地震列島の地震に備えよ。

甚大な被害を出した昨年9月の北海道地震から間もなく半年。北海道厚真町が再び激しい揺れに襲われた。21日夜、同町で震度6弱を観測した大きな地震が起き、生活再建を進めていた住民らは、「まさかこんなに早く、また地震が来るとは」と不安な夜を過ごした。
 「ドンと大きな揺れを感じた。昨年9月の地震を思い出し、本当に怖かった」
 厚真町表町の農家の男性(29)は声を震わせた。農家の男性によると、20~30秒ほど揺れた後、一瞬停電したが、2、3分ほどで復旧したという。地震直後は携帯電話の通話ができない状態だったが、数分後に札幌に帰省中の妻と通話できたという。
 昨年9月の北海道地震で自宅が倒壊し、母親を亡くした男性(56)は、厚真町の仮設住宅でテレビを見ている時に強い揺れに襲われた。「災害はまた来ると覚悟はしていたけど、まさかこんなに早く来るなんて……。町の様子が心配だ」と声を絞り出した。
 厚真町役場では地震発生直後に職員が集まり、情報収集や、町内の被害状況の確認に追われた。
 厚真町で飲食店を経営する同町議の下司義之さん(58)は調理中に地震に見舞われた。店内に大きな被害はなかったというが、「雪が解けていたので山の方が心配だ。(店とは別の)自宅も大丈夫なのかはわからない」と話した。
 震度5強の揺れを観測した安平(あびら)町。自宅にいた女性(48)は「夜のうちに余震があった時のため、すぐに外に出られるように身支度をしている。大きな揺れがまた起きれば、車の中で生活しなければならない」と不安そうに話した。
 国土交通省新千歳空港事務所によると、新千歳空港では一時、航空機の発着を見合わせたが、21日午後9時50分、滑走路の使用を再開した。北海道新幹線は安全確認を行った後、午後9時38分に運転を再開した>(以上「読売新聞」より引用)

 僅か半年後に再び地震が北海道を襲うとは。昨夜九時過ぎに震度6弱の地震が北海道であった。それにより地下鉄や電車などが止まり、札幌などでは帰宅難民者が一時的に出たようだ。
 いよいよ大地震が日本列島を襲うのではないか、という感が強くなった。これから雪解けを迎えるため、豪雪地域では地盤が大量の水を含んで緩くなっているため、少しの揺れでも山崩れや土砂災害が発生する危険性が高い。

 経済成長のためにも政府支出を増やし、各地の国土強靭化を図り、土木事業者を元気にしておく必要がある。なぜなら災害発生後直ちに必要となるのは重機やそのオペレーターたちだ。
 しかし公共事業の削減により、ことに地方では土建業者の多くが姿を消している。もちろん地方から重機もなくなり、災害復旧の大きなネックになっている。

 砂防堰堤の建設や河川堤防の強化や浚渫などを実施して豪雨対策も十分に行う必要がある。地震に対しては道路沿線、ことに通学路のブロック塀の強制撤去を実施する必要がある。
 民間のブロック塀に対してはそれなりの補助金を支出して、ブロック塀を撤去し、安全上で必要とすればブロックに代わる安全な「塀」の設置を推進すべきだ。

 地震列島に暮らす国民として、地震に対する心構えは常に持たなければならない。帰宅困難者が大量に出た場合の対策などを地方自治体や公共交通機関は立てておくべきだ。
 壊れた町は復旧できるが、失われた人命は復旧できない。人命救助を最優先にして、対策を立てておく必要がある。

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