こうして米国の戦争に日本が巻き込まれていく、という危険性を全く考慮しない大馬鹿タレ。

��安倍晋三首相は22日の衆参両院本会議で行った施政方針演説で、安全保障関連法で可能となった自衛隊による米軍の艦船や武器などの防護に関し、「北朝鮮情勢が緊迫する中、自衛隊は初めて米艦艇と航空機の防護の任務に当たった」と語った。

 自衛隊による米艦艇防護の実績は既に判明しているが、米軍機は初めて。

 首相は演説で「互いに助け合うことのできる同盟は絆を強くする。日米同盟は間違いなく、かつてないほど強固なものとなった」と意義を強調した。

 米軍機防護に関し、西村康稔官房副長官は22日の記者会見で「実施の逐一について答えを差し控えたい」と時期など詳細な説明を避けた。今後の情報公開に関しては「実施した内容について、国家安全保障会議(NSC)への報告後に可能な限り最大限の情報公開を行う(のが政府方針だ)」と説明した。

 米艦などの防護は自衛隊法に新設され、日本の防衛のために活動する米軍の艦船や航空機の防護が可能となった。海上自衛隊の護衛艦は昨年5月、米海軍補給艦を防護する任務を初めて実施。ただ、政府側は公式にはこの任務も認めていなかった>(以上「時事通信」より引用)

 国会の施政方針演説で安倍首相が「自衛隊は既に米軍の防御活動を行っている」と明かした。それが日米軍事同盟の絆を深める、と自画自賛しているが、同時に日本を米国の戦争に巻き込む危険性を孕んでいることに気付いていないようだ。
 戦争に巻き込まれる、ということは敵・味方に分かれた者がお互いに殺しあう、ということだ。自衛隊が日本に攻め込んだ軍ではなく、米国の「敵」に対してその領海や果ては領土にまで侵攻して攻撃する事態もあり得ると安倍氏は国会で発言した。

 これは重大な意味を持っている。つまり明確な憲法違反を安倍氏は国会の施政方針演説で犯したと述べたのだ。それに対して日本のマスメディアは蜂の巣を突っついたかのような大騒動になるかと思いきや、むしろ東京の「雪」に関しての報道に大騒動を演じている。
 日本のマスメディアはどうかしている。日本が戦争をする国家にしようと企む安倍自公政権によって、開戦の淵に立たされているというにも拘らず、そのことに関して全くの不感症に陥っている。この言論機関の危機感の欠落はどういうことだろうか。

 「米艦などの防護は自衛隊法に新設され、日本の防衛のために活動する米軍の艦船や航空機の防護が可能となった。海上自衛隊の護衛艦は昨年5月、米海軍補給艦を防護する任務を初めて実施。ただ、政府側は公式にはこの任務も認めていなかった」と時事通信の記事にある通り、憲法違反の「戦争法」で日本の自衛隊は米艦等の防護が可能になった。
 しかし実際に戦闘行為が起きれば、防護と防御と、襲来した敵機攻撃と、敵基地攻撃と、一連の行為にはすべて繋がりがあって、苛烈な戦争行為が発生すればズルズルと自衛隊が戦争に巻き込まれるのは誰の目にも明らかだ。それは明確に憲法に違反する。

 つまり「戦争法」が憲法に違反しているから、現実に戦争が起きれば自衛隊は憲法違反の挙に出ざるを得ない。「混載紛争の解決に武力を用いるのを永遠に放棄する」と定めた崇高な平和憲法の精神は何処へ行ったのだろうか。
 北朝鮮の核開発やICBM開発の脅威は日本が関与すべきものではない。核に関しては「核クラブ」国が関与すべきマターだし、ICBM開発に関しては米国の問題だ。米国の核の傘に守られている、などという虚構を信じてはならない。米国の核は米国も守らない。ただ世界人類を破滅へと導くだけだ。

 いや米国の核だけではない。核クラブ諸国と核クラブ入りを願っている狂気の国々も世界人類を滅ぼす危機を拡大しているだけだ。世界は「戦争」と「核」の狂気に満ちている。中世を「宗教裁判」と「魔女狩り」の暗黒の世紀と笑うことは出来ない。未来に人類が生き延びていたとしたら、未来人はこの20世紀から21世紀の時代を「狂気の世紀」と呼ぶだろう。
 地球を何千回も破滅させる核兵器を保有しあって「武威を誇っている」狂気の沙汰を世界のトップリーダー国が演じ競い合っている、というのは狂気そのものだ。決してマトモな大人の世界ではない。悪ガキが大きな顔をして世界を引っ掻き回している世紀だ。その悪ガキの仲間入りを必死で願っているのが安倍氏とその仲間の与党国会議員とその支持者たち有権者たる日本国民だ。こうして米国の戦争に日本が巻き込まれていく、という危険性を全く考慮しない大馬鹿タレどもだ。


このブログの人気の投稿

それでも「レジ袋追放」は必要か。

麻生財務相のバカさ加減。

無能・無策の安倍氏よ、退陣すべきではないか。

経団連の親中派は日本を滅ぼす売国奴だ。

福一原発をスーツで訪れた安倍氏の非常識。

全国知事会を欠席した知事は

安倍氏は新型コロナウィルスの何を「隠蔽」しているのか。

自殺した担当者の遺言(破棄したはずの改竄前の公文書)が出て来たゾ。

安倍ヨイショの亡国評論家たち。