「勤め人」から「仕事人」へ。

会社の外で仕事を片付けたいけれど、ちょうどよい場所がない――。そんな時に作業スペースとして使える個室型オフィスが東京都内で広がっている。東京五輪の混雑対策でテレワークの機運が高まっていることも利用を後押しする。
 小田急線経堂駅(東京都世田谷区)の改札内に今月1日、電話ボックスのような個室ブースが姿を現した。
 1・2メートル四方、高さ2・3メートルのブースに入ると、パソコンを開けるほどの机とソファ、電源と充電用のUSB端末がある。屋根は密閉、壁は防音加工がされ、周りを気にせず電話ができる>(以上「朝日新聞」より引用)


 実際にWi-Fiのあるファミレスやマックなどでパソコンを使って出先で仕事のホームページの維持・管理作業をすることがある。現代社会でどうしてもオフィスに行かなければ出来ない仕事がどれだけあるのか、と思ってしまう。
 コピーを使ってしまうと、後でそれをスキャンしても必ずデータは劣化する。データはデータのまま受け取る方が加工もし易いし劣化もしない。ネット環境があれば別にオフィスがどうしても必要だとは思わない。

 ただ商談等で人と会う場所が必要だ、というのなら、それこそファミレスで良い。ドリンクバーもある。通勤電車に乗って毎日オフィスへ出掛けて行く必要性とは何かを、もう一度精査してはどうだろうか。
 その大部分が「勤め人」というアイデンティティーのためだとしたら、バカバカしいことではないだろうか。オフィスの机にしがみ付いていなければ仕事をしていると評価されない、というのなら、そんな評価しか出来ない会社は今後の存続が危うくなるだろう。

 オフィスを確保するのはかなりの経費を必要とする。通勤手当もバカにならないし、働く者にとっても通勤時間というロスもバカにならない。一日は24時間しかないのだから。
 小田急線経堂駅(東京都世田谷区)の改札内に今月1日、電話ボックスのような個室ブースが姿を現した、というのは新鮮だ。そのブースと同様の機能を備えた空間を個々人の家に備えたなら、オフィスで顔を合わせるのは月に数度で良いのではないか。通信教育の感覚で仕事をメールで送信してこなせば良い。そうした時代がやって来る頃には「勤め人」の言葉が「仕事人」に置き換わるだろう。仕事をすれば勤め人である必要はないからだ。

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