公務出張とバカンスとは異なる。当然、道中も「公務」だ。

<稲田朋美防衛相は15日(日本時間同)、アフリカ東部ジブチを訪問し、同国を拠点にソマリア沖アデン湾で海賊対処活動を展開している自衛隊部隊を激励した。訓示で「海上交通の安全は依然として予断を許さない。今後も海賊対処を確実に実施することが必要不可欠だ」と述べ、自衛隊派遣を継続する考えを示した。

 訓示後、記者団に「非常に重要な役割を担っている。今後、一層の活用の在り方も検討したい」と述べ、機能強化を図りたいとの認識を示した。
 稲田氏の外遊は防衛相就任後初めて。訓示で「皆さんの活動は各国から高く評価されている。強い信念と誇りを持ち、開かれ、安定した海洋を守る重要な課題に取り組んでほしい」と強調した。

 この後、ジブチのゲレ大統領、バードン国防相とそれぞれ会談した。
 稲田氏は海上自衛隊のP3C哨戒機に搭乗し、上空から海自護衛艦の活動状況を視察する予定。南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に派遣されている自衛隊部隊の幹部から現地情勢の報告も受ける。

 アデン湾は欧州・中東と東アジアを結ぶシーレーン(海上交通路)の要所。アデン湾での海賊被害の発生件数は、ピーク時には年間200件を超えたが、近年は昨年初めて0件となるなど、低い水準を維持している>(以上「共同通信」より引用)

 防衛大臣が国民鎮魂の日の終戦記念行事を欠席してまで海外のジブチへ出掛ける必要があったのか、大変疑問だ。しかも出国の際の衣装にはひっくり返るほど驚いた。防衛大臣は秘書へ出掛ける気軽な「オネエちゃん」のような井出達で、空港内でサングラスまで着用していた。
 これが一国の防衛を担う大臣かと思うと情けなさに涙が出た。防衛大臣の任にある間、一瞬たりとも気の抜けない緊張感に満ちているべきだ。眦を決して世界の諸情勢に気を配り、絶えず尖閣諸島近海やその空や、南シナ海のキナ臭い現状、さらには北朝鮮の危険な非遊びに熱中しているガキ独裁者、と気配りすべき事項は多義に渡るはずだ。

 そうした危機感を常に持つならば、一瞬たりともバカンス海外旅行に出掛けるような衣装に身を包もうという気にはなれないはずだ。しかし防衛大臣は終戦記念日に常日頃主張している「靖国参拝」をしなかった。
 言行不一致の防衛大臣なぞ危ない。日本の防衛が危機的状況になった際、この大臣は自衛隊の最高責任者として陣頭指揮が執れるのだろうか。お友達、お気に入り人事にうつつを抜かした安倍氏の末期的な内閣の素顔を見たような気がする。


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