辺野古沖埋め立て工事を中止せよ。

防衛局が2014年から2年間実施したボーリング調査では、大浦湾側で軟弱地盤が多数見つかった。特に水深が一番深い「C1」護岸建設現場のB28、B26の2地点は深刻だ。
 地盤の強度を確かめるボーリング調査の結果は、試料採取用の筒を地中に沈めるのに何回打撃を与えたかを「N値」で示す。13年の埋め立て承認申請時にはN値を11と想定していた。
 ところが2地点は谷間に軟らかい砂や粘土が約40メートル堆積しており、N値がゼロ(地盤が軟らかすぎて自重だけで沈む)という地点が続出した。B28で23地点、B26で8地点に上った。
 防衛局の設計によると、C1護岸などは海底に基礎捨て石を敷き、その上にケーソン(コンクリート製の箱)を置く。最大の物は長さ52メートル、幅22メートル、高さ24メートル、重さ7200トンになる。
 日本大の鎌尾彰司准教授(地盤工学)はボーリング調査結果について「羽田空港の埋め立て工事でも地盤がマヨネーズ並みの軟らかさだと言われたが、それに匹敵する。地盤改良が必須になる」と指摘した。
 報告書は沖縄平和市民連絡会の北上田毅氏と赤嶺政賢衆院議員(共産)が入手。C1護岸周辺について「活断層の疑い」も記している。北上田氏は「地盤改良には多額の費用がかかり、環境に致命的な影響が出る。立地そのものを見直すべきだ」と求めた。
 一方、防衛局は「地盤の強度や性状はN値だけでなく室内試験などを総合的に判断する。現時点で県に変更申請する考えはない」と説明した。翁長雄志知事は申請を認めない姿勢で、防衛局はタイミングを見極めるとみられる>(以上「沖縄タイムズ」より引用)


 安倍自公政府にとって「好事魔多し」とでもいうべきか。辺野古沖移設予定埋立地の地盤が40mものマヨネーズ状だという。
 軟弱地盤を改良しなければ埋立の土砂を搬入しても堆積するどころか、スブスブと底なし沼に吸い込まれてしまう。

 防衛局は「地盤の強度や性状はN値だけでなく室内試験などを総合的に判断する。現時点で県に変更申請する考えはない」としているようだが、御用学者が強度を何と評価しようと事実は変わらない。日本大の鎌尾彰司准教授(地盤工学)はボーリング調査結果について「羽田空港の埋め立て工事でも地盤がマヨネーズ並みの軟らかさだと言われたが、それに匹敵する。地盤改良が必須になる」と指摘したというのなら、その通りだろう。

 地盤改良申請を行えば玉城知事は翁長前知事と同一方針で認めないだろう。そうすれば埋立事業は頓挫しかねない。
 いや、そもそも辺野古沖移設に反対度当選した元知事仲井真氏が任期切れ直前に「埋立承認」したことが今日の事態を招いた根源だ。そこには安倍自公政権の無理強いがあったことは想像に難くない。沖縄県文の総意を無視して、国策で米軍基地を建設強行する日本国民のメリットは何だろうか。沖縄県民に分断をもたらすだけの安倍自公政権とは一体なんだろうか。

 「最低でも県外」とした鳩山氏の政策に立ち返るべきではないだろうか。

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