安倍自公政権は社会正義に対する反面教師だ。

神奈川県教育委員会は27日、女子生徒にわいせつな行為をしたとして、相模原市と平塚市の県立高校の男性教諭2人をいずれも停職6カ月の懲戒処分とした。わいせつ行為による本年度の懲戒処分は計7人となり、桐谷次郎教育長は緊急校長会で「非常事態」を宣言、再発防止を呼び掛けた。

 県教委によると、相模原市の教諭(40)は2016年1月~今年11月ごろ、生徒2人に抱きつくなどした。平塚市の教諭(23)は今年6~11月ごろ、生徒とキスするなどした。2人は27日付で退職した。

 いずれも無料通信アプリLINE(ライン)による私的なやりとりが確認され、県教委は緊急校長会で、教諭と生徒が会員制交流サイト(SNS)で連絡を取らないよう指導した。

 県教委は、県レスリング協会の役員として補助金約969万円を不適切に処理していた県立高校の男性教諭(62)も停職6カ月の懲戒処分とした。27日付で退職した>(以上「サンスポ」より引用)


 昨今、警察官の飲酒運転事故や教師のワイセツ事件など「あるまじき」事件が多発している。もちろん政治家の「不倫」や「不適切な異性関係」なども世間を騒がせている。

 彼らは国民の範となるべきを自ら選択した人たちのはずだ。社会の木鐸として若者や国民を導くことを職業としたはずだ。そうした自覚もなく「安定している」とか「給与が良い」とか「待遇が良い」から「就職した」というのなら自らのその職に対する適正から問い直すべきだ。


 自ら「教師は聖職ではない」という人はサッサと退職して頂きたい。それは「自衛官も人だから戦闘の場から逃げて良い」というのと何ら変わらないからだ。

 命を懸けて職責を全うする、というのはすべての職に関して同じだ。人は社会の一員として生きている限り何らかの責任を負って、全うすべく努力すべき存在だ。


 そうした基本的な人生観の涵養を家庭や社会や学校が提供しなくなった。その場限りの泡のような「お笑い芸人」の楽屋話や、豪華グルメや豪邸紹介などを垂れ流すテレビ番組など、社会の公器としての自覚が番組制作者にあるのだろうか。彼らの番組がいかなる作用を社会に与えているかを考えたことがあるだろうか。

 使い切れない財産はないのと同じだ。どんな豪邸に暮らしても、心貧しい人は絶えず心の深層に渇きを抱いている。不倫や不純異性交遊は「不正」だから背徳感が麻薬のように脳の社会性の部位に作用し感覚がマヒして「楽しい」と誤解しているだけだ。


 昔から自律出来ない人が問題を起こしてきたが、自律できない人は社会的にも自立出来ない。何らかの犯罪に手を染めて「依存」しなければアイデンティティーを確認できなくなる。

 それは心の病だ。「○○依存症」という病だ。不純異性交遊でなければ心が癒されない、というのは我欲の強いジコチューに他ならない。教職を選択した時点で思いやりや弱者を扶ける豊かな人間性を確立していなければならない。自らを振り返って、そうした気持ちが強くないと感じたら教職に就いてはならない。


 職によって適正は異なる。少なくとも社会の木鐸たるべき職を目指すなら、人一倍社会性に関して意識して過ごして来たと言える人でなければならない。

 日本の社会は確実に劣化していると感じる事件が余りに多過ぎる。事件にならないまでも国会でシレッと大嘘を付く官僚が「出世」するなどという反面教師を政権与党が演じているバカバカしさを日本国民は目撃している。そうした意味でも安倍自公政権は万死に値する。



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