野党連合は「小異を捨てて大同に就く」を合言葉にして国民のために自己主張を少し控えよう。

民進党の小川敏夫参院議員会長は26日の記者会見で、離党して立憲へ入党する考えを表明。「立憲に行く人が10人くらい、無所属が7人くらい」と述べ、参院会派の民進党(41人)で計17人が新党に参加しないとの見通しを示した。このうち難波奨二氏ら5人は、5月7日にも立憲に入党するため離党届を提出する意向だ。
 衆院でも岡田克也元代表が束ねる民進系会派「無所属の会」の約10人が26日に協議し、新党に参加せず会派を存続させることを確認した。岡田氏に近い中川正春元文部科学相は「(無所属の会で)今まで通り活動する」と記者団に語り、安住淳元財務相も27日に新党不参加を表明する。同会派に所属していない玄葉光一郎元外相は、無所属で活動する考えを示した。
 一方、希望は26日の両院議員総会で、保守系の松沢成文参院議員団代表ら5人との分党を正式に決めた。さらに、「新党の原発ゼロ政策や安全保障関連法への対応があいまいだ」として、大串博志衆院議員らリベラル系議員が新党参加を見送るという見方が強い。大串氏は記者団に「支援者と相談して慎重に決めたい」と保留した。
 希望のうち新党不参加組は、保守系とリベラル系で計15人程度とみられる。また、分党後の「希望の党」に参加すると表明していた長島昭久衆院議員は、参加を見送り、無所属で活動する方針に転じた。
 このため希望・民進が合流する新党は、衆院で野党第1党には届かない情勢だ。参加する議員は衆参両院で計70人を下回る可能性が高く、立憲民主党が引き続き第1党を維持しそうだ>(以上「毎日新聞」より引用)

 野党連合を急がなければならない。安倍氏周辺が解散風を吹かせて「モリ カケ スパ」疑惑で硬直状態の政局を打開したい思惑があるからだ。
 希望の党と民進党の合流がなかなか不協和音が鳴って上手く行かないように報じられているが、当然といえば当然だ。なぜなら岡田氏たちと一部希望の党の国会議員は民主党時代に「第二自民党」へと政策転換をやった連中だからだ。

 立憲民主党にも菅氏や野田氏など、首相経験者たちもTPP参加や消費増税10%といった2009マニフェストにない馬鹿な政策を突如して発狂したかのように叫んだ民主党大敗の戦犯者たちがいる。彼らは第二自民党へと民主党を衣替えさせようとした民主党にあるまじき国民政党に似つかわしくない政治家たちだ。サッサと自民党へ入党要請を出したらどうだろうか。
 同様に、希望の党へ入党条件を呑み込んだ政治家諸氏も国民政党に相応しくない。彼らは自民党別動隊の小池新党に入党することで選挙に勝ちたいとの思惑から野党連合結成を邪魔した愚かな政治家たちだ。政治信念よりも選挙を優先させたのは政治家として落第といわなければならない。

 しかし落第した不出来な政治家であっても小沢一郎氏の許で修業を積めば少しは使える政治家になれるだろう。「小異を捨てて大同に就く」という精神で野党連合を成立させなければならない。
 野党第一党の立民党に付きたい、という民進党の連中は余りに自分勝手ではないか。まずは希望の党と合流できないで立民党とも合流できない。次期総選挙では野党は各党が合併しようが協調しようが形態はどうであれ、小沢一郎氏の選挙区調整により各選挙区で候補者を一本化し、政策を2009マニフェストを下地に統一マニフェストを作り上げて選挙を戦うしかない。

 しかしたとえ野党連合が衆議院で大勝し政権交代したとしても、参議院は自公が圧倒的多数を占めたままだ。ネジレ政局になることは避けられない。
 そうした困難な政局を乗り切れる政治家は小沢氏を措いて他にない。彼ほど困苦を乗り越えてきた政治家が他にいるだろうか。彼ほど政界のみならず財界から官界へ顔が広い政治家が他にいるだろうか。そして検察とマスメディアによる三年有余のプロパガンダに耐えて政界で活躍を続ける政治家が買っていただろうか。

 ヒヨコのような連中ではネジレ政局は乗り切れない。自己主張を少しは控えて、国民のために野党連合を成立させるために汗を流してはどうだろうか。
 かつて民主党が政権を獲得したのは小沢氏の働きがあったからこそだ。今度こそ、小沢氏に総理大臣になって頂いて、「国民の生活が第一」の政治を実現して頂こうではないか。

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