PCとタブレットは別物だ。

 WIN10へのアップグレードの案内が以前より私のPCにも届いていた。そこで野次馬精神旺盛な者として一日も早くWin10をダウンロードして使ってみたいという誘惑がムラムラと湧き上がっていた。
 そこへ、遂にWin10へのグレードアップの案内がPC画面上に登場した。なにぶんにもミーハーな私は何はともあれWin7からWin10にグレードアップしてみようと試みた。果たしてWin10のロゴやファイルは周到に準備されたもののようで、魅力的だった。

 Win10をダウンロードして動かしてみて、これは「何だろうか」と残念な気持ちで一杯になった。以前、時代の最先端たるタブレットを購入して残念な気持ちになったことがあったが、その時の気持ちに酷似したものだった。
 仕事の文書作成とブログなどの文章を書くためにWin7を入れたPCを使っている。しかしアンドロイドを入れたタブレットはWin7PCの代用にはならない。タブレットとPCとは似ているようでまるで別物だ。

 だがマイクロソフトはタブレットとPCを同時に満足させる共通ソフトをWin10で実現させようとしたようだ。Win7を残しつつタブレット型のディスクトップも使えるようにした妙なWin10を登場させた。
 実際に半日ほどWin10を使ってみて、私はあっさりとそのHDをPCから取り出してしまった。無料でWin10にグレードアップできる、という有難い機会だが、私は2020年でサポート・サービスが終わろうとWin7を使うことにした。サポート終了後のことは、その時に考えれば良い。

 PC専用のOSを見限ったマイクロソフトはPCを使う者から見限られることを忘れてはならない。なぜマイクロソフトはタブレットはタブレットで、PCはPCと「別物」と考えなかったのだろうか。
 確かにタブレットは急激な勢いで増えているが、PCが駆逐されているわけではない。仕事や趣味でPCを使用する者はPCでなければならない。タブレットは趣味の範疇に留まるが、大量の写真や動画を保存するのには適していない。

 ただPCのwordにも残念なところがある。たとえば文章の文字の大きさや形は一行でしか選択できない。特定の言葉だけのポイントやフォントを一行の中で別のモノに選択できない。文字の大きさも72ポイントまでしかなく、それ以上の大きさの文字は特別な絵文字の機能を使って描くことになる。それではポスターなどをPCを使って描くことは困難だ。
 マイクロソフトはPCでWinを使っているユーザーの要望を少しは聞いているのだろうか。タブレットPCでPC利用者もタブレット利用者も同時にマイクロソフトに取り込めると考えているとしたら大間違いだ。それこつ二兎を追うものは一兎をも得ず、という諺を改めて知ることになるだろう。


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