電子機器の主要OSが未開発で「遊覧飛行機」に過ぎないF35Aに147億円もかける政府の異常ぶり。

航空自衛隊三沢基地(青森県)の最新鋭ステルス戦闘機F35Aが青森県沖の太平洋に墜落した事故で、当該機は2017年と18年の過去2回、飛行中に不具合が発生し、緊急着陸していたことが11日、分かった。衆院総務委員会で防衛省が明らかにした。いずれも関連部品を交換した後、異常がないことを確認したという。防衛省は事故との関連性については言及を避けた。
     総務委で原田憲治防衛副大臣は、墜落事故と不具合の関係性について「コメントは差し控えたい」と述べるにとどめた。昨年に閣議了解したF35を105機、新たに取得する方針について「現時点で変更する考えはない」と強調した>(以上「共同通信」より引用)


     F35Aは名機といわれたF15の後継機種として開発された。しかし空軍や海軍や海兵などの要求を満たすために機体は大きくなり、エンジンが1個の単発にもかかわらず機体重量は35㌧と重くなった。エンジン2個のF15戦闘機の40㌧に迫るため、その鈍重ぶりは「曲がれず、上昇できず、動けない」と酷評されている。
     しかも部品調達の体制の遅れが米国議会で指摘されるという問題を抱えている。そのうえ搭載する電子機器のOSの開発が遅れ、現行機は機関砲も赤外線ミサイルも撃てず、領空侵犯に対処する緊急発進待機の任務につけないことが判明しているという。つまりF35Aは単なる「遊覧飛行機」に過ぎないという。

     そうしたポンコツ兵器に日本政府は一機当たり147億円という巨費を投じて42機も購入することを決めている。件の墜落した機は過去、飛行中に二度も不具合を起こして緊急着陸している。不具合を起こした部品を交換して修理したというが、機体設計そのものに問題はなかったのだろうか。
     なぜこれほどのポンコツ機のF35Aの導入に安倍氏は性急な決断をしたのだろうか。トランプ氏に日米貿易戦争を仕掛けられ、そのトランプ氏の怒りを鎮めるために爆買いしたというのなら墜落機に搭乗して行方不明になっている自衛隊パイロットこそ哀れだ。

     ステルス性能を向上させるために垂直尾翼を取り払ったり、機体そのものの構造を従来機種から大きく変貌させたF35Aは飛行性能と安全性を大きく損なっているのではないだろうか。
     専守防衛を謳っている自衛隊にステルス戦闘機が必要なのか、国会で十分に議論した上での爆買いだったのだろうか。余りに高額なF35Aが戦闘機として問題のある機だとされていることに、次期主力機にF35Aを選定した防衛省に経緯を説明して頂きたい。

    このブログの人気の投稿

    それでも「レジ袋追放」は必要か。

    麻生財務相のバカさ加減。

    無能・無策の安倍氏よ、退陣すべきではないか。

    経団連の親中派は日本を滅ぼす売国奴だ。

    福一原発をスーツで訪れた安倍氏の非常識。

    全国知事会を欠席した知事は

    安倍氏は新型コロナウィルスの何を「隠蔽」しているのか。

    自殺した担当者の遺言(破棄したはずの改竄前の公文書)が出て来たゾ。

    安倍ヨイショの亡国評論家たち。