中共政府の敵は中国だ。

沖縄県糸満市の平和祈念公園で24日午後に行われた台湾出身戦没者の慰霊祭に参列した台湾の李登輝元総統(95)は、琉球華僑総会が同日、糸満市のホテルで主催した晩餐(ばんさん)会でスピーチし、日台間の交流拡大に加え、「中国こそアジア情勢を最も不安定にしている」と指摘し、覇権主義的な動きを強める中国を厳しい口調で批判した>(以上「産経新聞」より引用)

 台湾の李登輝元総統が指摘するまでもない。アジアを不安定化させている元凶は間違いなく中共政府の中国だ。
 中共政府がアジアの安定と平和を望むなら、実現は実に簡単だ。中共政府が膨張主義を捨てて、他民族支配をやめれば良いだけだ。それで中共政府の中国が失うものは何もない。

 もちろんチベットやウィグルの人たちの土地からも中共政府は手を退いて、それぞれの土地はそれぞれの住民たちに任せるべきだ。それだけのことで中共政府の中国はアジアの安定化と平和に大きく寄与できる。
 中共政府の中国に触手を伸ばす国は見当たらない。中共政府が軍拡と膨張主義を放棄するだけで良い。なぜそれほど簡単なことが中共政府に出来ないのだろうか。

 たとえ膨張主義を推し進めて、南シナ海を完全に支配し、東シナ海の制海権を握ったとして、それが何を中国にもたらすというのだろうか。現代世界で先の大戦以前の世界のように植民地主義が容認されることはない。
 他民族を奴隷として使役することは国際的に許されない。しかし許されないことのギリギリを中共政府の中国はチベットやウィグルで行っている。国際社会が中共政府の所業を批判しなくなれば、中共政府は今よりも間違いなく増長するだろう。だから私たちは他国民族を侵略し軍事力で支配している中共政府の中国を批判しなければならない。

 台湾の李登輝元総統は知日派として知られているが、台湾の独立を護る人でもある。国連は中共政府の中国を「中国」と認めて、台湾を国連から排除した。しかし、その選択は余りにご都合主義に過ぎる。
 国連のそうした有り様がアジアに「火種」を残した。なぜ軍事力による政権樹立を批判しなかったのだろうか。なぜ中国の正式な国家を中国民の選択に委ねなかったのだろうか。

 私は国連を「戦勝国クラブ」と揶揄して批判する。戦争で勝った国が発言権を持つ、というのが国連の基本姿勢だ。それでは軍拡を促し、軍事力信奉国家を生むだけだ。
 中共政府の中国は「やり過ぎ」だ。かつて中国は華北家中華南の三地域から成り立っていた。チベットやウィグル地域は中国ではなかったし、旧満州も中国ではなかった。他民族を版図とともに切り従えた国家は、その成り立ちゆえに常に不安定だ。

 中共政府の中国の敵は台湾でもなければ米国でもない。もちろん韓国や日本でもない。中共政府の中国の敵はまさに国家としての成り立ちそのものだ。ゆえに、中共政府の中国は存在している限り内紛の絶えない不安定国家だ。

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