうか。これから迎えると予測される最悪の事態に備えて、先手先手の対策を講じておくべきだが、政府と都はやっと隔離病棟としてホテルの借り上げ措置を非維持堕したようだから心許ない。

 確かに防疫体制を完璧にし隔離施設を事前に確保するのには膨大な予算措置を伴うが、国民の健康と命を守る代価として必要不可欠な予算ではないのか。安倍氏は口を開けば「国民の健康と命を守る」と繰り返していたが、その実行してきた対応は余りにお粗末だ。
 そして緊急経済支援策も、多くの国民にとって無縁な絵空事でしかない。なぜすべての国民に一律十万円支給としなかったのか。高額所得者は年末調整で全額ではないものの、大半が取り戻せるから良いではないか。国民は一様に武漢肺炎の感染拡大で迷惑を被っている。国民全員が被害者だ。

 「慶應義塾大学病院は「研修医らの行動は患者を守るべき医療者として許されない行為であり、医師としての自覚が欠如していたと言わざるをえない。深くおわび申し上げますとともに、再発防止に努めてまいります」とコメントしています」と上記記事にある通り、医療現場では決してミイラ取りがミイラになってはならない。
 国民の健康と命を守る最前線が自分たちだ、という自覚を医療者は強く持つべきだ。弛緩した認識と行動では病人の命を守るどころか、自らが感染する。

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