高速道路の逆走に対する看板の設置を。

29日午後8時40分ごろ、山形県米沢市の東北中央自動車道下り線で、70代の男性が運転する軽乗用車が上り方面に逆走し、対向してきた車数台と衝突した。
 県警高速隊によると、首の痛みを訴えている人がいるが、重傷者などはいないもよう。
 現場は片側1車線で「逆走している車がいる」という110番があった。事故当時は雪が降っていた。
 事故の影響で米沢八幡原インターチェンジ(IC)-福島大笹生IC間の下り線が通行止めとなった>(以上「産経新聞」より引用)


 東北中央自動車道下り線で、70代の男性が運転する軽乗用車が上り方面に逆走し車数台と衝突したという。一般道路でも逆走は危険極まりないが、高速道路では重大事故になりかねない。
 こうしたニュースに接する都度、不思議に思われるのが、高速道路の合流地点やオービスなどの設置個所に「逆走車」に対する警告表示が未だにないことだ。通常走行している車とは反対側に「逆走車」用の警告表示を設置するのにそれほど大掛かりな費用は掛からないだろう。

 逆走車に対して電光注意と警告音を大音量で鳴らせば通常走行しているドライバーに対しても注意喚起となるだろうし、逆走車を運転している者が「逆走」に気付いたとしてどうすれば良いかが解らない場合もあるだろう。
 それなら車線上に停止するのではなく、路肩に寄って車を停止させ「道路管理車が到着するのを待て」と誘導するアナウンス表示することだ。具体的な手順が表示されれば逆走車のドライバーも指示に従って危険を回避するだろう。

 もちろん走行レーンに入る前の看板の裏側に「逆走車」用の看板を設置して、「この看板を見ているあなたは逆走です」と教えることだ。そして「路肩に停止して係員が駆けつけ目のを待って下さい」と「逆走車」用の看板を設置しておくことだ。
 逆走ドライバーは高齢者だけに限ったことではない。ただ「高齢者免許返納」運動を促進したい行政機関のキャンペーンに成り果てているマスメディアのニュース報道は高齢者の逆走だけを取り上げている。平成28年度の高速道路逆走は249件発生している。その内75才以上のドライバーは45%と最も多いが、30才未満でも8%ほどいる。だから「逆走=高齢ドライバー」というステレオタイプの報道は慎むべきだ。

 道路そのものを安全な施設にすることと、自動車の自動停止装置の設置全面義務化と、自動運転の早期実現に自動車製造企業は「製造者責任」の立場からも死力を尽くすべきだ。工業製品で自動車ほど人類を殺害し傷害を与えた「危険な未完成品」はない。

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