地球温暖化の名称を止めるべき

 宗教は基本的に「思考停止」が絶対条件だ。キリスト教も三位一体説やキリストの復活を信じなければ始まらない。
 新興宗教でも教祖の言葉を頭から信じなければ始まらない。だから創価学会でも「頭を取れ」と会長時代の池田某が叫んでいたのだ。「頭を取れ」とは低俗な「お前の頭脳で判断するな。すべては高尚な俺の教えに従って財務に励め」というもののようだ。

 地球温暖化もそうした段階に達している。ラジオから流れるMCの言葉を聞いていると温暖化説の専門家でもないはずのMCが「この夏の異常気象も温暖化が原因だ」とのたまっていた。八月に入って連続降雨日が二十日近くもあって、それが70年ぶりの記録だそうだ。
 しかし70年ぶりの記録というのは地球規模でいうと天変地異でも何でもない平常ということだ。そしてクダンのMCは「異常気象はここで寒ければ別のところでは暑い、といった異常を各地で起こすのだ」と付け加えていた。

 地球大気の温度は太陽エネルギーの影響を受けているのだから、地球に到達する太陽エネルギーに異常がない限り、地球全体の大気温度に変動はない。だからどこかが寒ければどこかが暑くなるというのは当たり前だ。
 各地で道路が水没する異常事態が起きている、とMCは地球温暖化が諸悪の根源であるかのように得々としゃべっていたが、都市設計で毎時50ミリの雨まで対応できるように道路側溝や雨水処理は出来ているから、それを上回る降水に対して道路に雨水が溢れるのは当たり前だ。異常事態でも何でもない。

 そもそも地球温暖化を叫びだした狙いは自動車の排ガス規制が狙いだった。輸入車の排ガス規制をまず厳しくして輸入車を減らそう、というものに使われた。しかし日本車だけは次々と厳しい排ガス規制をリクアし、欧米諸国は日本のエンジンに敵わないことを悟った。それを決定つけたのがVWの排ガス・ソフトの不正操作だった。
 そしてついに、究極的な決着として欧州諸国は「内燃機関の全廃」を打ち出した。それも地球温暖化対策という名目で、だ。電気自動車に変えればCO2排ガスは出ない、というのが理屈のようだが、電気を火力で作れば同じことだ。原発なら最終処分とそのコストが見合わないことは世界のコンセンサスになっている。

 マスキー法など排ガス規制先進国の米国が「内燃機関全廃」スクラムから漏れているのは原油歳出第一位の国だからだ。ガソリン消費を抑制するのを米国内の石油既得権者が許すわけがない。
 日本の自動車エンジンに敗れた欧州諸国が「エンジン・レス」へと動いただけだ。それも地球温暖化を理由にしての行動だが、電気がCO2を排出しないと信じ込まされている大衆は政府の決定に疑念を抱かないようだ。日本のマスメディアは同様だ。そしてMC氏のような馬鹿が「常識の論理」のように地球温暖化と異常気象を関連付けて「俺様」顔でマイクに向かう。

 CO2が大気組成の20%近い割合を占めていた原始地球がなぜ寒冷化したのか説明して頂きたい。なぜ数度の氷河期と間氷期が繰り返されたのか、説明して頂きたい。
 現在の大気組成は約21%の酸素と約78%のチッソが大部分を占めていてCO2は僅か0.032%に過ぎない。その0.032%濃度のCO2が地球温暖化に絶大な影響を与える、という論理こそ証明して頂きたい。

 科学信仰、という言葉も用いて私のような地球温暖化に懐疑を抱く者を批判する人もいるようだが、少なくとも妄信的に他人の説を信仰するよりは科学信仰の方がマトモだと思う。
 世界を席巻する一つの理論が拡散された時はまず疑いを持つべきだ。誰がその理論を拡散しているのか、その効果として何を彼らは手に入れようとしているのか。

 CO2排出による地球温暖化を避けるために電気自動車を、というスローガンは嘘がある。なぜ太陽光で水を電気分解して水素を作り、水素で動く自動車に切り替えるべきだ、という論がマスメディアの主流にならないのだろうか。
 水素で稼働するエンジンならマツダのロータリーエンジンにかなうエンジンはない。欧米にとってそれは真に不都合だから電気自動車と主張しているだけだ。彼らの言動はすべて「利」の長期戦略に基づいている、と知るべきだ。

 そうした欧米の利得権益者たちの尻馬に乗って「CO2地球温暖化」といった皮相な論理を振り回している馬鹿なMCたちは、少しは恥を知ってはどうだろうか。


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