欧米諸国はグローバリズムに疲れ切っている。

<調査会社オピニウムが公表した英世論調査によると、欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票を翌日に控え、離脱を支持するとの回答が残留を1ポイント上回った。
 離脱派が45%に対し、残留派は44%だった。 前回調査(14━17日実施、18日公表)では、離脱派、残留派が44%で並んでいた。 発表を受けて、ポンド<GBP=D4>は売られ、対ドルで一時1.4665ドルまで値を下げた>(以上「ロイター」より引用)

 米国でも世界警察の役割から降りて、世界に展開している軍を大幅に後退させると主張するトランプ氏が共和党の大統領候補になった。彼はメキシコ移民を徹底して締め出すために国境に頑丈な壁を築くと言っているし、イスラム教徒の移民は禁じるともいっている。
 あれほど難民を受け入れていた欧州諸国も今や中東からの難民受け入れに否定的となり、ドイツのメリケル氏も難民受け入れに抑制的になっている。

 英国のEUから離脱派の論拠の一つに難民や移民問題を上げている。英国民は移民により職を奪われ、治安も悪化して良い国は何もないと主張している。
 大量移民を受け入れた欧州諸国はその弊害に悩まされている。社会保障の完備した国というイメージのスウェーデンの殺人件数は人口10万人単位で比較すると日本よりも多く、移民による強姦事件が増加して社会不安を招いている。

 日本も安倍氏が20年間2000万人という具体的数字を挙げて労働移民を促進しようとしているが、それに反対する国民も多い。それでなくても現在の永住外国人230万人程度ですら韓国人や中国人が多く暮らす地域では文化や慣習から地域住民と様々な軋轢が生じている。
 英国のEUからの離脱か否かの国民投票がいよいよ今日23日に実施される。現在の世論調査では両派が拮抗しているようだが、その結果離脱派が破れようと英国はEUと距離を置いた政策を打ち出さざるを得なくなるだろう。

 世界は米国主導のグローバリズムに疲れ切っているようだ。ただ日本だけが周回遅れのグローバリズム推進をしている。安倍自公政権は口を開けば「構造改革」を叫び、米国基準のグローバリズムに日本の間尺を合わせようと無理を国民に強いている。
 そのご本尊の米国はm基準を頑なに拒否してマイル基準を使用している。つまり米国の主張するグローバリズムとは米国基準の押付けに他ならない。「テロとの戦い」も米国基準の押付けの一つだ。

 安倍自公政権は日本の自衛が脅かされいなくても、米国の和うせいで世界で戦争のできる国にしようとしている。これも周回遅れの米国基準のグローバリズムの履行の一つに過ぎない。こんなバカな国に日本をして良いのか、今回の参議院選挙で国民の意が問われようとしている。
 奇しくも安倍氏の側近といわれる稲田氏が「国民の生活が第一の政治は良くない」などとトンチンカンな発言をしている。彼女にとっては米国様が第一の政治こそが日本のために必要だと言いたいのだろうか。馬鹿な政治家が増えたものだ。


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