北朝鮮の軍事的脅威を育てた責任は米国と中国とロシアにある。

<米トランプ政権が朝鮮半島近海に原子力空母カール・ビンソンを派遣し、単独での対北朝鮮軍事行動も辞さない構えを見せることに対し、北の金正恩(キム・ジョンウン)政権は一歩も引かず、米国と全面対決する姿勢を示している。一方、中国は米国の先制攻撃阻止へ外交攻勢に乗り出した。

 中国の習近平国家主席は12日、トランプ大統領と電話会談し、改めて自重を促したほか、韓国に高官を派遣し対話による問題解決の重要性を強調、米韓の足並みの乱れを誘っている。シリア攻撃で米国と対立するロシアとも連携を強める意向だ。

 中国外務省によると、習氏はトランプ氏との電話会談で、朝鮮半島の安定維持に向けて「平和的な(北朝鮮)問題の解決」を主張した。両者は6、7の両日に米国で首脳会談を行ったばかりで、電話会談は米側の要請で実現したという。

 中国における北朝鮮政策の基本原則は「朝鮮半島の安定」を維持することだ。中国が最も恐れているのは、北朝鮮国内が大混乱に陥り、(1)朝鮮半島の安全保障のバランスが崩れる(2)国境付近の北朝鮮の核施設が危険にさらされる(3)大量の北朝鮮難民が押し寄せる-事態を招くことである>(以上「産経新聞」より引用)


 米国は米国本土が北朝鮮の核ミサイルの脅威に晒されそうになって、初めて本格的な軍事行動を起こした。それはイラクやシリアに対する大量破壊兵器の存在証明なしに軍事制裁を加えたのとは全く異なる対応だ。

 北朝鮮の軍事的脅威を直接受けるのは韓国と日本であって、中国とロシアは高みの見物と決め込んでいた。しかし核開発が進み、しかも大陸間弾道ミサイルICBMが開発されつつある現在、中国もロシアも制御不能の鬼っ子・金独裁政権に脅威を感じ始めた。


 安倍氏は自分の政権の間に北朝鮮から拉致被害者を取り戻す、と大見得を切っていたが、何もしないまま五年間が過ぎ去った。無能な政権だという本質が露わになっているが、日本のマスメディアは一切批判しない。

 そして北朝鮮のICBMミサイルが開発されても日本には何の関わりもないが、騒ぐのなら日本を飛び越えたノドンの段階で大騒ぎすべきだった、が日本のマスメディアは米国のポチらしくICBM開発段階で本気で騒ぎ出した。


 それならなぜ原発再稼働を批判しないのだろうか。核爆弾を搭載していなくても、通常爆弾を原発に撃ち込めば北朝鮮は核爆弾を投下したのと同様の効果を手にできる。

 日本のマスメディアは原発再稼働を問題にする前に、全国の原発にそのままプールされている使用済み核燃料棒を安全な箇所へ集めよ、となぜ発言しないのだろうか。日本のマスメディアは誰のために存在しているのだろうか。


 三人のジャイアンが集まって、リトル・ジャイアンに育った金正恩の扱いに窮している図は滑稽というしかない。それが「国際政治」だというのなら、この21世紀の人類は何と未開な連中なのだろうかと呆れて二の句が継げない。世界平和を担う「国連安保理常任理事国」の3/5が集まって角突き合わせているとは悲劇でしかない。これが国連の実態だ。



このブログの人気の投稿

それでも「レジ袋追放」は必要か。

麻生財務相のバカさ加減。

無能・無策の安倍氏よ、退陣すべきではないか。

経団連の親中派は日本を滅ぼす売国奴だ。

福一原発をスーツで訪れた安倍氏の非常識。

全国知事会を欠席した知事は

安倍氏は新型コロナウィルスの何を「隠蔽」しているのか。

自殺した担当者の遺言(破棄したはずの改竄前の公文書)が出て来たゾ。

安倍ヨイショの亡国評論家たち。