護衛艦を空母運用への道を開く安倍自公政権を批判する。

政府は11日、「防衛計画の大綱」(防衛大綱)の骨子案を有識者会議に示した。
 「現有の艦艇から(短距離で離陸できる)STOVL機の運用を可能とするよう、必要な措置」と明記し、事実上の「空母」導入を盛り込んだ。ただ、岩屋毅防衛相は同日午前、戦闘機は常時艦載しない考えを明らかにした。
 憲法では「攻撃型空母」は保有できないとされていることから、常時艦載を見送ることで運用上の整合性を図るねらいがある。
 岩屋氏は閣議後、記者団の質問に答え、「攻撃型空母」について、「攻撃に要するさまざまな種類の航空機を常時載せた形で運用される。他国の壊滅的な破壊を可能とするような能力を持ったもの」と説明。その上で、「他に母基地がある航空機を時々の任務に応じて搭載するというのは決して『攻撃型空母』には当たらない」と述べた。
 政府は海上自衛隊の「いずも」型護衛艦の改修を念頭に、垂直着艦できる米国製の戦闘機F35Bの運用を想定している。岩屋氏は「他国の壊滅的な破壊をもたらすような能力を持ち得るわけではない」などと語り、理解を求めた。大綱は18日に閣議決定する方針だ>(以上「朝日新聞」より引用)

「いずも」や「かが」などは大型護衛艦と称されているが、上甲板(第1甲板)を全通甲板とした遮浪甲板型としたもので、形はまさしく空母だ。他にも小型の全通甲板を備えた護衛艦として「ひゅうが」や「いせ」がある。
 ただ大きさで前二艦は全長248mで基準19500tで満載時は26000tと大きく、後者の二艦は全長197mで基準13950tで満載時は19000tとやや小型だ。しかしイタリアが保有する小型空母カヴールと比較すると、カヴールが全長244mで満載時27100tと比較しても決して見劣りしない立派な「空母」だ。

 なし崩し的に自衛隊は世界でも10ヶ国でしかない空母保有国と同等の「軍隊」になっている。しかも複数の空母を保有する国は米国とイタリアだけで、日本は世界基準でも「空母」とみなされる大型「護衛艦」を二隻も有している。
 艦載機とされるF35Bは「垂直離着陸攻撃機」で、F35A/Cと比較して複雑な構造から航続距離は2/3から3/4と短く、約1667㎞とされている。岩国基地から平壌まで直線で約800㎞だから、F35Aなら余裕で直接攻撃できる性能を有している。

 そうした高性能攻撃機を艦載機とする空母として「いずも」や「かが」を運用するというのは明確な憲法違反だ。もちろん「ひょうが」や「いせ」も全通甲板を装備する空母で、F35Bを艦載機とすれば十分に作戦で戦力として使用できるだろう。
 日本は「専守防衛」を国是としてきた。日本国憲法を素直に解釈すれば空母を保有することは出来ない。まず国民に「空母保有」に関してキチンと憲法改正の骨子として問い掛けるべきではないだろうか。手順を間違えれば熱愛も不倫となる。不倫とは「人の道に悖る」ことだ。その意味で、安倍氏は不倫を重ねてはならない。人の道に悖ることを度重ねては無間地獄に堕ちるゾ。

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