米国大統領のお粗末なスキャンダル。

トランプ米大統領の不倫疑惑もみ消しで、2016年の大統領選直前に元モデルら2人の女性に対して肩代わりした「口止め料」が不正献金の罪に問われた元顧問弁護士、マイケル・コーエン氏(51)の刑事裁判を巡り、コーエン氏側と大統領との間で対立が深まっている。
 コーエン氏は連邦地検との司法取引に応じ、21日に不正献金容疑など8件の罪状で有罪を認めた。トランプ氏は22日のFOXニュースのインタビューで、口止め料の支払いは「後になって知ったことだ」と直接の関与を否定。ツイッターでは、脱税で有罪評決を受けた元選挙対策本部長のポール・マナフォート被告(69)が一貫して無罪を主張したことを引き合いに、「彼はコーエン氏とは違い、最後まで折れなかった」「いい弁護士を雇いたいならコーエン氏は勧められないな」と皮肉った。
 また、ホワイトハウスのサンダース報道官は22日の記者会見で「コーエン氏が有罪を認めても大統領の関与を意味するわけではない」とトランプ氏を擁護した。
 これに対し、コーエン氏の弁護士は21日のCNNのインタビューで「口止め料の支払いを指示した者は共犯だ」とトランプ氏を名指しで批判。ロシア疑惑を捜査するロバート・モラー特別検察官にコーエン氏が協力することもほのめかした。
 コーエン氏はトランプ氏の重要な腹心の一人で、昨年9月の米誌のインタビューでは「トランプ氏を守るためなら銃弾でも受け止める」と語っていた>(以上「読売新聞」より引用)


 トランプ米大統領の不倫疑惑もみ消しで元腹心と大統領が罵り合うとは、米国も落ちたものだ。それ以外にもトランプ氏には大統領選でロシアの支援を得ていたという疑惑まである。
 これほどの疑惑だらけの米国大統領も珍しい。おそらくトランプ氏がとりわけ非常識な米国人だということではないのだろう。極めて平均的な陽気な米国人の一人なのだろう。

 ではなぜトランプ氏がスキャンダルの集中砲火を浴びているのか。それは米国の1%、ウォールストリートの支配者のお気に入りでないからだろう。米国の1%がマスメディアを支配して、米国世論を誘導しているのは周知の事実だ。
 だからトランプ氏は米国のマスメディアを「フェイク・ニュース」だと批判し続けている。国民世論がマスメディアに誘導されては敵わない、と危機感を持っているからだろう。

 それにしてもトランプ氏は当選した日以来、実に低次元な喧嘩を展開している。それでいて米国民はよくウンザリしないものだと感心している。それともその程度の低次元が一般的な米国民の日常生活なので、一人一人が身につまされてウンザリ出来ないのかも知れないが。
 かつてクリントン氏が実習生と「不適切な関係」を暴露された際には真摯に反省し国民に詫びたものだが、トランプ氏はそうした殊勝な心掛けすらないようだ。あと何年トランプ氏が大統領にいるのか知らないが、世界は下品な米国大統領に振り回されるのだろうか。

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