人を不幸にしない自動運転車の開発を急げ。

<13日午前7時40分ごろ、東京都小金井市貫井南町の都道交差点を自転車で横断中の府中市浅間町のパート、松田由子さん(61)は、小平市仲町の無職、小林伸好さん(82)の乗用車にはねられ、転倒した際に路面に頭を強く打って死亡した。警視庁小金井署で詳しい事故の原因を調べている>(以上「産経新聞」より引用)

 連日のように高齢者が運転する自動車が暴走して歩行者に危害を与え、死に追いやっている。それに対してコメンテータ氏たちは「高齢者の免許更新を厳しくせよ」と異口同音に主張している。
 しかし地方では車がなければ暮らせない公共交通機関のサービスのない地域も多い。病院一つ通うにしても、バスなどを利用すれば早朝に出掛けて、帰宅は夕暮れてからということも少なくない。どうしても自動車を手放せないのが現状だ。

 自動運転車の開発が急がれる。完全な自動運転でなくても、カメラの人認識装置のような装置を付けて、少なくとも人に危害を与えない自動車の開発を急ぐべきだ。人が「走る凶器」となって人に危害を与えるのは自動車が工業製品として「未完」である証拠だ。
 自動車が自動車を認識して衝突前に停止する装置は既にある。そうした進行方向の前面の障害物を認識する装置の認識装置を高度化して、人認識にまで持って行けるなら、人を認識して自動停止する自動車の開発はそれほど困難ではないだろう。

 高齢者を運転から排除するのは自動車が暴走する原因のある程度の部分を排除できるだろうが、すべてではない。突然の発作や不注意で若い人でも暴走させることはある。
 高齢者を運転車から排除するのではなく、自動車が自動運転の範囲を広げて、人に対してより安全な「工業製品として本来の製品」になる必要がある。自動車製造メーカーはそうした努力を長年怠って、多くの人を事故の当事者に仕立てて来たに過ぎない。


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