無節操な埼玉補選。

参院埼玉選挙区補欠選挙が10日告示され、NHKから国民を守る党党首で前職の立花孝志氏(52)と、無所属新人で前埼玉県知事の上田清司氏(71)が立候補した。自民党を含む主要与野党が候補を擁立せず、上田氏に「相乗り」する異例の構図。上田氏の出陣式には自民のほか、野党の議員が出席した。各党は自陣営に引き入れようと、27日の投開票後をにらんだ駆け引きが早くも展開された。
 補選は8月の同県知事選に出馬した大野元裕知事の議員辞職に伴うもの。任期は2022年7月まで>(以上「時事通信」より引用)


 選挙で政治理念なり政策を語れない候補者など糞だ。国政選挙で明確な候補者を擁立できない与野党も糞だ。奇しくも埼玉県知事選で参議院から知事選に転じた大野氏の補選に、前知事で大野氏に敗れた上田氏が立候補した。
 その上田氏に与野党が相乗りして、明確な対立軸なき参議院選になっているという。いつまでこんなことを繰り返しているのだろうか。上田氏も与野党相乗りが嬉しいと思うなら、政治家として糞だ。

 政治家としてバッジを付けて何をするのか、を明らかにしないで有権者に「私への投票をお願いします」とは余りに厚かましくないだろうか。また相乗りした与野党も、そんな候補者に相乗りするとは国政政党として恥ずかしくないのだろうか。
 なぜ上田氏に最低でも「憲法は改正に賛成か」「安倍自公政権が進める亡国構造改革に賛成か」の二点だけでも与野党政党とも確認しなかったのだろうか。そうすれば相乗りなどといった与野党政党の無節操が防げたはずだ。また、選挙までにそうした話し合いを与野党政党は上田市と持つべきだった。

 対立軸は国民生活に直接かかわって来る。安倍自公亡国構造改革に反対するなら、残る政治理念は反・グローバル化だ。反・グローバル化の政策の最大公約数は「国民の生活が第一」の政治だ。財務省が第一の政治の象徴ともいうべき消費増税に反対して、消費税5%減税を主張すべきだ。
 政治理念なき「相乗り」はまさしく「野合」そのものだ。そこには政治理念も糞もない。知事に落選すれば国政があるさ、という政治を稼業と考える「おぞましさ」だけだ。なぜ上田氏はさっさと引退しなかったのか。国政から知事に転じ、また国政に転じるというが、そこに明確な政治理念も相乗りする愚かな政党に拒否反応も示さない、ただただ無節操なだけだ。

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