選挙投開票の完全IT化を望む。

 なぜ日本ほどITインフラの整っている国で投票用紙に手書きする「投票」が現在も行われているのだろうか。米国などのようなマークシート方式にせよとは言わないが、完全IT化して人為の入り込む余地をなくした方が「選挙違反」の疑惑を持たれなくて良いのではないだろうか。
 システムを組むまでもなく、投票所入場通知のはがきに個人識別情報を刷り込み、投票所のディスプレイパネルで投票する前に識別読み取り装置に翳すようにすれば一度投票すれば自動的に二度と投票できなくなる。しかも投票結果は投票終了と同時に表示できて、開票作業の無駄な経費削減にも繋がるし、疑問票の解読に無駄な時間を割く必要もなくなる。

 しかも最大のメリットは個々人が自分は誰に投票したかが後に確認できることだ。個人情報が流出しないか、誰に投票したかが分かることにより不利な扱いを受けないか、などといったネガキャンが起こるだろうが、投開票の透明性はそうしたネガキャンを遥かに凌ぐだろう。
 またプログラム操作による不正があったとしても、投票の原始データがキチンと残っていれば、人々は自分が誰に投票したかが分かり、後々の投開票にかかわる紛争時に証拠として当選人に必要数以上に有権者が投票データの開示を請求すれば投票結果が後でも検証できる。

 現行制度は後に「自分が誰に投票した」かが分からないのが最大の欠陥だ。落選した候補者が投票用紙の開示を求めることは出来るが、それはあくまでも疑問票の判定という限定された用途で有効なだけだ。
 数千、数万票という不正に対して、現行制度は検証する術がない。「私は誰それに投票した」と主張する人が当選人以上にいたとしても、その証拠は何もない。つまり現行の投開票制度は不正をした者のやり放題だ。選管を黙らせ権力者を黙らせたなら、文字識別装置のプログラムを改竄するのは、識別装置により仕分けするのを設定するのと同様の手順で簡単に出来る。機械により文字を識別し仕分けしているから完璧だ、というのはITを知らない者の妄言だ。

 最も不正が入り込ませやすいのはIT利用の途中で人の手が加わることだ。選挙開票場でのITとは文字識別装置と仕分け選別・計数機でしかない。そのプログラムの改竄さえ出来れば、あとは素人マジシャン並みの投票用紙の隠匿と、プログラム改竄による投票総数の統計数字の改竄だけだ。
 そうした選挙の開票作業に関わる者にやる気さえあれば簡単に不正が出来る投開票方法をなぜ改正しようとしないのだろうか。現行の投開票に抱く疑義は決して私一人ではないだろう。早急な完全IT化を望む。


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