「電気自動車」押しのプロパガンダに騙されてはならない。

 先日フランスが2040年までにガソリンエンジン車を禁止にして電気自動車に切り替えると発表したのに対して、私は日本の自動車産業に敗退した国によるプロパガンダだと批判した。フランスの動きに中国も同調して2040年までに電気自動車に切り替えると発表した。
 それらはCO2温暖化説を前提としたCO2削減の動きとして報じられたが、そもそもCO2温暖化説そのものが怪しい。なぜなら原始地球に酸素は存在せず、80%近くを占めるチッソと20%近いCO2が大気組成の殆どすべてだった。それにも拘らず熱地獄だった地球は寒冷化し、植物生命が誕生して光合成が始まり酸素が大気に放出されだした。

 現在の大気にチッソの占める割合は変わらないものの、次に占める気体は約16%を占める酸素だ。CO2は0.37%ほどでしかなく、ほとんど問題にならないほどの濃度でしかない。
 しかもCO2が現在よりも多かった当時ですら、数度の氷河期と間氷期が繰り返されたのは周知の事実だ。かつてバイキングがグリーンランドを発見した当時、緑なす大地が広がっていたため、その土地をグリーンランドと命名した。

 CO2温暖化説は国際的に仕組まれたプロパガンダでしかない。それを利用して内燃機関の自動車を排斥して、電気自動車に切り替えようとする謀略が進められている。なぜなら現行のクリーンにして省エネのエンジンは日本の企業にしか造れないからだ。
 同様にオートマチック車に積載される高効率なトランスミッションも日本企業の独壇場になっている。それらを排斥するには電気自動車に切り替えるしかない。そうした陰謀の結果がCO2削減を理由とする電気自動車への切り替え宣言だ。

 CO2が地球温暖化をもたらし、何が何でもCO2を削減しなければならないと固く固く思い込んでいる偏執狂がいたとして、果たして電気自動車はCO2排出削減に繋がるのだろうか。
 電気がすべて火力発電で作られているとして、正式な機関で算出されているエネルギー効率の数字を使用して計算してみる。まず発電効率は59%で、送電・変電ロスが約5%で、EV充電時の効率が約90%、そしてモーターのエネルギー効率が最高の80%として、それらを乗じてみると総合電気自動車のエネルギー効率は35.8%となる。

 それに対してガソリンエンジンの熱効率は40%を達成している。電気自動車の方がCO2削減になる、という主張は怪しい。それも思い込みの一種のように思える。
 そして世界で電気充電スタンドが到る所に設置されている地域がどれほどある、というのだろうか。電気インフラすらない地域だって地球上にいくらでもある。極寒のシベリアで電気自動車で移動することを誰が望むだろうか。熱地獄のサハラ砂漠を誰が電気自動車で横断しようと思うだろうか。

 百歩譲ってガソリンエンジンはCO2削減にならない、というのなら水素エンジン車を推奨してはどうだろうか。もちろん水素は化学工場の製造過程で副産物として組成されるし、太陽光発電の電気で水の電気分解を行えば直工インバータの必要もなく水素を発生させられる。
 電気分解による水素発生の熱効率は電解質も改良され、最大の効率を実現した本田技研工業のシステムでは95%を超えている。平均でも70%以上となっている現状から、石油依存からの脱却とエネルギー源の地域分散化から太陽光発電による水素製造が望ましい。

 そして水素で走る自動車はマツダのロータリーエンジンが既に実用化している。嘘だと思うなら広島県庁や広島市役所に問い合わせれば解る。そこではマツダのロータリーエンジン車が公用車として使われている。
 日本政府がなぜそのことを広く国内のみならず世界へ公報しないのか不思議でならない。再生エネで自動車が走るようになるとサウジアラビアの指導者が「石器時代が終わったのは石がなくなったからではない」と言っていた意味が現実のものになるだろう。

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