経産省内の机にも注射器を隠し持っていたとは。

覚醒剤が入っていた国際郵便を受け取ったとして、経済産業省のキャリア官僚の男が逮捕された事件で、警視庁が男の職場の机などから複数の注射器を押収していたことが9日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁組織犯罪対策5課は男が庁舎内で覚醒剤を使った疑いがあるとみて調べている。
 捜査関係者によると、経産省製造産業局自動車課課長補佐、西田哲也容疑者(28)=麻薬特例法違反(規制薬物所持)の疑いで逮捕=は、逮捕時に「覚醒剤が入っているのは知らなかった」と容疑を否認。その後の調べに対し、「自分で使うためだった」と認めている。同課は、覚せい剤取締法違反(使用)容疑でも調べを進める。
 西田容疑者は「仕事のストレスで向精神薬を服用していたが、より強い効果を求め、覚醒剤を使うようになった」という趣旨の供述もしている。覚醒剤は海外サイトを通して個人で密輸しており、購入代金の支払いには仮想通貨のビットコインを使っていたという。
 同課によると、西田容疑者は4月27日、東京都足立区の自宅マンションで、覚醒剤約22・1グラム(末端価格約132万円)が入っていた米国からの国際郵便を受け取ったとして、現行犯逮捕された>(以上「産経新聞」より引用)


 覚醒剤を外国から郵便で「輸入」しようとしていて逮捕された経産省キャリアの庁舎内の机の引き出しから複数の注射器が見つかったという。経産省内の職員の机の引き出しにポンプがあったとは前代未聞だ。
 省内でも日常的に覚醒剤を注射していたと思われるが、職員の異変に誰も気づかなかったのだろうか。それとも職員仲間が覚醒剤をやっていても誰も気にしない仕事場なのだろうか。

 経産省は覚醒剤の助けを借りなければ遂行できないほど仕事が立て込んでいるのだろうか。それにしては官僚がオーバーワークで自殺したというニュースは寡聞にして知らない。
 事件を起こしたのは経産省製造産業局自動車課課長補佐、西田哲也容疑者(28)だそうだが、ノンキャリアならせいぜい定年前にやっと辿り着ける地位に、わずか28歳でなっているのだから、それなりにストレスがあったのかも知れない。

 コンプライアンスを企業に指導する立場にある官僚が法令順守どころではない所業に及んでいる。公務員として覚醒剤に手を出した仲間をすべての公務員は恥ずべきだ。

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